2012/01/28(土)
雪の「高木酒造」。 あの「十四代」を造る蔵。
( ← ① P.145より 転写)
創業1615年。当主は、代々”辰五郎”を襲名するという旧家です。
こちらが、高木 顕綱(あきつな)さん。 あの「十四代」を造る人。
( ← ① P.132より 転写)
昭和43年生まれ。若干25歳の時に「十四代」を世に送り出した天才。(写真は35歳当時のもの)
でも、この方は14代目じゃない。15代目になる方です。16代目にあたるご子息もいる。
でも、現当主(顕綱さんの父)は14代。
そう、”16代15代じゃないよ、まだ14代”。
1615年:14代の高木酒造創業・・・これで覚えられましたね。(← これが言いたかっただけ。(笑)
高木酒造には女性の蔵人が多い。(もっとも、参考にしてる本①が、2005年発行と少し古いが。)
( ← ① P.152より 転写)
若い蔵元(杜氏)が、若い蔵人と元気に造ってる印象のある近頃の地酒。
それも25歳の蔵元の息子が造った「十四代」を見て、後に続く若者が続出したからです。
その高木酒造が、そこそこ年配の方が中心なのは面白い。
(↓下の2枚の写真は、All about 【日本酒】酒造、酒蔵訪問 からの借用です。↓)


高木酒造では、通常は櫂棒(かいぼう)でかき回す酒母を、人の手でかき回すそうです。
手じゃないと米がつぶれてしまうから。
そして、手で微妙な温度差を感じたら、投入する米の温度を少しずつ変えるのだとか。
もちろん、洗米・浸漬は、手作業・限定吸水です。
吸水率は、麹米の場合、日本晴なら31%、山田錦なら29.5%、雄町は28%。
そのために、55%の日本晴なら、12.5度の水で19分と温度と時間も決められている。
仕込み水は、蔵の敷地内、地下25mから湧き出る地下水。
(← これも【日本酒】酒造、酒蔵訪問 から借用。)
かつては出羽三山に数えられた葉山を水源とし、百年の時を経て湧き出るミネラル水。
酒造りだけでなく、生活水も(水道ではなくて)全てこの地下水。
以前は、ナチュラル・ミネラルウォーター「桜清水」として販売もされていたそうな。
この胴ラベルに光り輝く”天泉”も、
その地下水のことなのだろうか?
親爺にはわからない。 ”天泉”とはなんぞや?
ということで、「天泉 朝日鷹 特撰 本醸造」。

良い香りです。
香り立つほどではなく、ちょっと細い感はありますが、結構な吟醸香。
もちろん、アル臭なんぞございません。
口中では、終始まろやかです。
まろやかなのに、フレッシュ感があるのが気持ちいい。
膨らむような濃いめの甘み。
まろやかフレッシュで甘く来ますから、透明感あり。
ますます気持ちいい。
転がして遊んでみると、辛みが出てきます。
この辛味は、飲み込んだ時のアクセントとして好ましい辛みです。
常温になると(or 日が経つと?)、フルーツの甘みから麹っぽい甘みになる気もします。
それに、辛みも強まるような。
常温よりも、冷えてた方が、繊細で透明な感じがあって十四代っぽいです。
まぁ、旨いな~。

そうそう、朝日鷹は、基本的にマスクマンなお酒ですが、
お米は、「美山錦+龍の落とし子 など」と「美山錦+酒未来 など」の説あり。
造る時期で、お米が多少変わるのか? それだけでなく、
”など”とは、(麹米と掛米で異なるだけでなく)米が何種類かブレンドされてるのか?
そして、この「朝日鷹」には、2酒類あるそうで。
2月~11月が「低温貯蔵酒」。
12月~1月が、限定の新酒「生貯蔵酒」。 肩ラベルと裏ラベルが違います。
こちらの → namesan56 さんのブログが「生貯蔵酒」です。
== 親爺のお好み度 == ★★★★☆
・旨い本醸造は、旨いよね。
・CP考えたら、or あったら絶対買うべし! ということで★5つでもいいかなぁ。
【天泉 朝日鷹 特撰 本醸造】
・原材料:米、米麹、醸造アルコール
・原料米:不明、精米歩合:60%、酵母:山形酵母(らしい)
・アルコール分:15%、日本酒度:-、酸度:-、アミノ酸度:-
・製造年月:平成23年11月
・価格:頂き物につき不明/1.8L
【高木酒造株式会社】 創業元和元年(1615年)、生産量:約1,800石
・所在地:〒995-0208 山形県村山市大字富並1826番地、TEL:0237-57-2131
・最寄駅:JR山形新幹線 村山駅(駅から車で15分ほど、約8km) ⇒ 高木酒造の地図
・代表者:高木 辰五郎(14代目蔵元)、杜氏:高木 顕統(次期15代目蔵元)
・蔵見学:なし。
参考書籍
① 山同敦子 著 『愛と情熱の日本酒 -魂をゆさぶる造り酒屋たち』 (ダイヤモンド社)
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創業1615年。当主は、代々”辰五郎”を襲名するという旧家です。
こちらが、高木 顕綱(あきつな)さん。 あの「十四代」を造る人。

昭和43年生まれ。若干25歳の時に「十四代」を世に送り出した天才。(写真は35歳当時のもの)
でも、この方は14代目じゃない。15代目になる方です。16代目にあたるご子息もいる。
でも、現当主(顕綱さんの父)は14代。
そう、”16代15代じゃないよ、まだ14代”。
1615年:14代の高木酒造創業・・・これで覚えられましたね。(← これが言いたかっただけ。(笑)
高木酒造には女性の蔵人が多い。(もっとも、参考にしてる本①が、2005年発行と少し古いが。)

若い蔵元(杜氏)が、若い蔵人と元気に造ってる印象のある近頃の地酒。
それも25歳の蔵元の息子が造った「十四代」を見て、後に続く若者が続出したからです。
その高木酒造が、そこそこ年配の方が中心なのは面白い。
(↓下の2枚の写真は、All about 【日本酒】酒造、酒蔵訪問 からの借用です。↓)


高木酒造では、通常は櫂棒(かいぼう)でかき回す酒母を、人の手でかき回すそうです。
手じゃないと米がつぶれてしまうから。
そして、手で微妙な温度差を感じたら、投入する米の温度を少しずつ変えるのだとか。
もちろん、洗米・浸漬は、手作業・限定吸水です。
吸水率は、麹米の場合、日本晴なら31%、山田錦なら29.5%、雄町は28%。
そのために、55%の日本晴なら、12.5度の水で19分と温度と時間も決められている。
仕込み水は、蔵の敷地内、地下25mから湧き出る地下水。

かつては出羽三山に数えられた葉山を水源とし、百年の時を経て湧き出るミネラル水。
酒造りだけでなく、生活水も(水道ではなくて)全てこの地下水。
以前は、ナチュラル・ミネラルウォーター「桜清水」として販売もされていたそうな。
この胴ラベルに光り輝く”天泉”も、

親爺にはわからない。 ”天泉”とはなんぞや?
ということで、「天泉 朝日鷹 特撰 本醸造」。

良い香りです。
香り立つほどではなく、ちょっと細い感はありますが、結構な吟醸香。
もちろん、アル臭なんぞございません。
口中では、終始まろやかです。
まろやかなのに、フレッシュ感があるのが気持ちいい。
膨らむような濃いめの甘み。
まろやかフレッシュで甘く来ますから、透明感あり。
ますます気持ちいい。
転がして遊んでみると、辛みが出てきます。
この辛味は、飲み込んだ時のアクセントとして好ましい辛みです。
常温になると(or 日が経つと?)、フルーツの甘みから麹っぽい甘みになる気もします。
それに、辛みも強まるような。
常温よりも、冷えてた方が、繊細で透明な感じがあって十四代っぽいです。
まぁ、旨いな~。


そうそう、朝日鷹は、基本的にマスクマンなお酒ですが、
お米は、「美山錦+龍の落とし子 など」と「美山錦+酒未来 など」の説あり。
造る時期で、お米が多少変わるのか? それだけでなく、
”など”とは、(麹米と掛米で異なるだけでなく)米が何種類かブレンドされてるのか?
そして、この「朝日鷹」には、2酒類あるそうで。

12月~1月が、限定の新酒「生貯蔵酒」。 肩ラベルと裏ラベルが違います。
こちらの → namesan56 さんのブログが「生貯蔵酒」です。
== 親爺のお好み度 == ★★★★☆
・旨い本醸造は、旨いよね。
・CP考えたら、or あったら絶対買うべし! ということで★5つでもいいかなぁ。
【天泉 朝日鷹 特撰 本醸造】
・原材料:米、米麹、醸造アルコール
・原料米:不明、精米歩合:60%、酵母:山形酵母(らしい)
・アルコール分:15%、日本酒度:-、酸度:-、アミノ酸度:-
・製造年月:平成23年11月
・価格:頂き物につき不明/1.8L
【高木酒造株式会社】 創業元和元年(1615年)、生産量:約1,800石
・所在地:〒995-0208 山形県村山市大字富並1826番地、TEL:0237-57-2131
・最寄駅:JR山形新幹線 村山駅(駅から車で15分ほど、約8km) ⇒ 高木酒造の地図
・代表者:高木 辰五郎(14代目蔵元)、杜氏:高木 顕統(次期15代目蔵元)
・蔵見学:なし。
参考書籍
① 山同敦子 著 『愛と情熱の日本酒 -魂をゆさぶる造り酒屋たち』 (ダイヤモンド社)
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2011/09/07(水)
駿河と遠江の境界線、大井川。
この川を挟んだ西と東では、食文化などが大きく異なる。人文地理的な東西の境目。
(↓写真は、 「一路一会」のぶらり、小さな酒蔵写真館 (地酒蔵データーベース)からの借用です。↓)

その大井川の近く、旧東海道沿いの青島に蔵を構える「青島酒造」。
江戸中期にこの地で創業し、明治初年に酒造免許を取得してから当代で4代目。
水は南アルプス源流の大井川水系の伏流水。
それを蔵の敷地内にある55mの井戸から汲み上げます。
米は青島酒造の「酒米プロジェクト」。それは、単なる契約栽培ではなく、蔵元と農家が、春の種もみ選びから秋の収穫まで一貫して協働するというもの。蔵元も一緒に田んぼに入り、苗を植え、雑草取りをして、稲刈りします。
そして、その田は不耕起で無農薬、JASの有機認証を受けている。
4代目が地元での山田錦栽培を後押しし、静岡酵母と静岡型吟醸酒に方向を定めた。
そして、現在の青島酒造を引っ張るのが、5代目青島 孝(専務兼杜氏)。
(← 山同敦子『愛と情熱の日本酒』 P.10より転写。)
1964年5月生まれ。早稲田大学社会科学部で国際経済学を専攻。
在学中は世界80数ヵ国を放浪し、卒業後はニューヨークでファンドマネージャー。
自己のアイデンティティーに悩む頃、父の病を機に実家蔵に戻る。
静岡酵母の生みの親、伝説の技術者河村 傳兵衛の指導を受け16BYから杜氏に就任。
河村 傳兵衛の三番弟子として、杜氏名は「河村 傳三郎」を名乗る。
ちなみに、一番弟子:河村 傳一郎は、國香酒造の松尾 晃一(蔵元杜氏)。
二番弟子:河村 傳次郎は、満寿一酒造の増井 浩二(蔵元杜氏)。
呑んだのは「喜久醉 特別本醸造」。
香りは、ほのか。奥にスゥーッとした爽やかな甘い感じが漂います。
口当たり、なめらかです。
サラリと口中を流れて、香りとともにほんのり甘い味わいが広がります。
上品というか非常に落ち着いていてまろやかな甘みです。
酸は少なめ。
終盤にバランスを整えるかのように甘みと辛みが交錯し、のどごしもスッキリ。
瑞々しささえ感じます。
これ、旨いですねー。すっごく、旨い。
“永遠に飲み続けられそうな癒し系の味わい”と評されるのも納得。
サラリとした軽快感と落ち着いた甘み、このバランス。
まろやかなのに瑞々しささえ感じる、このバランス。
調和の妙が、完成の域にあるような気がします。2,000円の本醸造とは思えません。

なぜか、2日目だけ辛みが目立ち、終盤の整えるような甘みと辛みがアル添っぽく。
一瞬不安がよぎるも、3日目からは問題なし。2日目の辛さは何だったのだろう?
== 親爺のお好み度 == ★★★★☆
「安い酒こそ、ていねいに造れ」がモットー。大吟~普通酒まで全量3-5℃で冷蔵貯蔵。
造りの姿勢はもちろん、味わいも値段も文句なし。CP最高。
2日目の辛さだけ、ちょっとマイナスの★4つ。
【喜久醉 特別本醸造 22BY】
・原材料:山田錦&トヨニシキ(らしい)、精米歩合:60%、醸造アルコール、酵母:静岡酵母
・アルコール分:15~16度未満、日本酒度:+4(らしい)、酸度:1.2(らしい)、アミノ酸度:不明
・製造年月:平成23年7月
・価格:2,100円(税込)/1.8L
【青島酒造株式会社】 創業江戸中期・創立明治元年(1868年)、生産量:約800石
・所在地:〒426-0036 静岡県藤枝市上青島246番地、TEL:054-641-5533
・最寄駅:JR東海道本線 藤枝駅(駅から約2.5km) ⇒ 青島酒造の地図
・代表者:青島 秀夫(4代目蔵元)、杜氏兼専務:青島 孝(5代目蔵元)
・蔵見学:なし。
【購入したお店】 ⇒ 杉浦酒店
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この川を挟んだ西と東では、食文化などが大きく異なる。人文地理的な東西の境目。
(↓写真は、 「一路一会」のぶらり、小さな酒蔵写真館 (地酒蔵データーベース)からの借用です。↓)

その大井川の近く、旧東海道沿いの青島に蔵を構える「青島酒造」。
江戸中期にこの地で創業し、明治初年に酒造免許を取得してから当代で4代目。
水は南アルプス源流の大井川水系の伏流水。

米は青島酒造の「酒米プロジェクト」。それは、単なる契約栽培ではなく、蔵元と農家が、春の種もみ選びから秋の収穫まで一貫して協働するというもの。蔵元も一緒に田んぼに入り、苗を植え、雑草取りをして、稲刈りします。
そして、その田は不耕起で無農薬、JASの有機認証を受けている。
4代目が地元での山田錦栽培を後押しし、静岡酵母と静岡型吟醸酒に方向を定めた。
そして、現在の青島酒造を引っ張るのが、5代目青島 孝(専務兼杜氏)。

1964年5月生まれ。早稲田大学社会科学部で国際経済学を専攻。
在学中は世界80数ヵ国を放浪し、卒業後はニューヨークでファンドマネージャー。
自己のアイデンティティーに悩む頃、父の病を機に実家蔵に戻る。
静岡酵母の生みの親、伝説の技術者河村 傳兵衛の指導を受け16BYから杜氏に就任。
河村 傳兵衛の三番弟子として、杜氏名は「河村 傳三郎」を名乗る。
ちなみに、一番弟子:河村 傳一郎は、國香酒造の松尾 晃一(蔵元杜氏)。
二番弟子:河村 傳次郎は、満寿一酒造の増井 浩二(蔵元杜氏)。

香りは、ほのか。奥にスゥーッとした爽やかな甘い感じが漂います。
口当たり、なめらかです。
サラリと口中を流れて、香りとともにほんのり甘い味わいが広がります。
上品というか非常に落ち着いていてまろやかな甘みです。
酸は少なめ。
終盤にバランスを整えるかのように甘みと辛みが交錯し、のどごしもスッキリ。
瑞々しささえ感じます。
これ、旨いですねー。すっごく、旨い。
“永遠に飲み続けられそうな癒し系の味わい”と評されるのも納得。
サラリとした軽快感と落ち着いた甘み、このバランス。
まろやかなのに瑞々しささえ感じる、このバランス。
調和の妙が、完成の域にあるような気がします。2,000円の本醸造とは思えません。

なぜか、2日目だけ辛みが目立ち、終盤の整えるような甘みと辛みがアル添っぽく。
一瞬不安がよぎるも、3日目からは問題なし。2日目の辛さは何だったのだろう?
== 親爺のお好み度 == ★★★★☆
「安い酒こそ、ていねいに造れ」がモットー。大吟~普通酒まで全量3-5℃で冷蔵貯蔵。
造りの姿勢はもちろん、味わいも値段も文句なし。CP最高。
2日目の辛さだけ、ちょっとマイナスの★4つ。
【喜久醉 特別本醸造 22BY】
・原材料:山田錦&トヨニシキ(らしい)、精米歩合:60%、醸造アルコール、酵母:静岡酵母
・アルコール分:15~16度未満、日本酒度:+4(らしい)、酸度:1.2(らしい)、アミノ酸度:不明
・製造年月:平成23年7月
・価格:2,100円(税込)/1.8L
【青島酒造株式会社】 創業江戸中期・創立明治元年(1868年)、生産量:約800石
・所在地:〒426-0036 静岡県藤枝市上青島246番地、TEL:054-641-5533
・最寄駅:JR東海道本線 藤枝駅(駅から約2.5km) ⇒ 青島酒造の地図
・代表者:青島 秀夫(4代目蔵元)、杜氏兼専務:青島 孝(5代目蔵元)
・蔵見学:なし。
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2011/08/02(火)
今、宮崎県内で日本酒を醸すお蔵さんは2軒だけ。
そのうちの1軒、「千徳酒造株式会社」。 (↓の写真は、蔵元HPから借用。)

・明治36年:恒富酒造創業。→ 昭和2年:恒富酒造を解体し、延岡酒造を設立。
・昭和19年:日平商店、興梠国治酒造、延岡酒造の三酒造の合併で、日向酒造を設立。
・昭和36年:日向酒造から千徳酒造に社名変更。
・昭和43年:新栄合資会を合併し、現在の千徳酒造にいたる。
千徳酒造の歴史を見ると、宮崎県にもかつては多くの日本酒蔵があったことが窺えます。
社名も、恒富酒造→延岡酒造→日向酒造→千徳酒造と変遷し、時代の荒波を感じます。
平成17年には、「はなかぐら館」をオープン。蔵の社長が延岡市の観光協会会長だから(?)、千徳のお酒だけでなく、地場産品や延岡の民芸品なんかにも力を入れてる様子。
宮崎県産米と、アユの棲む清流五ヶ瀬川の水で、
高校時代には春のセンバツ甲子園に出場したというスポーツ派の社員杜氏が醸します。
呑んだのは、「みやざきの地酒 千徳 原酒」。
このお酒、裏ラベルのない
マスクマンですが、高千穂産黄金錦の70%精米というのが基本スペックらしい。

1951年登録の昔からあるお米。酒造に適した好適酒造米ではなく、ご飯米のようです。
冷やしすぎたせいでしょうか、香りはほとんど立ちません。
ロックがおすすめ。
口あたりは、サラリとして呑みやすい感じ。
雑味もなく、70%精米とは思えないほど淡泊です。
と思ってると、そこはALC度:数19.5度。しっかりと原酒らしい重みで攻めてきます。
得てしてALC度数が高いお酒にありがちな、アルコール感がきつくて呑みこみにくい、、
という事ではありません。
口中で味わってるうちに、それまで十分溶け込んでいた旨み分離して、アルコール感だけが残されて粉っぽさが出てきます。それが重さのように感じられます。
それを補うのが、おすすめの「ロック」。
粉っぽさが薄まり、グラスの氷に揺られて、旨みが再び氷に溶け込むようです。
粉っぽさ、重さ、一挙に解消。
ごちそう様でした。
== 親爺のお好み度 == ★★★☆☆
ロックにすれば、ALC度数の高いのも和らぐし、ロックがおすすめ。
日本酒度:-1.4ですが、淡麗辛口系のお酒に感じました。
【みやざきの地酒 千徳 原酒 22BY】
・原材料:米(高千穂産 黄金錦)・米麹・醸造アルコール、精米歩合:70%、酵母:不明
・アルコール分:19度以上20度未満、日本酒度:-1.5、酸度:1.4、アミノ酸度:不明
・製造年月:平成23年6月
・価格:頂き物につき不明/720ml
【千徳酒造株式会社】 創業明治36年(1903年)
・所在地:〒882-0841 宮崎県延岡市大瀬町2-1-8、TEL:0982-32-2024
・最寄駅:JR日豊本線 延岡駅(駅から3kmくらい?) ⇒ 千徳酒造の地図
・代表者:田丸 眞、杜氏:門田 賢士(社員杜氏)
・蔵見学:随時受付中。
【購入したお店】 ⇒ とりあえず焼酎!の ベローンさんからの頂き物。
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そのうちの1軒、「千徳酒造株式会社」。 (↓の写真は、蔵元HPから借用。)

・明治36年:恒富酒造創業。→ 昭和2年:恒富酒造を解体し、延岡酒造を設立。
・昭和19年:日平商店、興梠国治酒造、延岡酒造の三酒造の合併で、日向酒造を設立。
・昭和36年:日向酒造から千徳酒造に社名変更。
・昭和43年:新栄合資会を合併し、現在の千徳酒造にいたる。
千徳酒造の歴史を見ると、宮崎県にもかつては多くの日本酒蔵があったことが窺えます。
社名も、恒富酒造→延岡酒造→日向酒造→千徳酒造と変遷し、時代の荒波を感じます。
平成17年には、「はなかぐら館」をオープン。蔵の社長が延岡市の観光協会会長だから(?)、千徳のお酒だけでなく、地場産品や延岡の民芸品なんかにも力を入れてる様子。

高校時代には春のセンバツ甲子園に出場したというスポーツ派の社員杜氏が醸します。
呑んだのは、「みやざきの地酒 千徳 原酒」。

マスクマンですが、高千穂産黄金錦の70%精米というのが基本スペックらしい。

1951年登録の昔からあるお米。酒造に適した好適酒造米ではなく、ご飯米のようです。
冷やしすぎたせいでしょうか、香りはほとんど立ちません。

口あたりは、サラリとして呑みやすい感じ。
雑味もなく、70%精米とは思えないほど淡泊です。
と思ってると、そこはALC度:数19.5度。しっかりと原酒らしい重みで攻めてきます。
得てしてALC度数が高いお酒にありがちな、アルコール感がきつくて呑みこみにくい、、
という事ではありません。
口中で味わってるうちに、それまで十分溶け込んでいた旨み分離して、アルコール感だけが残されて粉っぽさが出てきます。それが重さのように感じられます。
それを補うのが、おすすめの「ロック」。
粉っぽさが薄まり、グラスの氷に揺られて、旨みが再び氷に溶け込むようです。
粉っぽさ、重さ、一挙に解消。

== 親爺のお好み度 == ★★★☆☆
ロックにすれば、ALC度数の高いのも和らぐし、ロックがおすすめ。
日本酒度:-1.4ですが、淡麗辛口系のお酒に感じました。
【みやざきの地酒 千徳 原酒 22BY】
・原材料:米(高千穂産 黄金錦)・米麹・醸造アルコール、精米歩合:70%、酵母:不明
・アルコール分:19度以上20度未満、日本酒度:-1.5、酸度:1.4、アミノ酸度:不明
・製造年月:平成23年6月
・価格:頂き物につき不明/720ml
【千徳酒造株式会社】 創業明治36年(1903年)
・所在地:〒882-0841 宮崎県延岡市大瀬町2-1-8、TEL:0982-32-2024
・最寄駅:JR日豊本線 延岡駅(駅から3kmくらい?) ⇒ 千徳酒造の地図
・代表者:田丸 眞、杜氏:門田 賢士(社員杜氏)
・蔵見学:随時受付中。
【購入したお店】 ⇒ とりあえず焼酎!の ベローンさんからの頂き物。
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2011/06/25(土)
日本最南端の清酒「黎明」。

蔵の住所は、沖縄県うるま市字平良川90番地。
北緯26.37度、東経127.85度の地にある「泰石(たいこく)酒造株式会社」。
← 写真は沖縄県酒造組合連合会より借用。
もちろん泡盛がメインのようですが、昭和42年(1967年)に清酒製造を開始。
以来、沖縄県で唯一の日本酒・日本最南端の清酒を造るお蔵さんとなりました。
瓶の裏側には、“具志川市”字平良川90 の印字。
具志川市など2市2町が合併して現在の“うるま市”になったのが2005年4月。

瓶を洗浄して再利用しているのだろうが、まさか、2005年以前のお酒??
瓶の横には、“10. 9.16”のシール。
平成10年? 2010年? ・・・2010年9月のお酒と、信じて呑む。

うん、普通にお酒です。香り、少々アルコール臭。でも、そんなに気にはなりません。
すっきり辛口ですね。ワンカップなんかよりは、かなり旨い。
ひと口めは、おっかなビックリ呑みましたが、想定の範囲内。普通に旨いです。
ふた口めからは、安心して呑みました。(笑)
まぁ、正直、味わいは二の次です。
このお酒(沖縄の日本酒)を呑む事で、全国制覇が近づいた。。これが、嬉しい。
沖縄県を緑色に塗る事ができて、嬉しい。
(緑:家呑み、黄色:外呑みだけ、白:未呑。 赤(鹿児島):日本酒蔵なし)

(証拠写真のあるものだけを記録。美少年を呑んだことあるのですが写真が残ってないので、熊本は空白。)
そして、このお酒も
さんからの頂き物なのですが、
この方は、親爺が日本酒の全国制覇を目指してるのをご存じで、しかも沖縄県が未制覇なのを覚えていてくれて、わざわざ沖縄のお酒を贈ってくれたのです。
ありがたい事です。<(_ _)><(_ _)><(_ _)> ブログを通じたこういう出会いが、また嬉しい。
こうして、沖縄県の「泰石酒造」は、親爺が呑んだ187蔵めの日本酒蔵となりました。

(↑クリックすると大きくなります。↑ こちらも証拠写真のあるものだけ。)
県別では、
第一位、長野県 15蔵。信州の地酒が豊富な日がさ雨がささんに行ったからね。
第二位、新潟県 12蔵。何だかんだいっても、やっぱり酒どころですね。
第三位、山形県と岐阜県 9蔵。岐阜はsakezukibitoさんの功績が大きい。(笑)
ちょっと南国風のワンカップ。
【黎明 本醸造 21BY?】
・原材料名:米・米麹、醸造アルコール、酵母:不明
・アルコール分:15度以上16度未満、日本酒度:+7.1、酸度:1.6、アミノ酸度:1.8
・製造年月:10. 9.16
・価格:頂きものにつき不明/180ml
【泰石酒造株式会社】 会社設立昭和27年(1952年)
・所在地:〒904-2221 沖縄県うるま市平良川90番地、TEL:098-973-3211
・最寄駅:沖縄自動車道 沖縄北インター ⇒ 泰石酒造のアクセスマップ
・代表者:安田 泰治、杜氏:わかりません。
・蔵見学:不明。
【購入したお店】 ⇒
さんからの頂きもの。
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蔵の住所は、沖縄県うるま市字平良川90番地。
北緯26.37度、東経127.85度の地にある「泰石(たいこく)酒造株式会社」。

もちろん泡盛がメインのようですが、昭和42年(1967年)に清酒製造を開始。
以来、沖縄県で唯一の日本酒・日本最南端の清酒を造るお蔵さんとなりました。
瓶の裏側には、“具志川市”字平良川90 の印字。
具志川市など2市2町が合併して現在の“うるま市”になったのが2005年4月。

瓶を洗浄して再利用しているのだろうが、まさか、2005年以前のお酒??
瓶の横には、“10. 9.16”のシール。
平成10年? 2010年? ・・・2010年9月のお酒と、信じて呑む。

うん、普通にお酒です。香り、少々アルコール臭。でも、そんなに気にはなりません。
すっきり辛口ですね。ワンカップなんかよりは、かなり旨い。
ひと口めは、おっかなビックリ呑みましたが、想定の範囲内。普通に旨いです。
ふた口めからは、安心して呑みました。(笑)
まぁ、正直、味わいは二の次です。
このお酒(沖縄の日本酒)を呑む事で、全国制覇が近づいた。。これが、嬉しい。
沖縄県を緑色に塗る事ができて、嬉しい。
(緑:家呑み、黄色:外呑みだけ、白:未呑。 赤(鹿児島):日本酒蔵なし)

(証拠写真のあるものだけを記録。美少年を呑んだことあるのですが写真が残ってないので、熊本は空白。)
そして、このお酒も

この方は、親爺が日本酒の全国制覇を目指してるのをご存じで、しかも沖縄県が未制覇なのを覚えていてくれて、わざわざ沖縄のお酒を贈ってくれたのです。
ありがたい事です。<(_ _)><(_ _)><(_ _)> ブログを通じたこういう出会いが、また嬉しい。
こうして、沖縄県の「泰石酒造」は、親爺が呑んだ187蔵めの日本酒蔵となりました。

(↑クリックすると大きくなります。↑ こちらも証拠写真のあるものだけ。)
県別では、
第一位、長野県 15蔵。信州の地酒が豊富な日がさ雨がささんに行ったからね。
第二位、新潟県 12蔵。何だかんだいっても、やっぱり酒どころですね。
第三位、山形県と岐阜県 9蔵。岐阜はsakezukibitoさんの功績が大きい。(笑)

【黎明 本醸造 21BY?】
・原材料名:米・米麹、醸造アルコール、酵母:不明
・アルコール分:15度以上16度未満、日本酒度:+7.1、酸度:1.6、アミノ酸度:1.8
・製造年月:10. 9.16
・価格:頂きものにつき不明/180ml
【泰石酒造株式会社】 会社設立昭和27年(1952年)
・所在地:〒904-2221 沖縄県うるま市平良川90番地、TEL:098-973-3211
・最寄駅:沖縄自動車道 沖縄北インター ⇒ 泰石酒造のアクセスマップ
・代表者:安田 泰治、杜氏:わかりません。
・蔵見学:不明。
【購入したお店】 ⇒

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2011/03/19(土)

表の 赤鬼 さん 裏の 白鬼 さん

↑ 22BYの鬼さんは、いつもよりもチョットご機嫌斜め。↑
眉間のしわ深く、眼は充血し、こめかみにはお怒りマークの血管が浮き出てます。
↓ こちら20BYの赤鬼さん。

今やすっかり、節分酒としての地位を固めた(?)「鬼山間(おにやんま)」」。
22BYは、「通常ver.(=かめ口採り)」と「直汲みver.(=ダイレクト詰口のかめ口直汲み)」の2バージョンあるそうな。

直汲みver.は、新潟限定商品(らしい)。
通常のかめ口採りと、ダイレクト詰口のかめ口直汲みと、作業がどのように違うのか?
映像でもあれば分かりやすいのだが、残念ながら見つけられなかった。
開栓は、威勢がいいです。
香りは、あまり立ちません。
口あたりは、ピリピリです。直汲みのピリピリと辛口のピリピリ、たぶん両方。
その後、にょろりとろ~りとした質感のようなものにくるまれた甘みがやってきます。
・・・が、やっぱり辛みが追いかけてきて、、かっれぇー、かっれぇー。

でも、鼻に抜ける香りは心地よく、ALC19度なのに重苦しさもなく、呑みやすい。
辛いけど、呑みやすい。
辛いけど、とろりとした質感の甘さもある。
でも、やっぱりすっげー辛い。なんて、やってたら・・・親爺の顔は、すっかり赤鬼さん。
余震がきてたら、立ち上がれたのか? 赤鬼親爺。


含み香というか嚥下する時の戻り香が、日数が経つにつれALC臭になってきます。
若干のオフフレーバーですね。
== 親爺のお好み度 == ★★★☆☆
辛口好きな方にはおすすめでしょう。(決して淡麗ではありませんよ。)
アル添するなら、香りと甘みをもっと出したいなぁ。親爺の好みでは。
【鬼山間 直汲みver. 22BY】
・原材料:米、米こうじ、醸造アルコール
・原料米:五百万石&こしいぶき(らしい)、精米歩合:70%(らしい)、酵母:非公開
・アルコール分:19度、 日本酒度/酸度/アミノ酸度:いずれも非公開
・製造年月:平成23年1月
・価格:頂き物につき不明。
【新潟第一酒造株式会社】 創業大正11年(亀屋酒造)
昭和38年四社合併により新潟第一酒造設立。昭和40年一社追加合併。
・所在地:〒942-0315 新潟県上越市浦川原区横川660 、TEL:025-599-2236
・最寄駅:北越急行ほくほく線うらがわら駅(徒歩5~6分か?) ⇒ 新潟第一酒造の地図
・代表者兼醸造責任者:武田 良則(4代目社長)
・蔵見学:基本的にOK。酒造り期間中の午後を歓迎。
【購入したお店】 ⇒ 頂き物につき、不明。
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