旨い純米酒と素晴らしい居酒屋のご紹介
最近、親爺がチョイスしたお酒が自分の好みからハズレが続き、お酒の悪口が多くなったことを反省。(別にお酒が悪いわけじゃない、好みの問題。選んだ親爺が悪いのよ。)

で、太田 本のご紹介。太田 本については、親爺、悪口の書きようがない。



『完本・居酒屋大全』 (小学館文庫:98年11月)
DSC00848.jpgバブル全盛のグルメブームを嘲笑うために立ち上げた「居酒屋研究会」(通称いざけん)。

いざけんの手書きの会報が雑誌『ディスジャパン』に掲載され、一冊の本になったのが、『居酒屋大全』(90年5月に講談社より単行本出版→92年7月に角川文庫に収録)。

その『居酒屋大全』を親本に原稿の一部改訂と新規収録をして8年ぶりに甦ったのが、この『完本・居酒屋大全』です。

街やお店の歴史、人情の機微に触れるようなところはまだありません。太田、秋元、藤田、日野原のいざけんメンバーが、遊び心を丸出しにした楽しい本です。



『ニッポン 居酒屋放浪記』 三部作。
DSC00853.jpg太田和彦氏の出世作にして、居酒屋評論家として氏の名前をを世に知らしめた本。

それぞれに単行本としての親本があります。
『ニッポン 居酒屋放浪記』(新潮社:97年12月)
→→→『ニッポン 居酒屋放浪記 立志篇』(新潮文庫:00年12月)
『日本の居酒屋をゆく 疾風篇』(新潮社:98年5月)
→→→『ニッポン 居酒屋放浪記 疾風篇』(新潮文庫:01年6月)
『日本の居酒屋をゆく 望郷篇』(新潮社98年6月)
→→→『ニッポン 居酒屋歩廊記 望郷篇』(新潮文庫:01年12月)

そもそも”居酒屋本”なる本のジャンルだとか、”酒場ライター”などの職業が成立したのは、この本のおかげでしょう。
(かく言う親爺もそうですが)、この本に触発されて居酒屋巡りをしている人は数知れず。
今では、浜田信郎さんをはじめとして居酒屋巡礼本を出す人も沢山いますし、藤原法仁さんのように自ら太田チルドレンを自任されている酒場ライターもいる。

まだ読まれてない方に、日本五大酒場/七大酒場をご紹介。
東京「鍵屋」、横浜「武蔵屋」、名古屋「大甚」、京都「赤垣屋」、大阪「明治屋」を日本五大、これに仙台「一心」、博多「さきと」を加えたのが日本七大酒場。

ついでに、東京三大煮込み/五大煮込みはこちらをご参照。→ 大はし(北千住)

明日から職場復帰だから、今日はもう風呂入って、呑も。


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今日は、夏酒だぁー。
(純米じゃないけど、信頼できる土井鉄也だから、まぁ”良し”としよう。)
宝剣 限定涼香吟醸 宝剣 限定涼香吟醸(裏ラベル)涼しさを演出する ブルーボトル。
(夏酒は、ブルー瓶が多いな。山形正宗 夏ノ純米もブルー瓶だったな。)
涼香吟醸・・・名前も良いわな。
そこに”限定”を冠するところなんか、呑ん兵衛心理をくすぐるね。

で、呑んでみた。

うすいなー。飲みやすさを狙ってんだろうけど、味わいも旨みもないよ。
加水してアルコール度を下げてるわけじゃないよな??

山形正宗 夏ノ純米もいまいちだったけど、これも、いまいちだな。

ひょっとして、親爺、夏酒は好みじゃないのか??

【寶劔 限定 涼香吟醸】
原料米:八反錦(らしい)、精米歩合:55%
アルコール度:15.0 〜 15.9%
日本酒度:+8(らしい)、酸度:1.4(らしい)
価格:2,625円(税込)/1.8L

宝剣酒造株式会社】
広島県呉市仁方本町一丁目11番地2号
杜氏:土井 鉄也 氏・・・オーナー(蔵元の息子)杜氏

【購入したお店】
こちらのお店です。--> 矢島酒店


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またまた、而今
新酒の時期に、同じ五百万石の同じ九号酵母の”無濾過生”がありましたが、それの火入れバージョン。
而今 特別純米 九号酵母火入れ 而今 特別純米 九号酵母火入れ(裏ラベル)
八反錦の火入れバージョンがとても旨かったので、こちらも期待しておりましたが・・・。


五百万石は、火入れよりも無濾過生の方が旨いな。
アルコール度数が1度低いだけで、他はまったく同じスペックなのに不思議なもんだ。

八反錦の火入れにあった、口の中で穏やかにとろけるような落着いた旨みがないな。
そんなら、無濾過生の方が、フレッシュさがある分ジューシーで美味しく感じられる。

親爺の独断(好み)では、こんな順番かな。
五百万石(火入れ)<五百万石(無濾過生)<八反錦火入れ


而今 特別純米 九号酵母火入れ 19BY】
原料米:富山五百万石(100%)、精米歩合:60%
アルコール度:16度以上17度未満
酵母:9号 、 日本酒度:+2
酸度:1.7 、 アミノ酸度:1.5
価格:2,730円(税込)/1.8L

【木屋正酒造合資会社】
三重県名張市本町314−1
杜氏:大西 唯克 氏

【購入したお店】
こちら --> 地酒&ワイン 加桝屋


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親爺、先週、福井・富山へ出張の旅に出ておりました。
そこでお邪魔したのが、富山駅ほど近く、銘酒居酒屋酒肆 真酒亭(しゅし まさけてい)」

真酒亭

【お店の様子】
風俗店でも入ってそうなちょっと怪しげな雑居ビルの階段を、多少不安な気持ちで2Fに上がると、すぐ右側に落ち着いた風情の店構え。この外観で不安は消える。
masaketei_uti[1]金沢ジャンキーのHPから転載させていただいております。

店内禁煙、酩酊者お断り、醸造酒はナシ の純米酒を美味しく呑むためのお店。

店内は奥に細長く、左側に8席の1本カウンター、右側と奥に4人テーブルが4〜5卓。
左奥のカウンター脇には、お客の目から隠れるように純米酒保冷用のリーチイン。
正面奥は、版画や出版物、各種催し物の案内などがギャラリーのようにディスプレー。
亭主の人脈の広さと多趣味・各方面への造詣の深さがうかがい知れる。

こう書くと、華やかで派手な店内を想像されるかもしれないが、ご安心あれ。
店内はいたって静かで、落ち着いた雰囲気。
店のBGMは、落語。ずーっと落語。最後まで落語。ボリューム控え目。
この日は、小さん オンリーだったな。
欲を言えば、小さんの「睨み返し」は、映像(小さんの顔の表情)も欲しかったな。


===== 以下、実況中継。=====

カウンターには常連らしき2名が、少し離れて座っている。富山ことば?でマスターと親しげに話しているところを、親爺、ずうずしくもカウンター最奥のリーチインが覗ける最高席に狙いを定め、

<親爺>「マスター。ここ、いいですか。」
<亭主>「はい、どうぞ。お座り下さい。」

<亭主>おしぼりとお通しを添えながら、「お酒はどのくらい召し上がりますか?」
<親爺>(・・・お〜。太田和彦の本に書いてあるとおりだ。)「3合くらいですかね。」

<亭主>「では、半合ずつ富山の地酒を5種類ほどいかがでしょうか?」
<親爺>(お〜。これも本に書いてあるとおりだ。)「よろしくお願いします。」

親爺、ここで、肴を注文。鰹の酒盗、しろえびの天ぷら、それと、さす(かじき)の昆布〆。

亭主、お店オリジナルの酒器(普通のお銚子とは違い、”くびれ”のないズンドウタイプの片口のようなお銚子と大きめの底の深いぐい呑み)を差し出しながら、

<亭主>「こちらは、冨美菊です。富山市内のお酒です。・・・、お酒は半分ほど注いでください。その方が、上半分にお酒の香りがたまりますから。」
<親爺>(お〜、これも本に書いてある通りだ。でも、あぶなかった。先に言われなければ、うっかり、なみなみと注いじゃうところだった・・・。冨美菊、辛口でなかなか。

ほどなく、
<亭主>「鰹の酒盗です。お酒は呑み切りましたら、上にあげて下さい。」
<親爺>(ほー、そうか。それが次の酒を催促する合図になるわけだ。鰹の酒盗は、親爺にはちょっと強烈。格好つけずに普通の塩辛にすればよかったなぁ。親爺、反省。)

<亭主>「しろえびの天ぷらです。お塩を添えてありますので、塩でお召し上がりください。」
<親爺>(美味しい。珍味も良いけど、サクサクの天ぷら、文句なしに旨いものを肴にするのもいいね〜。うむ、酒がすすむ。)

親爺が、冨美菊を呑み切り、お銚子を上にあげる。

<亭主>「こちら、黒部峡です。」
<親爺>(これも淡麗辛口系だな。冨美菊をもっときれいにした感じ=親爺には少し物足りない。)

親爺、早くも黒部峡を呑み切り、お銚子をあげる。

<亭主>「勝駒です。さすの昆布〆お待たせしました。」
<親爺>さすの昆布〆を食べて思わず、「旨い!こりゃ美味しいわ!」

<亭主>にっこりと、してやったりの笑顔で、「そのままだと水っぽい魚なんですけどね。昆布で〆ると水っぽさがなくなって旨みがギュッと、こう〜、歯ごたえが良くなるんですよ。」
<親爺>(本当だ。昆布のだし風味につつまれた絶妙のお造りだ。・・・でも、勝駒は、さすの昆布〆に負けちゃったな。酒が薄く感じる。

親爺、さすの昆布〆で、勝駒を呑み切りお銚子を上へ。

<亭主>「当店オリジナルの”みゃあらくもん”です。」
<親爺>一口呑むやいなや、「旨い!今までの辛口と違って、米の甘みが広がる!」

<亭主>やはり、してやったりの笑顔で、「”みゃあらくもん”の今年の生酒です。あとで出す1年寝かせたものと比べてみてください。」
<親爺>(こいつを呑ませたいために、今まで淡麗辛口系を出してたのか?こんな旨いのを最初に出されたら、他の酒は呑めんぞ・・・。

あまりの旨さに、親爺、あっという間に呑み乾してお銚子を上へ。

ここで、肴に穴子の卵巻を追加。
これは、店奥(客からは見えない厨房?)で亭主の奥さんが作ってくれた。でも、奥さんはカウンター(客の前)までは顔を出さない。

<亭主>「”みゃあらくもん”の1年寝かせたものです。」

亭主、親爺が呑むのを覗き込みながら、自信ありげに
<亭主>「いかかですか?」
<親爺>「旨い!さっきの生もいいけど、こっちの方がもっといい!
<亭主>またしても、してやったりの満面の笑顔で、「そうでしょう。1年寝かせることで旨みが熟成してもっとまろやかになります。」

富山錦という酒米を用いている”みゃあらくもん”。その富山錦は、現在では、この”みゃあらくもん”を造るためだけに専用に栽培されているという幻のコメ。
これを満寿泉(桝田酒造)の三盃 幸一 杜氏が醸し出すのだから、旨くないはずがない。
”みゃあらくもん”もまた、幻の酒と言って良いでしょう。

親爺、リーチインにちらりと見えた村祐を半合と、〆の氷見うどんをリクエストして、大満足の一夜を送ったのでした。

そして最後に、
<亭主>「お客さん、何の本を読まれてうちに来られたんですか?」
<親爺>「あの〜、太田さんの本です。」
<亭主>「ああ、太田さんですか。あの方は、富山に来られると必ず寄って下さいます。もう、7〜8回はお見えになったでしょうか。」
<親爺>(一所懸命格好つけて呑んだつもりでも、やっぱり本読んでやって来たミーハー丸出しだったのね。親爺、大いに反省・・・。

===== 以上、実況中継。=====


【この日の呑み食い】
冨美菊、黒部峡、勝駒、みゃあらくもん(生)、みゃあらくもん(1年熟成)、村祐 各半合。
鰹の酒盗、しろえびの天ぷら、さす(かじき)の昆布〆、穴子の卵巻、氷見うどん 各1。
ひとりで一時間半弱滞在。これだけ旨い酒と肴で大満足で、5,100円。

【酒呑親爺、独断のおすすめ度】
★★★★☆
東京にあれば、文句なく通う。
富山出張の楽しみが増えたね。誰か、富山に呼んでくれ〜〜。

【お店の場所、その他詳細】
お店のHPを参照 ==> 酒肆 真酒亭

お土産代わりに買った、切子のクリスタルグラス。ずっしりと安定感あり。
それと、真酒亭のオリジナル酒器(お銚子)を無理言って分けてもらいました。
これは、正一合サイズ。値段は内緒。
そしたら、マスター(亭主)、オリジナル手拭いも付けてくれました。ありがとう。
DSC00718.jpg

【酒肆 真酒亭が紹介されてる本】
・太田 和彦 『ニッポン 居酒屋放浪記 (疾風編)』 新潮文庫
・太田 和彦 『超・居酒屋入門』 新潮文庫
・太田 和彦 『太田和彦の 居酒屋味酒覧 精選172』 新潮社
・太田 和彦 『太田和彦の 居酒屋味酒覧<第二版> 精選173』 新潮社

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暑いっすねー。
こういう時は、キンキンに冷やした三芳菊ワールドがいいですね。

三芳菊 岡山県産雄町60 特別純米生原酒

ブルー瓶(阿波山田の特純)が、冷え冷えで呑んだらすっごく旨かったので、ポンチュウさんのご推薦もあり、今回は「雄町60」を呑んでみる。

山田の時のリンゴ酸みたいな強烈な甘酸っぱさはないが、雄町もすっごくフルーティで、三芳菊独特の濃厚な甘さ。でもやはり、濃厚なのにさらりと消える。

小泉武夫 風 に言えば、「キンキンひえひえを、グビリンコ、コピリンコと飲(や)ると濃厚さはサラリと消えて、それがかえって爽やかな余韻となり、三芳菊のチュルチュルの甘さに、我輩の胃の腑はもんどりうつのであった・・・。」

三芳菊 岡山県産雄町60 特別純米生原酒 19BY】
原料米:岡山県産雄町
精米歩合:60%
酵母:徳島酵母(らしい)
日本酒度:+2(らしい)、酸度:1.7
アルコール度:17度
価格:2,835円(税込)/1.8L

三芳菊酒造株式会社】
徳島県三好市池田町サラダ1661・・・住所が ”サラダ” 。
杜氏:馬宮 亮一郎 氏(五代目蔵元)
三芳菊の名前は、其香芳しく其の色淡く其の味美しきを以て三芳菊と名付けられたとか。
詳しくはHPへ --> 三芳菊酒造HP

【購入したお店】 --> 地酒&ワイン 加桝屋


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定番の「65%純米無ろ過生」を6号酵母で仕込んだ、蔵出し120本の限定バージョン
・・・だとか。
房島屋 純米 無ろ過生酒 6号酵母 DSC00682.jpg

麹米・掛米、精米歩合は一緒で、酵母だけ変えて仕込んで
できたお酒のスペックは、日本酒度と酸度が違って出てきました。

 

   定番    

6号酵母

日本酒度

+ 4

+ 5

酸度

2.2

1.8



で、呑んでみようと、・・・、・・・、香りがよろしくない。
香り というよりも ”におい” だ、こりゃ。パック酒のような”におい”だ。

でも、味は、・・・、そんなに悪くない。でも、ほめるほど良くもない。
どこにでもある純米酒だ。房島屋の最大の特徴である酸味が感じられない。


で、裏ラベルに ”ぬる燗で美味しく飲める” とあるので、真夏にぬる燗

DSC00686.jpg ← 親爺、呑ん兵衛なので2合用の燗徳利。

ほー。ほほ〜。不思議なことに匂いが気にならなくなる。
(普通、お燗すると、よけい鼻にツンとくるものだけどね。この場合は、逆だ。)
味も、ひやの時よりも柔らかみが出てきて、こっちの方が確かに旨い。

でもなー。いつもの房島屋じゃないな。
所さん(蔵元杜氏)が実験室で試すように、試験的に仕込んだものらしいけど、
親爺の独断により、実験失敗、だな。残念。

ということで、開栓放置の熟成変化を期待して、親爺の冷蔵庫の奥底へ・・・。


房島屋 純米 無濾過生原酒 6号酵母 19BY】
原料米:にしほまれ(麹米)、五百万石(掛米)
精米歩合:65% 、 酵母:6号酵母
アルコール度:17度以上18度未満
日本酒度:+5 、 酸度:1.8

【所酒造合資会社】
岐阜県揖斐郡揖斐川町三輪537−1
杜氏:所 優 氏(蔵元の息子さん)

【購入したお店】 --> 地酒&ワイン 加桝屋


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