2012/08/02(木)
”三千櫻の責めを呑んでみたい。”
・・・年三さんの一言から生まれた「三千櫻 花あかり」。
責めというと、“裏三千櫻”なんてネーミングになりそうですが、それでは芸がない。
昼間の満開の桜が“表”なら、その“裏”は夜桜です。
夜(夜桜=責め)でも、辺りを明るくするほど綺麗な桜(美味しい三千櫻)になって欲しいと、「花あかり」の名前を提案させていただきました。
(「花あかり」とは、満開の桜のまわりが、夜でもぼんやり明るく見えることなのです。)
その「花あかり」が、23BYは以下のように進化して(変わって)再登場です。
①責め → 中取り になった。
②肩ラベルが、左)→ 右)に変わった。

左)22BYは、夜桜をイメージしたのでしょう。 右)23BY、中取りなのでスッキリ綺麗に?
③「生原酒」シールが、正面の胴ラベルのところ → 裏ラベルの上のところ に移動し、


④裏ラベルが、こんな風に変わりました。 (23BY 親爺のロットNo.は、「零/36」。ありがとう。)
⑤そして、酒蓋(1SBのキャップ)も変わりました。
従来は、赤地に三千櫻の銘がありましたが、銀色の無地(銘無し)になっちゃいました

キャップの裏側も、金色セロファンがなくなり、ビニールの穴あき形です。
この新しいキャップ、ダメでしたね。
きちんと閉めても、(ガス圧は高くない?のに)少し緩んで上にずれて(浮いて)きます。
1SBを冷蔵庫に横に入れるしかない人は、ちょっと困ったかも。(溢れたかもしれない?)
三千櫻の銘が入っている以前のキャップに戻して欲しいですね。せつに望みます。
「三千櫻 純米 五百万石 花あかり 中取り 23BY」。
三千櫻の本利きで。
三千櫻はあまり香らないお酒ですが、この「花あかり」は、その中では香るほうですねー。
スーッと清涼感ある香りはいつもどおりですが、そこに甘さを感じさせる香りです。
22BY責めは、口中ではとろ~んとしてましたが、
23BY中取りは、するする~と来ます。とても60%磨きの純米とは思えない綺麗さです。
そして中盤から、香りのイメージどおりのほの甘さ。フルーツ系のほの甘さ。
香りもそうですが、味わいにも清涼感を感じるのは、その酸の立ち方なのでしょう。
ほの甘さに酸が効いて、清涼感を感じさせたあと、
その酸がチョビ苦に変化してフェードアウト。
これは旨いです。

とろんとしてコクで勝負した・・22BY責め。 綺麗で爽やかなほの甘さ・・23BY中取り。
同じ「花あかり」でも、22BY責め と 23BY中取りは、別物ですね。
== 親爺のお好み度 == ★★★★☆
・22BYはズシンと重い豪速球。23BYは軽く投げても手元でホップする快速球。
・球筋が綺麗すぎて、もうちょっと荒れ球も欲しい。と思うのは贅沢? という事で★4つ。
【三千櫻 純米 五百万石 花あかり 中取り 23BY】
・原材米:中津川市内産五百万石、精米歩合:60%、酵母:協会14号
・アルコール分:16度、日本酒度:不明、酸度:不明、アミノ酸度:不明
・製造年月:2012年4月
・価格:2,840円(税込)/1.8L
【三千櫻酒造株式会社】 創業明治10年(1877年)、製造石高:約200石
・所在地:〒580-0201 岐阜県中津川市田瀬25番地、TEL:0573-72-3003
・最寄駅:JR中央本線 中津川駅(駅から車でないと無理) ⇒ 三千櫻酒造の地図
・代表者(蔵元)兼 杜氏:山田 耕司
・蔵見学:事前連絡すれば、OKだと思う。
【購入したお店】 ⇒ ルナ◇テーブル島本屋ネット店
↓↓ ポチっ ポチっ と ↓↓ ついでにポチっ と ↓↓ ご声援頂けましたら幸いです。

・・・年三さんの一言から生まれた「三千櫻 花あかり」。
責めというと、“裏三千櫻”なんてネーミングになりそうですが、それでは芸がない。
昼間の満開の桜が“表”なら、その“裏”は夜桜です。
夜(夜桜=責め)でも、辺りを明るくするほど綺麗な桜(美味しい三千櫻)になって欲しいと、「花あかり」の名前を提案させていただきました。
(「花あかり」とは、満開の桜のまわりが、夜でもぼんやり明るく見えることなのです。)
その「花あかり」が、23BYは以下のように進化して(変わって)再登場です。
①責め → 中取り になった。
②肩ラベルが、左)→ 右)に変わった。


左)22BYは、夜桜をイメージしたのでしょう。 右)23BY、中取りなのでスッキリ綺麗に?
③「生原酒」シールが、正面の胴ラベルのところ → 裏ラベルの上のところ に移動し、




④裏ラベルが、こんな風に変わりました。 (23BY 親爺のロットNo.は、「零/36」。ありがとう。)
⑤そして、酒蓋(1SBのキャップ)も変わりました。
従来は、赤地に三千櫻の銘がありましたが、銀色の無地(銘無し)になっちゃいました


キャップの裏側も、金色セロファンがなくなり、ビニールの穴あき形です。
この新しいキャップ、ダメでしたね。
きちんと閉めても、(ガス圧は高くない?のに)少し緩んで上にずれて(浮いて)きます。
1SBを冷蔵庫に横に入れるしかない人は、ちょっと困ったかも。(溢れたかもしれない?)
三千櫻の銘が入っている以前のキャップに戻して欲しいですね。せつに望みます。
「三千櫻 純米 五百万石 花あかり 中取り 23BY」。

三千櫻はあまり香らないお酒ですが、この「花あかり」は、その中では香るほうですねー。
スーッと清涼感ある香りはいつもどおりですが、そこに甘さを感じさせる香りです。
22BY責めは、口中ではとろ~んとしてましたが、
23BY中取りは、するする~と来ます。とても60%磨きの純米とは思えない綺麗さです。
そして中盤から、香りのイメージどおりのほの甘さ。フルーツ系のほの甘さ。
香りもそうですが、味わいにも清涼感を感じるのは、その酸の立ち方なのでしょう。
ほの甘さに酸が効いて、清涼感を感じさせたあと、
その酸がチョビ苦に変化してフェードアウト。
これは旨いです。


とろんとしてコクで勝負した・・22BY責め。 綺麗で爽やかなほの甘さ・・23BY中取り。
同じ「花あかり」でも、22BY責め と 23BY中取りは、別物ですね。
== 親爺のお好み度 == ★★★★☆
・22BYはズシンと重い豪速球。23BYは軽く投げても手元でホップする快速球。
・球筋が綺麗すぎて、もうちょっと荒れ球も欲しい。と思うのは贅沢? という事で★4つ。
【三千櫻 純米 五百万石 花あかり 中取り 23BY】
・原材米:中津川市内産五百万石、精米歩合:60%、酵母:協会14号
・アルコール分:16度、日本酒度:不明、酸度:不明、アミノ酸度:不明
・製造年月:2012年4月
・価格:2,840円(税込)/1.8L
【三千櫻酒造株式会社】 創業明治10年(1877年)、製造石高:約200石
・所在地:〒580-0201 岐阜県中津川市田瀬25番地、TEL:0573-72-3003
・最寄駅:JR中央本線 中津川駅(駅から車でないと無理) ⇒ 三千櫻酒造の地図
・代表者(蔵元)兼 杜氏:山田 耕司
・蔵見学:事前連絡すれば、OKだと思う。
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2012/07/31(火)
中山道69次。 47番目の宿:「大湫(おおくて)」 と 48番目の宿:「細久手(ほそくて)」。
皇女和宮降嫁の際、宿泊地となり休憩所となったところ。
岐阜県 瑞浪市 (「瑞浪」と書いて、「みずなみ」と読みます。) にあります。
”くて”とは、沼地・湿地の意味だそうで、
「大くて」は大きな湿地、「細くて」は細い湿地・・という意味になりますね。
この辺りの中山道は高原の樹海・湿地の中。
なるほど、ここには、その”くて”の源、土岐川が流れます。
土岐川のほとりに移り住み、庄屋を務めた初代:中島小左衛門が(元禄15年に)始めた酒造業・・を今に引き継ぐ「中島醸造」。 元禄15年といえば、忠臣蔵:赤穂浪士が討ち入りした年だ。

(↑ 『日本酒の基本』 枻出版 P.6 から転写。↑) 明治の築になる黒塀の立派な建物は、現在の建築法では建てられない木造五階建てを擁し、瑞浪のシンボル的存在になってるという。
そんな老舗蔵の伝統銘柄は「始禄」でした。
2002年、十四代目&実弟の杜氏&蔵人 の3人だけで立ち上げたのが「小左衛門」。
「小左衛門 特別純米 信濃美山錦 直汲おりがらみ」。

(見えませんが) 肩ラベルの赤いダンダラ模様のところに、「特許申請中」と記されてます。
小左衛門の直汲みは、タンクから一切空気に触れる事なく直接瓶詰めできる独自の手法で、それを特許申請中なのだそうですよ。
ちなみに、この新選組マークのようなダンダラ模様の肩ラベル。
中島醸造さんから → 三千櫻酒造さんに 分けてあげてたそうです。

ほらね、同じでしょ。
話を戻そう。 小左衛門の直汲。
お酒を空気に触れさせないために、搾り機から貯酒タンクまでのホースから枝分かれするように小さなホースを取り付け、そこから直接瓶へお酒を詰めるのです。
それは、全国15店舗の酒販店のみに解禁されたレアものだとか。
「小左衛門 特別純米 信濃美山錦 直汲おりがらみ」。

これは、旨い。
いかにも、搾られたてのガス感のようなものが残っているのだけど、
そのガス感は全く嫌味がなく、むしろフレッシュさを醸すような新鮮味。
ガス・・というには、あまりに繊細な気泡&細やかな”きめ”。
この蒸し暑い時期、爽やかな酸味がキュッと来て、呑みやすく
それでいて、単に薄めた軽薄な夏酒とは一線を画す、濃厚さもあり。
その濃厚さも、嚥下の際には再び爽やかな酸味がきて、、
爽やかさとともに、余韻も引っ張るようで。
女性で言えば、着痩せするタイプでしょうか。
細身に見えますが、どうしてどうして、なかなかグラマラスです。

なかなか、旨いっす。 これ。
== 親爺のお好み度 == ★★★★☆
・爽やかでキュッとした感じの呑みやすさ。それでいて、結構ボリューム感あり。
・(誰かさんのように?)可愛い笑顔でも、出るところは出てるぞ!みたいな。
・3,000円以下で、このパフォーマンスで、これだけ楽しませてくれれば、5つ★認定!
・・・とも思ったが、もう少し軽めの造りでグビグビの方が良かったか?で★4つ。
【小左衛門 特別純米 信濃美山錦 直汲おりがらみ 23BY】
・原料米:信濃美山錦100%、精米歩合:55%、酵母:不明
・アルコール分:17.5%、日本酒度:+4、酸度:1.4、アミノ酸度:不明
・製造年月:2012年7月
・価格:2,980円/1.8L。
【中島醸造株式会社】 創業元禄15年(1702年)、生産量:不明
・所在地:〒509-6101 岐阜県瑞浪市土岐町7181-1、TEL:0572-68-3151
・最寄駅:JR中央本線 瑞浪駅(駅から約800m、徒歩10分ほど) ⇒ 中島醸造の地図
【購入したお店】 ⇒ 小山商店 トマリ君の頒布会。
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皇女和宮降嫁の際、宿泊地となり休憩所となったところ。
岐阜県 瑞浪市 (「瑞浪」と書いて、「みずなみ」と読みます。) にあります。
”くて”とは、沼地・湿地の意味だそうで、
「大くて」は大きな湿地、「細くて」は細い湿地・・という意味になりますね。
この辺りの中山道は高原の樹海・湿地の中。
なるほど、ここには、その”くて”の源、土岐川が流れます。
土岐川のほとりに移り住み、庄屋を務めた初代:中島小左衛門が(元禄15年に)始めた酒造業・・を今に引き継ぐ「中島醸造」。 元禄15年といえば、忠臣蔵:赤穂浪士が討ち入りした年だ。

(↑ 『日本酒の基本』 枻出版 P.6 から転写。↑) 明治の築になる黒塀の立派な建物は、現在の建築法では建てられない木造五階建てを擁し、瑞浪のシンボル的存在になってるという。
そんな老舗蔵の伝統銘柄は「始禄」でした。
2002年、十四代目&実弟の杜氏&蔵人 の3人だけで立ち上げたのが「小左衛門」。
「小左衛門 特別純米 信濃美山錦 直汲おりがらみ」。

(見えませんが) 肩ラベルの赤いダンダラ模様のところに、「特許申請中」と記されてます。
小左衛門の直汲みは、タンクから一切空気に触れる事なく直接瓶詰めできる独自の手法で、それを特許申請中なのだそうですよ。
ちなみに、この新選組マークのようなダンダラ模様の肩ラベル。
中島醸造さんから → 三千櫻酒造さんに 分けてあげてたそうです。

ほらね、同じでしょ。
話を戻そう。 小左衛門の直汲。
お酒を空気に触れさせないために、搾り機から貯酒タンクまでのホースから枝分かれするように小さなホースを取り付け、そこから直接瓶へお酒を詰めるのです。
それは、全国15店舗の酒販店のみに解禁されたレアものだとか。
「小左衛門 特別純米 信濃美山錦 直汲おりがらみ」。

これは、旨い。
いかにも、搾られたてのガス感のようなものが残っているのだけど、
そのガス感は全く嫌味がなく、むしろフレッシュさを醸すような新鮮味。
ガス・・というには、あまりに繊細な気泡&細やかな”きめ”。
この蒸し暑い時期、爽やかな酸味がキュッと来て、呑みやすく
それでいて、単に薄めた軽薄な夏酒とは一線を画す、濃厚さもあり。
その濃厚さも、嚥下の際には再び爽やかな酸味がきて、、
爽やかさとともに、余韻も引っ張るようで。
女性で言えば、着痩せするタイプでしょうか。
細身に見えますが、どうしてどうして、なかなかグラマラスです。


なかなか、旨いっす。 これ。
== 親爺のお好み度 == ★★★★☆
・爽やかでキュッとした感じの呑みやすさ。それでいて、結構ボリューム感あり。
・(誰かさんのように?)可愛い笑顔でも、出るところは出てるぞ!みたいな。
・3,000円以下で、このパフォーマンスで、これだけ楽しませてくれれば、5つ★認定!
・・・とも思ったが、もう少し軽めの造りでグビグビの方が良かったか?で★4つ。
【小左衛門 特別純米 信濃美山錦 直汲おりがらみ 23BY】
・原料米:信濃美山錦100%、精米歩合:55%、酵母:不明
・アルコール分:17.5%、日本酒度:+4、酸度:1.4、アミノ酸度:不明
・製造年月:2012年7月
・価格:2,980円/1.8L。
【中島醸造株式会社】 創業元禄15年(1702年)、生産量:不明
・所在地:〒509-6101 岐阜県瑞浪市土岐町7181-1、TEL:0572-68-3151
・最寄駅:JR中央本線 瑞浪駅(駅から約800m、徒歩10分ほど) ⇒ 中島醸造の地図
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2012/07/16(月)
こういう本が、ございまして。
笹吟、浅七、新八、山利喜
・・・名だたるお店の美味しい肴。それを再現して、家呑みしちゃおう という本。
それで、作ってみました。 まるしげ無葉家の 「まぐろ納豆豆腐」。

レシピは3行。
1 木綿豆腐は水気を切り、すりこ木などでつぶす。
2 鮪の中落ちをたたいて細かくする。
3 器に豆腐、納豆、鮪の順に盛り付け、卵の黄身だけてっぺんに。
万能葱、細切り海苔をあしらい、からしを添える。醤油をかけてどうぞ。
呑んだのは、「新政 特別純米酒 六號 美発泡」。

肩ラベルに、”開栓注意”。 アルミの封印を切ったら、蓋が吹っ飛んだ。凄いガス圧。
でも、ガス圧だけ。お酒(自体)はピクリともせず。吹きこぼれることはありません。
ガス圧は強いのに吹きこぼれない、奥ゆかしさ。
吹きこぼれて周りを汚すようなことのない、気の配り。 その辺りが、”美”発泡なところ?
吹っ飛んだキャップ(酒蓋)を探して、いざ呑まん・・とセッティング。

たしかに、グラスに付いた炭酸の泡は美しく、呑み心を誘います。
立ち香は、ありません。
含んだ感じ、シュワシュワというよりも、シュワちりちり。
味わい、甘くもなく。酸が立つ・・というよりも、(無味の)炭酸に近い。
お店によっては、”スパークリング”と銘打ってるように、飲み口は爽やかです。
と思ってると、結構、重い。
軽くてスイスイ呑みやすい・・というお酒ではありません。
ALC度数は低いけど、ちりちりを ゴクリ、ゴクリと意識的に喉を通すような飲み方になる。
これは、難しいお酒ですね。
日本酒らしくない。スパークリングワインのような。
・・・と言えば、良い意味で受け止めてくれる人が多いのだろうけど。

味わい乏しく、親爺としては、高い評価はできません。
救いは、立ち香よりは含んだ時に、ほのかな香りが気持ちいいところ。
ついでながら、
製造年月02.06?
ミスプリ(?)だよね。
== 親爺のお好み度 == ★★☆☆☆
・裏ラベルに、”素朴にして滋味深い” とありますが、
もう少し、甘みとか旨みとか、分かりやすさを出して欲しい。
・本物のスパークリングワインが分かってませんが、意見の分かれそうなお酒です。
【新政 特別純米酒 六號 美発泡 23BY】
・原料米:秋田県産 酒こまち・吟の精米(らしい)、精米歩合:60%、酵母:六号酵母
・アルコール分:15%、日本酒度:+1~+2(らしい)、酸度:1.5(らしい)、アミノ酸度:不明
・出荷年月:2012年6月
・価格:2,940円(税込)/1.8L
【新政酒造株式会社】 創業嘉永5年(1852年)、生産量:約3,200石
・所在地:〒010-0921 秋田県秋田市大町6-2-35、TEL:018-823-6407 (代)
・最寄駅:JR羽越本線 秋田駅(タクシーで約10分) ⇒ 新政酒造の地図
・代表者:佐藤 卯兵衛(7代目)、専務:佐藤 祐輔(8代目)、杜氏:鈴木 隆(社員山内流)
・蔵見学:不明
【購入したお店】 ⇒ 小山商店 トマリ君の頒布会。
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・・・名だたるお店の美味しい肴。それを再現して、家呑みしちゃおう という本。
それで、作ってみました。 まるしげ無葉家の 「まぐろ納豆豆腐」。

レシピは3行。
1 木綿豆腐は水気を切り、すりこ木などでつぶす。
2 鮪の中落ちをたたいて細かくする。
3 器に豆腐、納豆、鮪の順に盛り付け、卵の黄身だけてっぺんに。
万能葱、細切り海苔をあしらい、からしを添える。醤油をかけてどうぞ。
呑んだのは、「新政 特別純米酒 六號 美発泡」。

肩ラベルに、”開栓注意”。 アルミの封印を切ったら、蓋が吹っ飛んだ。凄いガス圧。
でも、ガス圧だけ。お酒(自体)はピクリともせず。吹きこぼれることはありません。
ガス圧は強いのに吹きこぼれない、奥ゆかしさ。
吹きこぼれて周りを汚すようなことのない、気の配り。 その辺りが、”美”発泡なところ?
吹っ飛んだキャップ(酒蓋)を探して、いざ呑まん・・とセッティング。

たしかに、グラスに付いた炭酸の泡は美しく、呑み心を誘います。
立ち香は、ありません。
含んだ感じ、シュワシュワというよりも、シュワちりちり。
味わい、甘くもなく。酸が立つ・・というよりも、(無味の)炭酸に近い。
お店によっては、”スパークリング”と銘打ってるように、飲み口は爽やかです。
と思ってると、結構、重い。
軽くてスイスイ呑みやすい・・というお酒ではありません。
ALC度数は低いけど、ちりちりを ゴクリ、ゴクリと意識的に喉を通すような飲み方になる。
これは、難しいお酒ですね。
日本酒らしくない。スパークリングワインのような。
・・・と言えば、良い意味で受け止めてくれる人が多いのだろうけど。


味わい乏しく、親爺としては、高い評価はできません。
救いは、立ち香よりは含んだ時に、ほのかな香りが気持ちいいところ。
ついでながら、

ミスプリ(?)だよね。
== 親爺のお好み度 == ★★☆☆☆
・裏ラベルに、”素朴にして滋味深い” とありますが、
もう少し、甘みとか旨みとか、分かりやすさを出して欲しい。
・本物のスパークリングワインが分かってませんが、意見の分かれそうなお酒です。
【新政 特別純米酒 六號 美発泡 23BY】
・原料米:秋田県産 酒こまち・吟の精米(らしい)、精米歩合:60%、酵母:六号酵母
・アルコール分:15%、日本酒度:+1~+2(らしい)、酸度:1.5(らしい)、アミノ酸度:不明
・出荷年月:2012年6月
・価格:2,940円(税込)/1.8L
【新政酒造株式会社】 創業嘉永5年(1852年)、生産量:約3,200石
・所在地:〒010-0921 秋田県秋田市大町6-2-35、TEL:018-823-6407 (代)
・最寄駅:JR羽越本線 秋田駅(タクシーで約10分) ⇒ 新政酒造の地図
・代表者:佐藤 卯兵衛(7代目)、専務:佐藤 祐輔(8代目)、杜氏:鈴木 隆(社員山内流)
・蔵見学:不明
【購入したお店】 ⇒ 小山商店 トマリ君の頒布会。
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2012/06/26(火)
この映画、見た記憶がありますね。よく分からない何だか変な映画だったような。
「タクシードライバー」。 1976年。
ロバート・デ・ニーロ?
ベトナム帰りの若者が、退廃した社会を目の当たりに、自己の精神を病んでしまう映画。
アートな胴ラベル。
それもそのはず、雑誌『映画秘宝』のアートディレクター高橋ヨシキ氏のデザイン&命名。
正確には、「喜久盛 純米原酒 タクシードライバー」。
Simon & Garfunkel にも見える。
含んだ瞬間、濃醇さを感じます。
ALC度数の高い原酒どおり、ボリューム感のある力強さ。
そこに、まろやかな旨味がじんわりと広がる落ち着きがある。
余韻も長めで濃厚な印象を残しながら、最後はしっかりした印象の酸。

== 親爺のお好み度 == ★★★★☆
・ALC度数は高いけど、それが嫌味にならずに”コク”になってるところがいい。
・けっして華やかさはないけど、力強くて旨い。コクまろ。
【喜久盛 純米原酒 タクシードライバー 23BY】
・原料米:不明、精米歩合:55%、酵母:不明
・アルコール分:18度以上19度未満、日本酒度:+2、酸度:1.8、アミノ酸度:不明
・製造年月:平成24年5月
・価格:3,000円(税込)/1.8L
【喜久盛酒造株式会社】 創業大明治27年(1894年)、生産量:
・所在地:〒024-0103 岩手県北上市更木3-54、TEL:0197-66-2625
・最寄駅:⇒ JR東北本線 村崎野駅(から4km弱)→ 喜久盛酒造の地図
・代表者:藤村 卓也(5代目蔵元)、杜氏:千田 久作(南部)?
・蔵見学:現在受け付けておりません。
:
【購入したお店】 ⇒ 地酒 小山商店 トマリ君の頒布会
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「タクシードライバー」。 1976年。

ベトナム帰りの若者が、退廃した社会を目の当たりに、自己の精神を病んでしまう映画。
アートな胴ラベル。
それもそのはず、雑誌『映画秘宝』のアートディレクター高橋ヨシキ氏のデザイン&命名。
正確には、「喜久盛 純米原酒 タクシードライバー」。

含んだ瞬間、濃醇さを感じます。
ALC度数の高い原酒どおり、ボリューム感のある力強さ。
そこに、まろやかな旨味がじんわりと広がる落ち着きがある。
余韻も長めで濃厚な印象を残しながら、最後はしっかりした印象の酸。


== 親爺のお好み度 == ★★★★☆
・ALC度数は高いけど、それが嫌味にならずに”コク”になってるところがいい。
・けっして華やかさはないけど、力強くて旨い。コクまろ。
【喜久盛 純米原酒 タクシードライバー 23BY】
・原料米:不明、精米歩合:55%、酵母:不明
・アルコール分:18度以上19度未満、日本酒度:+2、酸度:1.8、アミノ酸度:不明
・製造年月:平成24年5月
・価格:3,000円(税込)/1.8L
【喜久盛酒造株式会社】 創業大明治27年(1894年)、生産量:
・所在地:〒024-0103 岩手県北上市更木3-54、TEL:0197-66-2625
・最寄駅:⇒ JR東北本線 村崎野駅(から4km弱)→ 喜久盛酒造の地図
・代表者:藤村 卓也(5代目蔵元)、杜氏:千田 久作(南部)?
・蔵見学:現在受け付けておりません。
:
【購入したお店】 ⇒ 地酒 小山商店 トマリ君の頒布会
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2012/06/19(火)
雑誌等に、最も登場回数の多い杜氏さん(若手酒造家)? (↓『dancyu 2009.3』 P.17より転写)

その野性味あふれる風貌が、”絵”になるのでしょう。
横顔から
(↑ 『dancyu 2011.3号』 P.20とP.22より転写。↓)
後ろ姿まで、取り上げられる。
「貴」の蔵元杜氏:永山貴博 氏。
昭和50年(1975年)生まれ。「而今」の大西杜氏と同い年。
学生時代は柔道で鍛え(イメージ通り)、卒業後はカナダに語学留学(イメージと違う)。
帰国後21歳で酒類総合研究所に入り、而今の大西、「奈良萬」の東海林などと会い、
「喜久醉」の青島杜氏とは研究所の同期生だ。 まさに百花繚乱。
そして、あの”十四代”は、蔵の跡取り息子が自ら造ったと聞いて発奮。
多くの日本酒黄金世代と同様、十四代を追いかけて走り始めます。
平成13年(2001年)から杜氏を務める実家蔵は、
山口県「永山本家酒造場」。
明治21年創業。
蔵は明治期の建物が残り、事務所は大正時代の洋館で、村役場に使われていた。
地元の伝統銘柄は「男山」。
杜氏2年目、27歳の時に立ち上げた新銘柄は、自分の名を付け「貴」とした。
自営田で山田錦を育て、杜氏(醸造責任者)として酒を造る、トータルで関わる酒造家は、
どんなシーンで、どんな料理ををあわせたら旨いか、映像が浮かぶお酒を目指してる。
「貴 蔵付天然酵母 山廃純米 雄町」。

人口培養した酵母を添加せず、蔵にいる天然酵母だけで仕込んだ意欲作。
しかも、頒布会「限定品」。
ただし、何がどう限定なのか? 山廃で生 ってところが限定っぽい??
あまり、香りません。
微かに、果実っぽい甘酸のような香り。
苦手な乳酸はあまり感じず、ガツンの重たい山廃ではなく、軽やかな山廃。
甘さ控えめ。米の旨みが、じわわ~んと溶け出しくるタイプ。
軽やかですが、ソフトとか丸い感じではなく、ベースはキリッと四角のボディーライン。
山廃の複雑な味わいはなく、むしろ60%の純米とは思えぬ透明感あり。
スイスイと旨い。
酸が効くのか?後半もスッキリ。余韻も短め。

== 親爺のお好み度 == ★★★☆☆
・良くも悪くも、あまり山廃らしくない山廃。山廃苦手な親爺でも、普通に呑めます。
・出しゃばらない旨さで、造り手の狙いどおりの食中酒。でも、やや物足りない感あり。
【貴 蔵付天然酵母 山廃純米 雄町 23BY かがた屋別注頒布会品】
・原料米:雄町(使用割合90%以上)、精米歩合:60%、酵母:蔵付天然酵母
・アルコール分:15度以上16度未満、日本酒度:不明、酸度:不明、アミノ酸度:不明
・製造年月:平成24年4月
・価格:1,400円(税込)/720ml
【株式会社永山本家酒造場】 創業明治21年(1888年)、生産量:約500石
・所在地:〒759-0133 山口県宇部市車地138、TEL:0836-62-0088
・最寄駅:JR山陽本線 厚東駅(から3kmほど) ⇒ 永山本家酒造場の地図
・代表者:永山 義毅(4代目蔵元)、杜氏:永山 貴博(4代目の次男)
・蔵見学:不明
【購入したお店】 ⇒ かがた屋酒店 の頒布会。
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その野性味あふれる風貌が、”絵”になるのでしょう。

(↑ 『dancyu 2011.3号』 P.20とP.22より転写。↓)

「貴」の蔵元杜氏:永山貴博 氏。
昭和50年(1975年)生まれ。「而今」の大西杜氏と同い年。
学生時代は柔道で鍛え(イメージ通り)、卒業後はカナダに語学留学(イメージと違う)。
帰国後21歳で酒類総合研究所に入り、而今の大西、「奈良萬」の東海林などと会い、
「喜久醉」の青島杜氏とは研究所の同期生だ。 まさに百花繚乱。
そして、あの”十四代”は、蔵の跡取り息子が自ら造ったと聞いて発奮。
多くの日本酒黄金世代と同様、十四代を追いかけて走り始めます。
平成13年(2001年)から杜氏を務める実家蔵は、

明治21年創業。
蔵は明治期の建物が残り、事務所は大正時代の洋館で、村役場に使われていた。
地元の伝統銘柄は「男山」。
杜氏2年目、27歳の時に立ち上げた新銘柄は、自分の名を付け「貴」とした。
自営田で山田錦を育て、杜氏(醸造責任者)として酒を造る、トータルで関わる酒造家は、
どんなシーンで、どんな料理ををあわせたら旨いか、映像が浮かぶお酒を目指してる。
「貴 蔵付天然酵母 山廃純米 雄町」。

人口培養した酵母を添加せず、蔵にいる天然酵母だけで仕込んだ意欲作。
しかも、頒布会「限定品」。
ただし、何がどう限定なのか? 山廃で生 ってところが限定っぽい??

微かに、果実っぽい甘酸のような香り。
苦手な乳酸はあまり感じず、ガツンの重たい山廃ではなく、軽やかな山廃。
甘さ控えめ。米の旨みが、じわわ~んと溶け出しくるタイプ。
軽やかですが、ソフトとか丸い感じではなく、ベースはキリッと四角のボディーライン。
山廃の複雑な味わいはなく、むしろ60%の純米とは思えぬ透明感あり。
スイスイと旨い。
酸が効くのか?後半もスッキリ。余韻も短め。

== 親爺のお好み度 == ★★★☆☆
・良くも悪くも、あまり山廃らしくない山廃。山廃苦手な親爺でも、普通に呑めます。
・出しゃばらない旨さで、造り手の狙いどおりの食中酒。でも、やや物足りない感あり。
【貴 蔵付天然酵母 山廃純米 雄町 23BY かがた屋別注頒布会品】
・原料米:雄町(使用割合90%以上)、精米歩合:60%、酵母:蔵付天然酵母
・アルコール分:15度以上16度未満、日本酒度:不明、酸度:不明、アミノ酸度:不明
・製造年月:平成24年4月
・価格:1,400円(税込)/720ml
【株式会社永山本家酒造場】 創業明治21年(1888年)、生産量:約500石
・所在地:〒759-0133 山口県宇部市車地138、TEL:0836-62-0088
・最寄駅:JR山陽本線 厚東駅(から3kmほど) ⇒ 永山本家酒造場の地図
・代表者:永山 義毅(4代目蔵元)、杜氏:永山 貴博(4代目の次男)
・蔵見学:不明
【購入したお店】 ⇒ かがた屋酒店 の頒布会。
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