旨い純米酒と素晴らしい居酒屋のご紹介
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009/08/30(日)
この時期、山間の無濾過生はむろん売り切れ状態ですが、越の白鳥の「T6生」と「T7生」はまだ酒販店にあるようです。

T6とT7の違いを復習すると、
 <T6>(麹)越淡麗50%&(掛)五百万石55%の純米吟醸
 <T7>オール越淡麗50%の純米大吟醸
掛米とその精米歩合だけ。呑み比べても、親爺にはほとんど違いが分からなかった。
(呑み比べの感想はこちら。⇒ 山間 T6 vs T7 呑み比べ

で、コストパフォーマンスを考えて「越の白鳥 T6 無濾過 生原酒」を買っておきました。
(山間T6火入を買いに行けなかったので、冷蔵庫にあるやつを引っ張り出してきて呑んでます。。)
越の白鳥T6肩ラベル
山間は、中取り・亀口直詰が最大のコンセプト。越の白鳥は、通常取り。
越の白鳥のT6は、その山間のT6の「荒走り」と「責め」の部分をブレンドしたものです。

4ヶ月も寝たせいか?はたまた亀口直詰ではないせいか?山間のフレッシュ感/シュワシュワ感はありません。香りも穏やか。ちょっと拍子抜け。

・・・と思ってたら、しばらく経ったら(今日で開栓何日めだ?2週間くらいか?)、なんと!素晴らしい方向に化けてくれてました。

香りは間違いなくバナナです。温度を戻したわけでもなく、冷蔵庫から取り出し直後でもはっきりわかります。酢酸イソアミル系の酵母なのでしょう。(たぶん・・・。)
味もバナナです。山間のようなシュワシュワ感はありませんが、トロリというかスイーッとした口当たりでバナナの甘味が沁み出てくるようです。
山間に比べると含んだ瞬間のインパクトは負けますが、こちらには徐々に広がるような旨みがあります。

これはこれで、十分に旨いなぁー。

越の白鳥 T6 20BY 越の白鳥 T6 20BY(裏ラベル)
山間T6火入れをGETした時の呑み比べ用に、再度冷蔵庫の奥底へ。。GETできるのか?


【越の白鳥 純米吟醸 T6 無濾過原酒 20BY】
・原料米&精米歩合:(麹)越淡麗50%・(掛)五百万石55%、酵母:非公開
・アルコール分:16度、日本酒度&酸度&アミノ酸度:非公開
・製造年月:平成21年4月
・価格:3,150円(税込)/1.8L

新潟第一酒造株式会社】 創業大正11年(亀屋酒造)
昭和38年四社合併により新潟第一酒造設立。昭和40年一社追加合併。
・所在地:〒942-0315 新潟県上越市浦川原区横川660 、TEL:025-599-2236  
・最寄駅:北越急行ほくほく線うらがわら駅(徒歩5~6分か?) ⇒ 新潟第一酒造の地図
・代表者兼杜氏:武田 良則(四代目社長)
・蔵見学:基本的にOK。酒造り期間中の午後を歓迎。

【購入したお店】 ⇒ AUN COLLECTION

ブログランキングに参加しております。
 ↓↓ポチっ ポチっ と↓↓ 応援いただけましたら幸いです。
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
スポンサーサイト
2009/08/28(金)
高校野球で名を馳せた四国徳島の池田町。そこにある蔵「三芳菊酒造」。

酒造会社としての創業は明治後期で当代で5代目だが、祖は江戸時代初期に蜂須賀小六とともに阿波入りした赤穂武士で、武士の家系で数えると15代目当主となるらしい。
どちらにしても、池田の旧家である。
三芳菊酒造三芳菊酒造武家門
そのため、蔵に隣接する武家門は築300年以上の文化財級。
ちなみに現在の住まいも江戸後期の武家屋敷とか。

15代目当主(5代目蔵元)は、13BYから杜氏制度を廃止して、自らお酒を醸してます。
今回呑むのは、「三芳菊 壱(いち) 無濾過生原酒」。
三芳菊 壱20BY胴ラベル2
魔女の宅急便のキキの友達の女の子が書いたような絵(?)のラベル。
壱(いち)があれば弐(に)もあるわけで、弐(に)は火入れバージョン。

この壱と弐の特徴は、お米に播州山田錦の“等外米”を使用している点。
お米には下記の表のとおり、1~3級まで等級が定められており、それ以外の規格外のお米が等外米と呼ばれる。
米菓や飼料の原材料にすることが多いらしい。
等外米
三芳菊が、兵庫の契約農家から等外米(といっても、屑米や砕米ではなく、未成熟なお米が少し混じっている程度のものらしい)を分けてもらって造ったもの。
等外米使用のため純米などの表記はできず、カテゴリーとしては普通酒になりますが、中身は山田錦65%精米の純米生原酒です。

三芳菊 壱20BY 三芳菊 壱20BYラベル
仕込水は、四国三郎:吉野川伏流水松尾川から湧き出す超軟水を使用し、“香気成分生成量が多くコハク酸に対するリンゴ酸の割合が高くなり穏やかな味わいを醸す”という徳島酵母を特徴とする三芳菊。

開栓しただけで、あたり一面に漂うほど見事な徳島酵母の吟醸香。
糖蜜がたっぷり詰まった林檎のようです。
「酸っぱ甘い」と表現させていただいた以前の三芳菊の強烈な酸っぱさではなく、こちらは正真正銘、「甘酸っぱい」風味。甘さも、酸っぱさも、トロリとしていて林檎の蜜だけをうすく溶いて冷やしたような感じ。美味しい。
いたずらにシュワシュワ感を強調したり、キレを演出するような酸の強調はなくても、ほんとに林檎のようなフルーツ感を醸し出す味わいにはびっくりさせられる。
これで、2,100円。 “等外米”、バンザイ!


【三芳菊 壱 無濾過生原酒 20BY】
・原料米:播州山田錦等外米、精米歩合:65%(らしい)、酵母:徳島酵母
・アルコール分:17度、日本酒度:、酸度:1.6(らしい)、アミノ酸度:
・製造年月:平成21年7月、価格:2,100円(税込)/1.8L

三芳菊酒造株式会社】 創業明治36年(1903年)
・所在地:〒778-0003 徳島県三好市池田町サラダ1661 、TEL:0883-72-0053
・最寄駅:JR土讃線阿波池田駅(下車徒歩5分) ⇒ 三芳菊酒造の地図
・代表者兼杜氏:馬宮 亮一郎(五代目蔵元)
・蔵見学:歓迎。WEBから申し込み可。

【購入したお店】 ⇒ 地酒&ワイン 加桝屋


酒呑親爺の酔って候 をご覧いただきありがとうございます。
 ↓↓ポチっ ポチっ と↓↓ ご声援頂けましたら幸いです。
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
2009/08/25(火)
今や栃木を代表する蔵元「小林酒造」。主銘柄は言わずと知れた「鳳凰美田」。

米作りに力を入れ、地元契約栽培農家と協力し、若水・亀の尾・五百万石・古代赤米などの酒米を造り出すに至ってます。田植えや稲の収穫などのイベントも盛んです。
小林酒造小林酒造田植え
  ( ↑ (左)ぐるなび お店のブログ     (右)杉浦酒店HP ↑ より転載させていただいております。)

そしてその小林酒造が、無農薬有機栽培農家のカリスマ:藤田 芳(かんばし)さんが育てた完全無農薬米の若水を使用して醸すお酒が、その名も「鳳凰美田 芳(かんばし)」。
芳さん ← こちらが藤田 芳(かんばし)さんだそうです。
(↑ この写真は、酒販店の 樽酒屋HP から転載させていただいております。)

実は、「鳳凰美田 芳(かんばし)」には、3種類あるようです。
芳の種類
原酒かどうかは、「原酒」の首ラベルの有無で区別がつきます。
同じ原酒でも、生酒か瓶燗火入かは、「生酒」の肩ラベルの有無で区別がつきます。
鳳凰美田 芳 20BY 肩ラベル鳳凰美田 芳 生詰 19BY 肩ラベル
 ↑左:①「芳 純米吟醸 無濾過原酒 生酒」 と 右:③「芳 純米吟醸 火入生詰」↑

今回呑むのは、①「鳳凰美田 芳 純米吟醸 無濾過原酒 生酒」。
昨年「火入生詰」を呑んで凄く旨かったので(昨年の感想はこちら → 芳 火入 生詰 19BY、今年は原酒の生にチャレンジ というわけです。。
芳は、どれもしずく絞りの斗瓶取りという手間のかかる造りで、その原酒は、例によって店舗限定品です。杉浦酒店では、今回限定18本でした。

香りは・・・・、立ちますねー。フルーティーです。
親爺には、やっぱり林檎系のような爽やかな香りに感じます。。旨そうです。
口当たりは、火入生詰よりもさらに芳醇な感じ。それでいて、フレッシュ感あふれるのは、生酒のせいか?それともしずく絞りの斗瓶取りなるがゆえか?
やはりお米が元気なのか??とことんまで米の旨みを引き出したような濃いめの甘味。
そして何より、のど越しが爽やかで後味・余韻もフルーティーなのが特徴です。
鳳凰美田 芳 20BY 鳳凰美田 芳 20BY(裏ラベル)

のど越しは初日よりも、2日目・3日目の方が爽やか。香りは初日が最高。
どっちが良いか? は好みの問題。
どちらにしても、ALC度数が18%近くあるからとロックで呑んだりしてはダメ。
大きめのグラスでグイっといこう。旨いっす。

【鳳凰美田 芳 純米吟醸 無濾過生酒 原酒 20BY】
・原料米:益子産 無農薬 若水 十割 (酒米栽培者:藤田 芳)、精米歩合:55%
・アルコール分:17%~18%未満
・日本酒度:+4 (らしい)、酸度:1.4 (らしい)、アミノ酸度:0.9(らしい)
・価格:3,570円(税込)/1.8L

小林酒造株式会社】 創業明治5年(1872年)
・所在地:〒323-0061 栃木県小山市大字卒島743-1、TEL:0285-37-0005
・最寄駅:JR両毛線思川駅(駅から1.4kmほど) ⇒ 小林酒造の地図
・代表者:小林 甚一郎(四代目)、専務: 小林 正樹、杜氏:(秋田山内杜氏)藤田 徳松
・蔵見学:要予約。取扱店へ問い合わせ必要。

【購入したお店】 ⇒ 杉浦酒店


最後までお読みいただきまして ありがとうございました。
 ↓↓ポチっ ポチっ と↓↓ ご声援頂けましたら幸いです。
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
2009/08/23(日)
鈴鹿山脈の麗峰 釈迦ケ岳の麓にある「早川酒造」。
蔵人は親子3人だけの、年間石数120石の小さなお蔵。(写真は早川酒造HPからの転載です。)
早川酒造
蔵のモットーは、「小さな酒蔵だからこそお届けできる酒もある。」
造りの理想は、「一日の疲れを癒し心豊かになれるお酒をお届けしたい。」

だからこの蔵は、洗米はすべて10kgずつの手洗い、搾りは昔ながらの木槽の袋搾り。
そうして醸し出される主銘柄は「早春」。そして今年から新たな銘柄が加わりました。
その名を「田光(たびか)」。蔵の近くを流れる田光川(たびか がわ)からとられた銘。
田光20BY胴ラベル
 都内では大森の酒屋たなかやと四つ木の杉浦酒店の2店舗のみの取り扱い。
 もともと120石のうえ、新ブランドとあって杉浦酒店でも18本限定。親爺は17本目をGET。


親爺が呑むのは、「田光 純米吟醸 無濾過 雄町 中取り 生
オール雄町の純吟(それも50%の高精白)で、袋搾りの中取り生 と非常に贅沢な造り。

香りは甘さをおさえた完熟手前のメロンのよう。ほのかです。
酒ぶたが押し上げられるような発泡性がありながら、含むと炭酸のピリピリ感はほとんどなく、なめらかな口当たりで優しい舌触り。ちょっと不思議。
袋搾りの中取りのおかげでしょう、柔らかな味わい。シルキーです。
幾重にも織りなすシルクが、少しずつほどけるように甘味が溶けだしてくる。
決してフルーティーで派手なお酒ではありませんが、盃が進みます。
甘すぎず華やか過ぎず。「田光」、結構、旨いっすョ。

田光 純米吟醸 無濾過 20BY 田光 純米吟醸 無濾過 20BY(裏ラベル)
またまた、いいお酒を見つけた感じ。そしてなぜか、またまた三重県のお酒。

親子で醸すなんて、なんかカッコいいな。
息子さん(五代目)は、東農大のアメフト部出身だそうで。
親爺が旨い日本酒を呑めるのは、ある部分、東農大醸造学科のおかげだな。

【田光 純米吟醸 無濾過 雄町中取り 生 20BY】
・原料米:備前雄町(らしい)、精米歩合:50%、酵母:非公開
・アルコール分:17度、日本酒度:-1(らしい)、酸度:1.6(らしい)、アミノ酸度:1.3(らしい)
・製造年月:平成21年8月、価格:3,255円(税込)/1.8L

合名会社 早川酒造】 創業大正三年(1914年)
・所在地:〒510-1323 三重県三重郡菰野町小島468 、TEL:059-396-2088  
・最寄駅:三岐鉄道三岐線梅戸井駅(駅から5kmくらいありそう。) ⇒ 早川酒造の地図
・代表者:早川 俊介、杜氏:早川 俊介/俊人(親子で酒造り)
・蔵見学:歓迎。

【購入したお店】 ⇒ 杉浦酒店

日本酒ランキングに参加しております。
 ↓↓ポチっ ポチっ と↓↓ ご声援頂けましたら幸いです。
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
2009/08/21(金)
rikizouさんのブログホロ酔い研究所で、福光屋の「一升瓶トートバッグ」が紹介されていた。
同じ福光屋のオリジナルグッズで、日本酒テイスティング用のグラスがあったよなぁー と思い、ひょいと買ってきたのがこれ。 「KAGURAグラス」 と言います。
(神楽グラスか?ご愛用の方も多いようで、いまさら・・・の感もありますが、ちょっとご紹介。)
CIMG2873.jpg

電球の球を吹いていた職人さんの技術で作られたもので「うすはり」と称されています。

グラス底の中央に突起物があり、その突起の先端が少し出る程度にお酒を注ぎます。
そしてワイングラスのように軽く回すと、中央の突起にお酒が当たり、香りがふわっと立つという仕掛けです。吟醸香をより楽しむためのグラスです。
KAGURA1.jpgKAGURA2.jpg
グラスの口の方はせまく絞られており、香りを逃さないようになってます。
そして、指の当たるところ(親指の位置)がくぼんでおり、手に持ちやすくなってます。
(類似品もありますが、指のところが窪んでいるのは、福光屋さんだけではないでしょうか。)

うすはりの名のとおり、ガラス全体が非常に薄いです。そして非常に軽い。
持った時に、ちょっと頼りないくらいの薄さと軽さです。ガラスのコップの感覚ではない。
唇にあてた時も、非常に繊細な感触。
この後に、普通のコップをあてると、なんだかボタッと感じるほど。

確かに香りが立ちます。しかも、持ちやすい、呑みやすい。
最初は、すぐに割っちゃいそうな怖さがありましたが、慣れると意外にしっかりした感じ。

CIMG2868.jpg
色が付いてるから見やすいかな?と思い、おしゅんを注いでいますが、本来はこのようなスパークリングを入れる器ではないです。
おしゅんの場合、薬品っぽい匂いが鼻につきました。。

突起が隠れるところまでお酒を注ぐと、約100cc。
突起が少し見える程度だと、約90cc。 2杯で一合、この辺も気をきかせてますね。

【福光屋 KAGURAグラス】
・3,150円(税込)
【買ったお店】 ⇒ 福光屋 銀座店
・東京メトロ銀座駅 B5出口を出てすぐの西五番街を右折。ほんの数十m先の右側。


酒呑親爺の酔って候 にご訪問くださいましてありがとうございます。
 ↓↓ポチっ ポチっ と↓↓ ご声援頂けましたら幸いです。
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
2009/08/19(水)
春先にセンセーションを巻き起こした 山間
火入れとなって、帰ってきました!ず~っと長いことお待ち申し上げておりました。
山間T4火入肩ラベル
火入れ第一段は、T4 です。
基本的にスペックは非公開の山間。
でも春先の生の情報からすると、T4は、たかね錦の60%精米の特別純米でしたね。

そして、親爺は学習しました。
山間の生は、開栓後数日経って、硬さがとれてからその本領を発揮するお酒だと。。
 (生の感想は、こちらをどうぞ。⇒ 山間 T4 生
で、火入れは、どうなんだ?


キャップをひねると、火入れなのに少し“プシュッ”と音がした。
香りは、隣の人が開けた生キャラメルの香りが微かに漂ってくるような、旨そうな匂い。
“プシュッ”と音はしましたが、微発泡性もなく、口当たりはさすが火入れのまろやかさ。
トロリ感を薄めた白桃のような甘味、後半に甘味が薄まった中に苦み?辛味でしょうか。
美味しい辛口のお酒と評する人がいるかも知れない。
山間 T4 火入れ 20BY 山間 T4 火入れ 20BY(裏ラベル)
開栓3日目に呑むと、後半感じた辛口のようなものが少なくなり、その分まろやかな甘味が増すようです。
やっぱり、火入れも開けてから少しだけ置いた方が良い感じです。

いわゆる「山間」らしさは薄れ、良くも悪くもきれいな純米酒です。
春先の生の時のようなセンセーショナルなところはありません。

親爺はもうひとつ学習したはずでした。山間は一升瓶で買いましょう って。
なのに、4合瓶しかGETできなかった・・・。(悲) T6は一升瓶でGETできますように。(願)

・・・と、期待させちゃうところは、さすが山間です。


【山間 T4 亀口直詰 火入 20BY】
・原料米:たかね錦(らしい)、精米歩合:60%(らしい)、酵母:非公開
・アルコール分:17度、日本酒度&酸度&アミノ酸度:非公開
・製造年月:平成21年8月、価格:1,365円(税込)/720ml

新潟第一酒造株式会社】 創業大正11年(亀屋酒造)
昭和38年四社合併により新潟第一酒造設立。昭和40年一社追加合併。
・所在地:〒942-0315 新潟県上越市浦川原区横川660 、TEL:025-599-2236  
・最寄駅:北越急行ほくほく線うらがわら駅(徒歩5~6分か?) ⇒ 新潟第一酒造の地図
・代表者兼杜氏:武田 良則(四代目社長)
・蔵見学:基本的にOK。酒造り期間中の午後を歓迎。

【購入したお店】 ⇒ AUN COLLECTION

ブログランキングに参加しております。
 ↓↓ポチっ ポチっ と↓↓ ご協力お願いいたします。
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
2009/08/17(月)
創業明治8年(1875年)、出羽三山神社のお神酒や、宿坊での参拝客用のお酒を醸したのが始まりらしいという、亀の井酒造

昭和17年(18年?)に戦時下の米不足により廃業を余儀なくされ、その後、蔵を再興したのが昭和30年。しかし、17年の間に販売ルートを失い、昭和49年に今の蔵元の今井俊治氏が継いだ時には、桶売り専門の蔵に凋落していたそうです。
昭和55年にその桶売り契約も解除されたのを機に、独立独歩を決意。吟醸造りを目指し昭和58年に生まれた銘柄が「くどき上手」。
(命名者は、蔵元の奥さん康子さん。そして、くどき上手と同じくこの年に、息子の俊典さんが誕生されました。)
亀の井酒造3 ←昔の亀の井酒造。(この写真は、桶仕込み保存会のHPからの転載です。)

仕込み水は月山系伏流水で、硬水と軟水を調合して使用しているとか。(軟水と硬水をブレンドするのは、親爺初耳の技です。) 平均精白度は50%以下全量吟醸規格で大型冷蔵設備を備え、全量冷蔵貯蔵。今では生産量1300石、しかもその8割は県外出荷という、山形を代表する地酒になってます。
亀の井酒造1亀の井酒造2
(↑ こちらの写真は、酒の向こうに日本が見えるから転載させていただいております。↑)

でも、くどき上手の一番のこだわりは、小川10号酵母ではないでしょうか。
蔵元兼杜氏の俊治氏は東農大醸造学科卒業後、水戸の明利酒造で二造り修業されたそうです。その時に蔵にいたのが、10号酵母の生みの親ともいえる小川知可良氏。
その小川氏から直接指導を受け、10号酵母を知り尽くす。以来、酸が少なくすっきりした後味を生み出す10号酵母は、今井杜氏の酒造りには欠かせないものとなり、くどき上手の最大の特徴ともなっているのだとか。

さて、「くどき上手 おしゅん」。
おしゅんが、喜多川歌麿の美人画のおしゅんさんという人であるこ事はご紹介しました。
おしゅん胴ラベル
そしておしゅんには、「純米吟醸 白」 と 「純米 赤」 の2種類あります。
親爺が呑むのは、
白が、オール出羽の里の50%精米で、純米吟醸で色も透明(白)に対し、
赤は、麹に出羽の里の50%、掛が黒紫米の90%なので純米扱い。色も赤(ロゼ)になる。

山形県(科学技術振興機構)が、『チロソール高生産性酵母変異株及び該酵母を用いた発酵アルコール飲料の製造法』で特許を取得しており、蔵がこれに協力参加されてたようです。(さすがに特許は、蔵の連名にはなってませんが。。)
おしゅん 20BY
要は、しっかりとしたコクを持つ果実香のある発泡性清酒 にチャレンジしたわけです。
おしゅんは、二酸化炭素を人工的に注入してますので、16~17%のALC度数を保ちながらをシャンパンのような発泡性を有するとか。

キャップをひねるだけでシュワッときます。グラスに注ぐと炭酸の泡。
香りは、ロゼ色の印象に引っ張られて?ブドウのような・・・。
含むと・・・、・・・こりゃ炭酸飲料だ。
“微”炭酸とか“微”発泡性とかじゃない。シャンパンの“ような”ではなくて、シャンパンだ。
口当たりは結構濃いめですが、ワインで珍重される(?)渋みが多く感じられます。
でも、日本酒度:-10のスペックとはとても感じられないスッキリ感・清涼感もありあり。
ただ、炭酸(発泡性)がきついので、とても舌で転がすということはできません。(残念。

夏の暑い時期にスッキリと呑んで欲しくて、呑み切りサイズ(300ml)もあるようですが、親爺はあえて炭酸が抜けるのを待つために再度冷蔵庫の奥底へ・・・。
乾杯酒なら良いのかもしれませんが、今の時期よりもむしろクリスマスに呑むお酒?

白は、そこそこ評判いいんすよねー。(こちら→「年三のほろ酔いブログ」) 白があたりか?
あ、赤も、評判なかなかですねー。(こちら→「酒まみれー(日本酒感想blog)」) 赤もあたりか?
すると、親爺の好みの問題ね。。

【くどき上手 おしゅん 生詰 純米酒(発泡性) 20BY】
・原材料:米、米麹、炭酸ガス
・原料米:(麹)出羽の里 (掛)黒紫米、精米歩合:(麹)50% (掛)90%
・酵母:チロソール高生産性酵母
・アルコール分:16~17%、日本酒度:-10、酸度:1.4、アミノ酸度:0.8
・製造年月:平成21年月6月
・価格:1,470円(税込)/720ml

【亀の井酒造株式会社】 創業明治8年(1875年)
・所在地:〒997-0103 
      山形県鶴岡市羽黒町戸野字福の内一番地 、TEL:0235-62-2307
・最寄駅:JR羽越本線鶴岡駅下車(車で20~30分) → 亀の井酒造の地図
・代表者:今井 俊治(四代目蔵元 兼 杜氏)、専務取締役:今井 俊典
・蔵見学:原則OK。(事前連絡必須)

【購入したお店】 ⇒ つちたつ酒店

長文・駄文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
 ↓↓ポチっ ポチっ と↓↓ 押していただけましたら幸いです。
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
2009/08/15(土)
今や山形県を代表する地酒の一つと言ってもよい 亀の井酒造くどき上手
今更、お蔵を紹介するほどの事もない気もしますが、まぁ、親爺の備忘録として・・・。

亀の井なので、シンボルマークは亀甲印。酒ぶたやキャップ、いろいろ使われてます。
亀甲キャップkudoki名刺
そして、くどき上手といえば何といっても浮世絵。名刺にも使われてるんですねぇ。

蔵元が喜多川歌麿の浮世絵が好きらしく、お酒の種類によって浮世絵も変えてます。
(というか、浮世絵のタイトルがそのままお酒の銘柄になってるものもある。)

たとえば、超辛口の「ばくれん」。
くどき上手ばくれん このラベルは、こちらの絵からです。歌麿ばくれん
喜多川歌麿の【教訓親の目鑑 俗ニ云ばくれん】というタイトルの美人画です。
ばくれんとは、世間ずれしてあつかましい人の事で、おもに女性に対して使う。いわゆる、すれっからしとか、あばずれとか、今風ならヤンキーなねえちゃん といったところか。
その「ばくれん」が、ラベルだけでなく、そのままお酒の銘になっている。

そして、スパークリング純米 赤 「おしゅん」。
おしゅん 20BY このラベルは、この人ですね。 歌麿おしゅん
やはり歌麿の【伝兵衛女房おしゅんが相】という美人画です。
こちらも絵のタイトルの「おしゅん」さんという人の名が、そのままお酒の銘になっている。

でも、この浮世絵ラベル、最初は評判が良くなかったらしい。

くどき上手が誕生したのは昭和58年ですが、当初販売していた山形県内では、酒の味以前にこの浮世絵ラベルが敬遠されて、サッパリ売れなかったらしい。
ならば・・・、とばかりに一挙に東京進出を狙い、ツテをくどいて飲食店に置いてもらったところ、東京では 艶っぽい浮世絵ラベルくどき上手という粋な名前 が受けて人気が急上昇。・・・ツテを口説いた蔵元が一番のくどき上手だったわけか。。
(くどき上手を粋な名前と言いましたが、実は別の意味から付けられたのは有名。だからここではやめときましょう。)

そしてこの年(昭和58年)にもうひとつ誕生したのが、現在の専務:次期蔵元の俊典さん(冒頭の名刺の方)なのです。

「くどき上手 おしゅん」の紹介をしようと思ったら、話しが違う方に行ってしまった。
今日は、これにて。


酒呑親爺の酔って候 をご覧いただきありがとうございます。
↓↓ポチっ ポチっ と↓↓ ご声援頂けましたら幸いです。
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
2009/08/12(水)
九州は福岡県、筑後川に注ぐ小石原川の清流沿いにある蔵、井上合名会社

このあたり一帯は、古来からの三つの湧き井戸があることから、三井郡と呼ばれる。
豊かな上質の軟水に恵まれた地で、蔵のある大刀洗(たちあらい)町では今でも上水道がないのだとか。(大刀洗もきっと古代の***の尊(みこと)が太刀を洗ったりした由緒があるのだろう。)
井上合名←酒販店HP(Passion du Vin)からの転載です。
で、主銘柄は「三井の寿」。
他に限定流通品として、「美田」(山廃仕込)と「栄田」(速醸仕込)の別ブランドがある。

この蔵の最大の特徴は、全量一升盛りの蓋麹(ふたこうじ)という、とてつもなく大変な重労働の造りをしているところでしょう。今でもやっているらしい。
 (蓋麹(ふたこうじ)法については、こちらをどうぞ。→ 蓋麹法

そしてお米。。。 糸島 ってどこだ??
栄田肩ラベル2
福岡県は、山田錦の生産量は兵庫県に次いで第二位、山田錦以外の酒造用米の生産量ではなんと全国第一位!お米の完全なる移出県なのです。
糸島は、その福岡の山田錦の大半を栽培し、昔から優秀な酒米の産地で有名だとか。
この蔵は、山田錦はすべてこの糸島産山田錦を使っている。

おまけに精米歩合58%以下の原酒は全て、瓶火入の低温貯蔵で熟成されてます。

栄田 純米吟醸 山田錦 20BY 栄田 純米吟醸 山田錦 20BY(裏ラベル)

香りは、華やかというほどではないですがほのかなフルーツ系。
含むとけっして濃くはないのに、口中に広がるような奥深い旨み。
熟成のためか、なにものとも喧嘩しない清らかな滑(なめ)らかさ。
芳醇甘口が好きな親爺には若干の物足りなさもあるが、これはこれでなかなかに旨い。

そして3日目になると、広がる旨みが少しアクのある押しの強いものになる。
その分、水のような清らかさはなくなるけど。どっちが良いか?分かれるところですね。

水・造り・米・貯蔵 と、これだけこだわりで造れば、旨くないわけがないよね。


【栄田 純米吟醸 糸島産山田錦 20BY】
・原料米:糸島産山田錦(100%)、精米歩合:55%、酵母:9号
・アルコール分:15~16%、日本酒度:+2~+3(らしい)、酸度:1.2~1.4(らしい)
・製造年月:平成21年月7月
・価格:3,150円(税込)/1.8L

三井の寿 井上合名会社
・所在地:〒830-1214 福岡県三井郡大刀洗町栄田1067-2 、TEL:0942-77-0019
・最寄駅:西鉄甘木線大堰駅下車(徒歩13分、車なら5分) → 井上合名会社の地図
・代表者:井上 茂康、杜氏:杜氏は置かず蔵元ご子息を中心に醸造
・蔵見学:原則なし。

【購入したお店】 ⇒ つちたつ酒店

酒呑親爺の酔って候 をご覧いただきありがとうございます。
↓↓ポチっ ポチっ と↓↓ ご声援頂けましたら幸いです。
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
2009/08/09(日)
作 雅乃智(ざく みやびのとも)。“ ザク ”と濁って読みます。

主銘柄の「鈴鹿川」がほとんど地元消費のブランドに対し、銘酒プロデューサーの藤野将洋氏を招き、全国進出を狙って平成11年に立ち上げたブランドが 「作(ざく)」。
”ザク”という名前のため、ガンダムファンに取り上げられ思わぬ人気になったとか。

これがガンダムのザク。赤い方はシャア専用ザク
ザク1ザク2←ザクのガンプラ、親爺も作りました
(左)U宙世紀な日々 <ガンプラ愛好家のブログより転載させて頂いております> (右)非量産型ガンプラ製作所
ガンプラ←親爺の家で一体だけ生き延びていたガンプラ


おっと、本題に戻ろう・・・。
作(ざく)には、本醸造の「和乃智」、吟醸系の「香乃智」「悦乃智」、純米の「穂乃智」、純米吟醸の「雅乃智」の5つのラインナップがあるそうです。
その中で、今回親爺が呑むのは、「作 雅乃智 純米吟醸 中取り」。

作 雅の智 20BY 作 雅の智 20BY(裏ラベル)

! こりゃ、旨いな。  久々に唸るほどの旨さだ。う~~ん、旨い。
グラスに注いだ時の立ち香は、鮮やかな吟醸香。
今までに経験のない香り。酒販店がライチの香りと評しているが、これがライチなのか?
柑橘系のような気もするし、花の香りのような気もするし。。もしや花酵母を使ってる?

香り系のお酒かと思いきや、含み香はけっして暴れることなく、中取りのためか口当たりはなめらか。濃いめの甘みと旨みのふくらみの中に透き通るような涼味、そしてコクのある余韻を残しつつ・・・綺麗に消える。

調べてみれば、水は鈴鹿川の伏流水、仕込タンクはすべて温度制御のサーマルタンク、おまけに火入れはプレートヒーターによる急冷・・・とさすがのこだわり。
そして平成18酒造年度から3年連続全国新酒鑑評会金賞受賞!

三重県には、「而今」をはじめ「るみ子の酒/英」や「三重錦」など、人気蔵が数多いが、
清水醸造の「作(ざく)」・・・、またひとつ衝撃的なお酒を見つけてしまった。
これは、おすすめ。

【作 雅の智 純米吟醸 中取り 20BY】
・原料米:山田錦(らしい)、精米歩合:50%、酵母:?
・アルコール分:16度 、日本酒度:+0(らしい)、酸度:1.6(らしい)、アミノ酸度:?
・製造年月:平成21年月7月
・価格:3,570円(税込)/1.8L

清水醸造株式会社
・所在地:〒510-0225 三重県鈴鹿市若松東3-9-33 、TEL:059-385-0011
・最寄駅:近鉄名古屋線伊勢若松駅(徒歩10分くらい) ⇒ 清水醸造の地図
・代表者:清水 慎一郎(六代目)、杜氏:内山 智広
・蔵見学:OKみたい。

【購入したお店】 ⇒ つちたつ酒店

酒呑親爺の酔って候 をご覧いただきありがとうございます。
↓↓ポチっ ポチっ と↓↓ ご声援頂けましたら幸いです。
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
2009/08/06(木)
蔵元HPでは発売日が8月6日の会津娘つるし』。(一日早く入手。ラッキー。)

吊るした酒袋から自然に滴る雫を集めてそのまま瓶に詰め、一度だけ瓶火入れ。
それを、蔵で0℃以下で生貯蔵し、穏やかできめ細かい熟成を重ねたという、非常に手間のかかっているなんとも贅沢なお酒。

そのため蔵出し2,000本、そのすべてに「ロットNo.」が記されてます。
会津娘つるし 首下げラベル
親爺のは、蔵出しNo.1178。 (1001から2000が夢の香とか??←あてずっぽうです。)

お蔵さんは、米どころ会津盆地に位置し自ら兼業農家を名乗る高橋庄作酒造店
会津の人が会津の米と水で、会津の手法で仕込む「土産土法」の酒つくりを目指し、
しかも醸すのは、全量特定名称酒。なかなか頑張ってるなぁー。
   ↓ こんな素晴らしいところで栽培され、醸されてます。↓
nomura001_20090806104010.jpg 04_9ta4.jpg
   (左)田植え前 <どちらの写真も蔵元HPからの転載です> (右)実りの時期

酒販店のおかみによると、「今年から、酒米が五百万石から夢の香に変わりました。」
との事。・・・夢の香は、福島県が開発した初めてのオリジナルの酒米だそうです。
母方に八反錦、父方に出羽燦々を持ち、(福島県で多く栽培される)五百万石よりも倒伏しにくく、寒さと病気に強い特性があるのだとか。(→ 夢の香 品種情報

でも、蔵元HPを見ると、『つるし』には、五百万石 と 夢の香 の2バージョンあるの??
詳細は分かりませんが、親爺が入手したのは、夢の香バージョン
会津娘つるし 会津娘つるし胴ラベルアップ
呑んでみる。。

穏やかな吟香で落ち着いた雰囲気を漂わせます。
口当たりも丸く、香りといい味わいといい、熟成したお米(って変ですが)という感じです。
転がしていると上品な甘味が広がってきて・・・、なんとも親爺好みです。
『つるし』だと甘味も、柔らかく優しくなるのでしょうか。
尖ったところも渋みもなく、喉ごしまでの熟した美味しさは、お米というよりも「完熟果実」の味わいを見せてくれます。

”『つるし』はいまも生きています。お酒はゆっくりと、ゆっくりと変化しつづけます。
 自分だけの『つるし』の味をみつけてください。『つるし』はそんなお酒です。”

ということだから、これからじっくりと親爺の味を見つけることにしましょうか。。


【会津娘 純米 無濾過 つるし 20BY】
・原料米:会津産夢の香(100%)、精米歩合:60%、酵母:?
・アルコール分:17.0~17.9%、日本酒度:+1~+2、酸度:1.4~1.6、アミノ酸度:?
・製造年月:(仕込み)平成21年月2月、(蔵出し)平成21年8月
・価格:3,045円(税込)/1.8L

高橋庄作酒造店
所在地:〒965-0844 福島県会津若松市門田町一ノ堰755 、TEL:0242-27-0108
・最寄駅:会津鉄道線門田駅(徒歩7~8分くらい) ⇒ 高橋庄作酒造店の地図
・代表者:高橋 庄作(四代目) 、杜氏:?
・蔵見学:?

【購入したお店】 ⇒ 杉浦酒店

ブログランキングに参加しています。
↓↓ポチっ ポチっ と↓↓ ご声援頂けましたら幸いです。
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
2009/08/02(日)
加賀百万石が誇る穀倉地帯、白山連峰の麓 石川県松任平野に位置する吉田酒造店
23202.jpg DSC_0100_silk_thumb.jpg
(左)こちらのHP → 雪国の酒蔵から転載。(右)出所分からなくなってしまいました。ごめんなさい。

この蔵、全国でも珍しい二人杜氏制です。
酒蔵を二場に分割、二人の杜氏がそれぞれのチームを率いて別々の銘柄を醸します。

ひとつは、能登杜氏の山本輝幸氏率いるベテラン蔵人チームの『山本蔵』。蔵の主銘柄である「手取川」を造ります。
かたや蔵元ご子息であり、金沢工業大学修士課程終了~エンジニアから転身して杜氏修行後の平成8年に蔵入りした吉田行成氏が率いる若手チームの『吉田蔵』。こちらは、銘柄もズバリ「吉田蔵」を造ります。

吉田蔵は大吟醸/純米大吟醸・純米酒のみ300石だけ仕込んでます。
今回呑むのは、「吉田蔵 純米大吟醸」です。
吉田蔵 純米大吟醸 吉田蔵 純米大吟醸(裏ラベル)
若手後継への技術伝承の場としての役割もある『吉田蔵』。
従来造っていた純米吟醸を卒業して、いよいよ純米大吟醸の造りへとステップアップ。
試験的な意味合いもあり? 山田錦の45%精米で3,150円/一升とお買い得感あります。

裏ラベルに香りの高いタイプと書いてあるとおり、香りは立ちますねー。
冷蔵庫から出したての一杯目は、45%まで磨きこんだとおりのサラリとした、というか、サラリとしすぎた感触で味わいが物足りない。味のふくらみや奥行きが、まだ出てこない。

でも少し室温に戻すと、”サラリ”が → ”ややさらりとした芳醇”な感じになり、しかも決してしつこくない旨みが出てきます。平面的な味わいが立体的になってくる。
含み香も、爽やかな吟香で柔らかさを感じさせ、立方体よりも球体に近いイメージ。
あ~、良かった、これならOKでしょ。

裏ラベルには、「ロックでもしくは冷やして」みたいに書かれてますが、「室温」ですね、
こいつは。間違いない。ロックなんかにしてこれ以上サラリとさせたらだめでしょ。


【吉田蔵 純米大吟醸 吉田蔵 20BY】
・原料米:(麹)山田錦100% (掛)五百万石100%、精米歩合:45%、
・酵母:金沢酵母(らしい)
・アルコール分:16~17% 、日本酒度:+5~+6、酸度:?、アミノ酸度:?
・製造年月:平成21年月5月
・価格:3,150円(税込)/1.8L

株式会社 吉田酒造店】 創業明治三年(1870年)
・所在地:〒924-0843 石川県白山市安吉町41、TEL:076-276-3311
・最寄駅:JR北陸線松任駅(タクシーで10分とか) ⇒ 吉田酒造店の地図
・代表者:吉田 隆一 、杜氏:吉田 行成(吉田蔵) 山本 輝幸(山本蔵/能登杜氏)
・蔵見学:?

【購入したお店】 ⇒ 矢島酒店


酒呑親爺の酔って候 をご覧いただきありがとうございます。
↓↓ポチっ ポチっ と↓↓ ご声援頂けましたら幸いです。
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
2009/08/01(土)
昔は、山間の集落(”やまあい”のしゅうらく。。 やんま ではありません。ヾ(・・ ) )は、
「里」-「里山」-「奥山(もしくは深山)」の3つから成り立っていました。

①里は、「人の暮らすところ」ですね。

里山は、里(家や田畑)に隣接する「人が立ち入っても良い領域」
ここで燃料(薪や炭の原料)や肥料(腐葉土)を調達したり、山菜やきのこ類、木の実などの栄養資源も手に入れました。建物の新増築の際には木材の供給源にもなりました。

奥山(深山)は、「人が立ち入ってはいけない領域」
幕府や藩が管理して普段は立ち入り禁止にしていたところもあるようですが、基本的には、村人が立ち入ることを自制していたと思われます。
奥深い山は、立ち入ることに危険も伴いますので戒めの気持ちもあったでしょう。あるいは信仰の対象=神の領域でもあったでしょう。
いずれにせよ、普段は立ち入りを禁じることで森を乱伐や乱獲から守り、豊かな資源を永続的に保護してきたのです。

奥山の入り口あたりは、村の生活弱者(たとえば村の母子家庭など)が優先的に食物や燃料を採取してよい地域が設けられていたころもあったようです。
そして万一の時には村全体の「御救山」となったのです。
普段は立ち入りが禁じられていても、凶作や飢饉の際には立ち入って木材を伐採したり山菜やきのこを採取することが許される山だったのです。こういう時は、幕府や藩もちゃんと許可していたようです。
奥山(深山)は、普段の生活とは表だった関係はないのですが、村の生活の一種の安全装置、今でいえば社会保障の役割もになっていたのです。

このように、山間の集落の生活や生産活動は、村に隣接する里山との結びつきだけで成り立っていたわけではなく、「奥山(深山)」というもう一つ大事なエリア・概念に支えられていたわけです。

里山が、環境保全の観点から見直されつつあり、萩乃露のような企業や都市住民も参加してその保全活動に取り組む地域が増えてきました。

そして、奥山(深山)にもほんの少しスポットがあたり始めました。
近年見つかった国有林資料が公開されたのです。林野庁が10年前に行った機構改革に伴って全国の森林管理局で見つかった江戸時代以来の資料です。
最も古いものは元禄にさかのぼり、全体で1万7500余冊とか。6月から国立公文書館で公開されています。

以上は、主に、
・6月20日(土)の日本経済新聞(夕刊)の『芸文余話』欄 と
・宮本常一の著作(本棚ひっくり返したけどタイトルを特定できず)・・・の親爺の記憶
によります。間違いがあればご指摘下さい。

里山があって深山桜という銘柄もある。奥山というお酒はないのか??


酒ネタでもない&写真もないのに、最後までお読みいただきありがとうございます。
↓↓ポチっ ポチっ と↓↓ ご声援頂けましたら幸いです。
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。