旨い純米酒と素晴らしい居酒屋のご紹介
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2010/11/30(火)
     (予約投稿です。コメント返信や皆様への訪問は少し遅れるかもしれません。お許し下さい。)

杜氏の名前や米生産者の名前を冠した銘柄は、結構多い。
が、米生産者の写真を裏ラベルにしたのは、「浅舞酒造株式会社」が最初じゃないか?
天の戸 亀の尾  ひやおろし 21BY(裏ラベル3)
顔が見える生産者の米による酒造りで、トレーサビリティーを確立。
黒麹を使った日本酒を造るなど、新世代の日本酒を模索するお蔵さんです。

酒米半径5km以内。使うお米はすべて蔵から5km以内、本当の地元のお米だけ。
県外のお米は一切使わない。兵庫県産山田錦も使わない。
水は琵琶沼寒泉水。絶滅危惧種の淡水魚イバラトミヨ(ハリザッコ)が棲むほどの清水。

天の戸キャップついでに天照大神が隠れたのが、「あまのいわと=天の戸」。
なので、シンボルマークは「勾玉(まがたま)」です。


今回呑んだのは、「天の戸 純米吟醸 亀の尾 ひやおろし」。通称:天亀ひやおろし。

例によって、秋田流花酵母(AK-1酵母)と華こまち酵母のダブル酵母です。
秋田流花酵母は、カプロン酸エチル系(リンゴ系の香味)、
華こまち酵母は、酢酸イソアミル系(バナナ系の香味) を醸すのが特徴だとか。

・・・の割には、香りは立たないです。地味な印象の香りが微かに。。
が、口に含むとじわじわと、、心地よい吟醸香が溶けだしてきます。
華やかではありませんが、クリームチーズのような香り。

甘みではなく旨みを感じます。
旨みの次に渋苦も感じられて、幾重にも味わいが折り重なったよう。
でも、重い感じやベタつき感はなくて、口あたりキレイです。
やや辛口の印象とともにフェードアウト。
天の戸 亀の尾  ひやおろし 21BY 天の戸 亀の尾  ひやおろし 21BY(裏ラベル)
熟して落着いたというよりも、やや地味な渋苦旨口。


【天の戸 純米吟醸 亀の尾 ひやおろし 21BY】
・原料米:秋田産 亀の尾100%、精米歩合:55%、酵母:秋田流花酵母&華こまち酵母
・アルコール分:16.5%、日本酒度:+4 、酸度:1.5、アミノ酸度:不明
・製造年月:平成21年9月
・価格:3,400円(税込)/1.8L

浅舞酒造株式会社】 創業大正6年(1917年)
・住所:〒013-0105 秋田県横手市平鹿町浅舞字浅舞388番地、TEL:0182-24-1030  
・最寄駅:奥羽本線横手駅下車(車で15分?) ⇒ 浅舞酒造の地図
・代表者:柿崎 秀衛(5代目蔵元)、杜氏:森谷 康市 ⇒ 夏田冬蔵・絵日記ブログ
・蔵見学:??

【購入したお店】 ⇒ 地酒&ワイン 加桝屋


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2010/11/28(日)
     (予約投稿です。コメント返信や皆様への訪問は少し遅れるかもしれません。お許し下さい。)

今月も続々と着弾してきた。
11月着弾 from sakezukibito 独り言をいう酒屋さんから。
達磨正宗(岐阜) 熟成古酒。2010年寅年ブレンドの限定2010本。昭和54BYのブレンド。
稲里(茨城)磯蔵酒造。磯蔵酒造も稲里も、まったくもって初めてです。


11月着弾 from トマリ 多摩のお店のトマリ君から。
苗加屋(富山)若鶴酒造。こいつの外呑みは旨かった。
而今(三重)美郷錦火入。21BYのチャレンジ酒。トマリ君ありがとう。
陸奥八仙(青森)。若手蔵元と若手杜氏のコラボの旨し酒。この色のラベルは初呑み。
どくれ(高知)西岡酒造。土佐杜氏の醸す酒。こちらは初家呑み。


11月着弾from長岡 情熱の酒販店さんから。
七本槍(滋賀)冨田酒造。イケメン杜氏の醸す、ずっと気になってた銘柄。初家呑み。
想天坊(新潟)越後の名杜氏、郷良夫氏が造る淡麗旨口。これまた初家呑み。

という事で、今月の着弾は初家呑みの銘柄が多く、とても楽しみです。
特に、富山と高知のお蔵は初家呑み。家呑みマップ、久々に更新できます。
(厳密には、まだ呑んで無いんですけど・・・。まぁ、いいでしょう。)
家呑みマップ101121
これで空白県(外呑みも家呑みもしたことない)は、熊本・宮崎・沖縄の3県。
家呑みできてないのは、北海道・千葉・山梨・大分だ。

トマリ君!良く覚えていてくれた。富山・高知のことを。
そして、なんだかごめんなさい。ランナーさん&鴎人さん。先に謝っておこう。(笑

ついでにTOP写真を変えようと思い、記念写真をパチリ。
TOP写真101126TOP写真101126(2)
どっちにしようか・・・、悩む。


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2010/11/26(金)
高垣酒造の酒ぶた人気コミック「もやしもん」で一躍有名になった「龍神丸」を醸す、
高垣酒造株式会社」。天保11年(1840年)創業の和歌山県内で最古のお蔵さん。
高垣酒造
                     (↑この写真は、フウドわかやまからの転載です。)
さすがに天保年間の建物は残っていないようですが、大正15年(1926年)に建てられた
主屋仕込蔵貯蔵庫土蔵が、国の登録有形文化財に登録されてます。
(↑下線部をクリックすると、文化庁/文化遺産オンラインの写真にリンクします。)

有田川源流の早月峡には、空海が発見した岩清水が湧き、不老長寿の「空海水」と呼ばれてたそうな。その霊水から酒を醸すことを思いついたのが、ご先祖の高垣又ェ門。
次の滝 (← この写真は、有田川町HPから。)
早月峡の“次の滝”。高さ約46m。 那智の滝に次ぐ落差であることから名付けられた。
今も、山からこの空海水(有田川源流水)を引いて仕込水に使ってます。

今回呑んだのは、龍神丸の弟分?「喜楽里 純米原酒 瓶燗一回火入低温貯蔵」。
喜楽里 純米原酒 瓶燗一回火入低温貯蔵 21BY(胴ラベル)ラベルの書「喜楽里」は、根来寺の牧宥恵画僧のもの。
裏ラベルには、銘柄の由来として、“年の節をぶ時、祭りをしむ時、郷の文化を大切に、「地方でもきらりと光る酒でありたい。」”と書かれてます。

上立香は、ほとんどありません。
ほんのかすかに、酸を感じさせるようなアルコールっぽい香り。
喜楽里 純米原酒 21BY 色合い
フィルター濾過だけしてるそうですが、(分かりづらいですけど)そこそこ黄色がかっています。

含むと、熟成香? というよりも、クリームっぽい感じの香りかなぁ。
味わいは、クリーミーと言えばクリーミーだけど、むしろ生酛・山廃系の乳酸っぽさ。
+2のスペックよりは辛めの印象がまず押し寄せますが、口当たり自体はやわらかで、
そのうち、ふわ~っと溶け込むようにコクが来て、甘みもスーッと。
最後はやっぱりククッと辛みで切れる。(なんだか、inoさんみたいになってきた。(笑 )

最初の乳酸っぽさは日ごとに薄れ、クリーミー感が増して、米の旨みがでてきます。

美味しいけど、ちょっと熟しすぎ? のような印象の一本でした。
喜楽里 純米原酒 瓶燗一回火入低温貯蔵 21BY 喜楽里 純米原酒 瓶燗一回火入低温貯蔵 21BY(裏ラベル)
ご存知のとおり、高垣淳一杜氏は、47歳の若さで8月に急逝されました。
高齢のお父さんと奥さんが蔵に入って、22BYも酒造りを続けていただけるそうです。
もしかしたら、新しい杜氏さんを迎えるかもしれません。
どんな形にせよ、高垣酒造さんには頑張っていただきたいです。陰ながら、親爺も応援。


【喜楽里 純米原酒 瓶燗一回火入低温貯蔵 和歌山酵母 21BY】
・原材米:五百万石、精米歩合:60%、酵母:和歌山酵母
・アルコール分:16度以上17度未満、日本酒度:+2、酸度:1.4、アミノ酸度:不明
・製造年月:平成22年10月
・価格:頂き物につき不明。

高垣酒造株式会社】 HPは休止中。創業天保11年(1840年)、生産石数:約200石。
・所在地:〒643-0142 和歌山県有田郡有田川町小川1465、TEL:0737-34-2109
・最寄駅:JR紀勢本線 藤並駅?(駅から10km以上あります。) ⇒ 高垣酒造の地図
・代表者:高垣 嘉宏、杜氏:高垣 淳一(平成22年8月9日 脳幹出血により永眠。47歳)
・蔵見学:たぶん、今は無理でしょう。
主屋、塀、仕込蔵、貯蔵庫、土蔵が国の登録有形文化財。

【購入したお店】 ⇒ 頂き物につき不明。


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2010/11/24(水)
やってしまった。単独の写真を撮るのを忘れた。。撮る前に、呑み切ってしまった。(笑

(写真撮りそびれで)呑んだのは、こいつ↓↓。 「奈良萬 純米生酒 中垂れ 蔵元熟成」。
from 情熱
人気商品の「奈良萬 純米生酒 中垂れ」を、酒販店さんが頒布会用に熟成させたもの。

通常の「中垂れ」にはない、“蔵元熟成”の肩ラベルが付いている。
中垂れラベル2
(左)通常の「純米 中垂れ」のラベル。   (右)「純米 中垂れ “蔵元熟成”」のラベル。

ついでだから、「純米吟醸 中垂れ」のラベルも載せておこう。
奈良萬 純吟 中垂れ ラベル2
ちょっと分かりづらいが、こちらは、黄色がかった和紙のような素材でできている。


本題に戻って「奈良萬 純米生酒 中垂れ 蔵元熟成」。
この商品誕生の経緯とどのくらいスペシャルなのかは、頒布会の案内文をご参照。
奈良萬 蔵元熟成 案内文1
蔵元のマイナス冷蔵庫で全く動かす事なくひと夏寝かせた・・・というのがポイントですか。
でも、そういうのって意外とありそうで?なさそうな??

ま、ありがたく開栓。
シュゥ~~、ジュッポン! 寝てたわりには元気じゃないですか。(笑

いい香りです。リンゴですね。
通常の「中垂れ」の“青りんご”の果肉のとこだけ集めたようなまろやかな香り。

ひと夏越しても、やわらか~くしゅわしゅわしてます。
あま~い果肉が攻めてきますね。旨いっすね。

通常の中垂れの、ピッチピッチのシュワッシュワじゃなくて、やわらか~いしゅわしゅわ。
口中でも、フレッシュで突き刺すような甘さではなくて、先が丸まったようなま~るい甘さ。
もぎたての青リンゴ丸かじりではなくて、皮をむいて上品にお皿に盛られた完熟りんご。

旨いっす。
from 情熱1 奈良萬 蔵元熟成 21BY(裏ラベル) (← いつもの写真が無くて、悲しい。)
でも、親爺には通常の「中垂れ」の良さが少なくなったような気もする。
まさに青リンゴジュースだった通常の中垂れの方が、もっと旨かったような。。


【奈良萬 純米生酒 中垂れ 無ろ過生原酒 蔵元熟成 21BY】
・原料米:会津産五百万石、精米歩合:55%、酵母:うつくしま夢酵母
・アルコール分:17%、日本酒度:-、酸度:-、アミノ酸度:-
・製造年月:平成22年9月
・価格:2,835円(税込)/1.8L

夢心酒造株式会社】 創業明治10年(1877年)
・所在地:〒966-0072 福島県喜多方市字北町2932、TEL:0241-22-1266
・最寄駅:JR磐越西線 喜多方駅(駅から約3km、車なら10分ほど) ⇒ 夢心酒造の地図
・代表者:東海林 伸夫(11代目蔵元)、杜氏:石川 達明?
・蔵見学:?

【購入したお店】 ⇒ 株式会社 カネセ商店


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2010/11/21(日)
東北鎮護・陸奥国一之宮の鹽竈神社(塩竈神社)。 (↓の写真は、旅の発見HPより。
鹽竈神社
この202段もの階段の表坂(通称:男坂)を上ると、
正面には左右宮拝殿、 (↓この写真は、鹽竈神社公式サイトより。↓) 右手に別宮拝殿がある。
左右宮拝殿別宮拝殿
正面がメインだと思ったらそうではない。
右側の「別宮」というサブみたいな名前の方が、主祭神。

主祭神は、鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)。
あの海幸彦・山幸彦の神話で、釣り針を失くして困っていた山幸彦に船を与えワダツミの宮へ案内した方だそうですよ。神武天皇の道案内もしたらしい。

なので当然、海の神。海上安全・大漁祈願などにご利益がある。
そのうち、海(うみ)が産み(うみ)に通じるから安産守護の、潮の満ち引きが人の生死に関わるから延命長寿の、道案内を無事務めたから交通安全の信仰が盛んになったとか。
なんだかダジャレみたいだが、まぁいいか。

この鹽竈神社(塩竈神社)のすぐ眼下(崖下)に「阿部勘酒造店」がある。
参道というか、鳥居のすぐわき、神社入り口である。
塩竈
地図で見ると、↑こんな感じ。
写真で見ると、↓こんな感じ。
阿部勘酒造 (←これも旅の発見HPより。
享保元年(1716年)仙台藩伊達家の命により塩竈神社への御神酒御用酒屋として創業。
300年近い歴史を持ちますが、平成8年(1996年)に蔵を建て直し、設備は超近代的。
自動製麹機酵母の自家培養設備、最適な割水を作り出すピュアウォター生成機等々。
瓶貯蔵用に40坪の大型冷蔵庫。おまけに蔵内の釘は全てステンレス製ですと。

もちろん、機械だけのお蔵さんではありません。
炭濾過なしの全量瓶貯蔵、特定名称酒比率98%、平均精米歩合51%の吟醸蔵です。

主に宮城県内向けの「於茂多加(おもたか)」 と 首都圏など県外向けの「阿部勘」 の両銘柄の他に、「於茂多加男山」「四季の松島」「一宮」の計5銘柄を醸しています。

今回呑んだのは、「於茂多加(おもたか) 亀の尾 純米吟醸」です。
於茂多加(長谷川グラス)
このお酒も頂き物です。宮城に帰省された方が、お土産として買ってきてくれたもの。
宮城県内で買われたので、「於茂多加(おもたか)」になるわけです。

ちなみにキャップは、「阿部勘」ね。
阿部勘キャップ

裏ラベルによると、隣町の「石巻稲作研究会」の太田・伊藤・門間・高瀬・高橋・西条・大橋の各氏によって育てられた『亀の尾』だけを使用している。
裏ラベル1
顔が見える生産者、トレーサビリティーの確立というやつです。


香りは控えめ。ほんのりと甘いような渋みのあるような。。
香りだけでなく、この時期の食べ物のイメージで言うと柿かな。

口当たりはサラリ。
甘みも控えめながら、時おり顔をのぞかせる渋みが心地よい。

おススメは常温。
サラリの中に、弾力というかトロッとしたところが出てきて、旨みも増す。
ALC15%なので呑みやすいのに、ちょい渋が演出する程よいコクが、いいなぁ。
於茂多加 亀の尾 純米吟醸 21BY 於茂多加 亀の尾 純米吟醸 21BY(裏ラベル)
インパクトは強くはないが、呑み飽きもしない。ちょっと大人の食中酒。
〇川さん、大変美味しく頂戴しました!ありがとうございました。<(_ _)>アリガトウゴザイマシタ..


【於茂多加 亀の尾 純米吟醸 21BY】
・原材米:石巻産亀の尾100%、精米歩合:55%、酵母:不明
・アルコール分:15度以上16度未満、日本酒度/酸度/アミノ酸度:不明
・製造年月:平成22年7月
・価格:頂き物につき不明。

【阿部勘酒造店】 創業享保元年(1716年)、生産石数:約500石。
・所在地:〒985-0057 宮城県塩竈市西町3-9、TEL:022-362-0251
・最寄駅:JR仙石線 本塩釜駅(下車1㎞弱、徒歩10分ほど) ⇒ 阿部勘酒造店の地図
・代表者:阿部 勘九郎(13代目)、杜氏:平塚 敏明(南部杜氏)
・蔵見学:仕込時期の見学は不可。4月中旬頃より見学可。要予約。

【購入したお店】 ⇒ 頂き物につき不明。


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2010/11/18(木)
奈良県御所(ごせ)市にある「千代酒造」。
千代酒造キャップ蔵元HPに、“御所市は、明日香の時代より更に古い時代に豪族が開いた土地・・・”と書かれてます。歴史好きの親爺は勝手に解説を始める。

大和盆地に成立する「天つ神」(天孫族・天皇家)以前に、大和葛城には古代栄えた「国つ神」(古代国家)がありました。葛城氏と鴨(かも)族です。
大和葛城 『日本書紀』によれば五世紀後半、雄略天皇により葛城氏は滅ぼされますが、鴨族の人々は山城(京都)平野に移り住み、そこを開拓して「鴨」の地名を残します。上加茂(上加茂神社)、下鴨(下鴨神社)、鴨川などです。

その鴨族の出身で一番有名なのが鴨長明(かものちょうめい)。古代にあっては役小角(えんのおづぬ)ということになります。

役小角。役行者(えんのぎょうじゃ)とも尊称される、修験道の開祖です。
山々をよじのぼり、岩々を飛び歩き、、修業する。山伏の第一号&世界初の登山家?
山伏 (← 山伏のイメージ。写真は日光修験HPから借用。)
役小角は、日本各地の高山を登りますが、大和葛城山でも修業したとされてます。

その霊峰葛城山の麓(ふもと)一帯は、古来より櫛羅(くじら)という地名で呼ばれており、江戸期には櫛羅(くじら)藩もありました。
櫛羅藩は、廃藩置県で廃藩となり、櫛羅県を経て奈良県となりました。

その櫛羅(くじら)にあるのが「千代酒造株式会社」。(ようやく繋がったか。長くてスミマセン(笑)。)
千代酒造
                                (↑地酒専門店「酒味の店」から転載です。)
住所表記は今でも、「奈良県御所(ごせ)市櫛羅(くじら)621番地」。なんだか嬉しい。

水は蔵内の井戸より葛城山伏流水(やや軟水)を汲み上げて使用。
米は94年より山田錦の自社栽培を始め、将来的には全量奈良県産米の使用を目指す。
現代の名工」にも選ばれた但馬杜氏の吉田嘉七郎氏の下、全国新酒鑑評会 金賞14回受賞。(現在、平成16年から7年連続金賞受賞中)。
・・・水・米・人&実績と3拍子も4拍子も揃った、結構なお蔵さんなのです。

千代酒造は、主要銘柄(ブランド)が2つあります。
・櫛羅(くじら)。自社栽培の山田錦だけを使ったもの。
・篠峯(しのみね)。酒蔵だけでは完結しない日本酒の魅力を伝えるための限定流通品。

今回、親爺が呑んだのは、「篠峯(しのみね) 雄山錦 -純米 無濾過生酒-」です。
篠峯 雄山錦 純米無濾過生酒 21BY(胴ラベル)
篠峯とは、葛城山の古称あるいは別称だそうです。

家呑みでは「雄山錦」は初めてなので、系統図を付ける。
雄山錦系統図
雄山錦といっても、雄町+山田錦 ではない。(笑
  これは、ともにゃんさんのブログで勉強させていただいた。

富山生まれの富山育ちの酒造好適米を作ろうと開発されたお米です。「成政」さんあたりが言いだしっぺらしい。
富山で開発した米なので、富山県の最高峰、北アルプスの立山(3,015m)にある雄山(3,003m)の名を付けました。山頂には雄山神社本宮があり山岳信仰の対象のようです。


香りは、フルーツを感じるほどでもなく、その手前のほのかな吟香といった感じ。

口あたり、柔らかいです。
ほの甘い香りとスルリとした舌触りのなかで、すぐに酸が来ます。
なので、味わいも甘くは感じません。さりとて辛いわけでもなく。

ほんの少しの苦味があってキレは良く、呑みやすいです。

いろんな旨みや穀味がある複雑な味わいとは対照に、実にシンプルに纏まった感じ。
ボトルの見た目どおり、綺麗でさわやかで呑みやすく美味しい。
だけど小さくまとまった感じで、親爺としては、少々インパクトに欠けるかな。

ありゃりゃ? もしかして、夏に呑むお酒だったか!?
篠峯 雄山錦 純米無濾過生酒 21BY 篠峯 雄山錦 純米無濾過生酒 21BY(裏ラベル)
雄山錦って、五百万石よりは幅が広い感じだけど、同じような綺麗さで勝負するお米?


【篠峯 雄山錦 -純米 無濾過生酒- 21BY】
・原材米:雄山錦100%、精米歩合:60%、酵母:協会7号+協会10号(らしい)
・アルコール分:16度以上17度未満、日本酒度/酸度/アミノ酸度:+1.5/2.0/1.0(らしい)
・上槽日:平成22年8月
・価格:頂き物につき不明。

千代酒造株式会社】 創業明治6年(1873年)、生産石数:約450石。
・所在地:〒639-2312 奈良県御所市大字櫛羅621番地、TEL:0745-62-2301
・最寄駅:近鉄御所線 近鉄御所駅(下車2㎞弱、車で約10分) ⇒ 千代酒造の地図
・代表者:堺 哲也、杜氏:吉田 嘉七郎(但馬杜氏)
・蔵見学:不明。

【購入したお店】 ⇒ 頂き物につき不明。


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2010/11/16(火)
しっかし・・・、写真を撮るのが難しい。。「鍋島 Harvest Moon」。
 鍋島 Harvest Moon (胴ラベル)
「中秋の名月」ですか? でも、ラベルにはお月さまがありませんね。
・・・と、よ~く見ると、Nabeshimaの「i」の点が満月になってますね。

ちなみに、
 仲秋とは、旧暦8月のこと。(7月が初秋・8月が仲秋・9月が晩秋です。)
 中秋とは、旧暦8月15日のこと。(8月仲秋の真ん中(=8月15日)が中秋です。)
なので、
 「中秋の名月」というと旧暦8月15日の十五夜のお月さんで、
 「仲秋の月」というと十五夜以外の旧暦8月のお月さんです。

このラベルは、Nabeshimaの「i」が満月になってますので、「中秋の名月」が正しい。(笑


ちょっと気になる肩ラベル。堂々「辛口純米」の四文字。
鍋島 Harvest Moon (肩ラベル2) しかも、ご丁寧にも赤文字だ。

冬(春先)に造られた新酒を、涼しい蔵の中でひと夏寝かせ、秋まで熟成させて、外気温が蔵の温度と同じ位に冷え込んでくる頃に出荷されるお酒が「ひやおろし」です。
(厳密には、一回火入れのお酒を秋まで熟成させて、生詰で出荷するもの。)

しかし、近年は蔵内の常温保存ではなく、空調(冷蔵)設備による低温貯蔵の「ひやおろし」がほとんど。そのためお酒の熟成が遅く、秋口にはまだ本来の飲み頃を迎えていない「ひやおろし」が多いのだとか。
そこで、飯盛杜氏が春に搾ったお酒をあえて常温で熟成し、「ひやおろし」本来の魅力を伝えようとしたお酒が、この「鍋島 Harvest Moon ひやおろし 辛口純米酒 熊本酵母」。


従来の鍋島のような、華やかな香りはありません。
そーっと香ってくるような奥ゆかしさ。

さらりとしています。
それを含んでいると、ほんのりと香ばしい甘みを漂わせる含み香。
さらりとしたその底に、これまた奥ゆかしい旨み。
このほんのりの香ばしさと旨みが、このお酒に奥行きとコクを与えているようです。

+9から想像するような強烈な辛みはありませんが、最後にキリッと〆てくれます。

香りも邪魔せず、コクのある旨みで、さらりとして呑み疲れしない。
これは素晴らしい食中酒でしょう。

鍋島 Harvest Moon 鍋島 Harvest Moon (裏ラベル)
お燗もしましたよ。 “さらり” にふくよかな感じが加わって、でも最後の辛口は健在で。
まさに、ツィー と来て、キリっと行く お酒です。
旨い辛口のお酒というのは、こういうお酒を言うのかもしれないなぁ。

でも親爺は、いつもの鍋島の香りといつもの鍋島の甘みが好きですけどね。


【鍋島 Harvest Moon ひやおろし 辛口純米酒 熊本酵母 21BY】
・原料米:山田錦100%、精米歩合:65%、酵母:熊本酵母
・アルコール分:15%、日本酒度:+9、酸度:不明、アミノ酸度:不明
・製造年月:平成22年9月
・価格:頂き物につき不明

富久千代酒造】 創業大正末期、一号蔵・精米所・麹室は国の登録有形文化財
・所在地:〒849-1322 佐賀県鹿島市浜町1244番地-1、TEL:0954-62-3727
・最寄駅:JR長崎本線 肥前浜駅(徒歩3分) ⇒ 富久千代酒造の地図
・取締役社長 兼 杜氏:飯盛 直喜、生産石数:450石
・蔵見学:(たぶん)事前連絡でOK


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2010/11/13(土)
“かかあ天下とからっ風”で有名な上州は赤城山南麓にある「柳澤酒造株式会社」。
仕込水の蔵元井戸水も、もちろん赤城南麓伏流水。 (↓こちらは、日本酒心Chiからの転載)
  柳澤酒造
住所表記も今でこそ“前橋市粕川町”だが、以前は“勢多郡粕川村”。
きっと風情を残す良いところでしょう。

明治10年創業で「桂川」という伝統銘柄を持ちます。
なんでも「もち米四段仕込み」というこの蔵独自の伝統技法で造られてるとか。
通常、初添(そえ)・仲添(なか)・留添(とめ)の三段で仕込むところを、最後に高価なもち米を蒸して四段目の仕込を行うことで、お酒の甘味を更に引き立たせるのだとか。

とは言いつつも、ご多分にもれず「桂川」の売上は減少の一途。
この危機に立ちあがったのが、蔵元の若き兄弟です。
二人は、純米酒で勝負することを決め、純米吟醸の開発に乗り出します。
大量仕込みから少量仕込みの高品質へ転換するため、設備も大幅に入れ替えました。

そして3年。平成16年(2004年)に完成したのが「結人」です。
結人 純米吟醸 直汲本生 21BY(肩ラベル)
結人 純米吟醸 無濾過 直汲本生」。

肩ラベルは、「亀口直汲み」の表記から、21BYより「直汲本生」に変更されたようです。
純米以上は、すべて手で洗米の箱麹。そのうえ直汲みですから、本数は少ないようです。

裏ラベルに開栓時の注意書きがありますが、ガス圧は感じるものの普通に開栓。
香りは、フルーツ系。ただし、想像よりもかなり控えめです。

グラスには小さな気泡がたくさん踊り、見た目に炭酸ぽさが感じられます。
口に含むと、ラムネのようにピリピリと口中で気泡が踊りまくり。
炭酸が弾けるのと一緒にシンプルで結構強めの甘味が弾けます。
複雑な味わいはありません。分かりやすい甘さです。

色合いは、ほんのり“かすみ”ですが、味わいは五百万石らしい透明感で、キレが良い。

ラムネのアルコール飲料かな。
村祐をピリピリさせたような(ちょっと気泡のピリピリが強すぎるような気もしますが)、
女性とか、日本酒嫌いな人に飲んでもらいたい。。そんな感じのお酒です。

結人 純米吟醸 直汲本生 21BY 結人 純米吟醸 直汲本生 21BY(裏ラベル)
「日本酒と酸度はあえて公開しておりません。お酒の味は数値に惑わされず、ご自身で感じていただければ幸いです。」って、ここも村祐と同じ発想のようで。


【結人 純米吟醸 直汲本生 21BY】
・原材米:五百万石100%、精米歩合:55%、酵母:不明
・アルコール分:16.0~17.0%、日本酒度:不明、酸度:不明、アミノ酸度:不明
・上槽日:平成22年9月
・価格:2,835円(税込)/1.8L

柳澤酒造株式会社】 創業明治10年(1877年)
・所在地:〒371-0215 群馬県前橋市粕川町深津104-2、TEL:027-285-2005
・最寄駅:上毛電鉄上毛線 新屋駅(下車約2km) ⇒ 柳澤酒造の地図
・代表者:柳澤 光男(4代目)、杜氏/副杜氏:柳澤 清嗣(長男)/圭治(次男)
・蔵見学:あり。(日時、人数による/要予約)

【購入したお店】 ⇒ 小山商店


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2010/11/11(木)
太田 本です。
ただし、太田和彦の著作ではない。
居酒屋ゼミナール表紙1 太田和彦“監修” の
オールカラーの居酒屋ガイドブックです。

居酒屋大学のオータ教授が3人のゼミ生を相手に9つの講義を行い、
生徒は自習のため居酒屋の名店を訪れ、講義内容を確認・実践して行くというもの。

9つの講義内容(タイトル)と紹介される(自習で訪れる)45の名店は、この通り。↓
居酒屋ゼミナール目次1
 (クリックすると大きくなるので、お店の名前も見やすいです。)
ビールなら「銀座ライオン」とか、日本酒なら「神田新八」とか、肴では「森下 山利喜」とか、大衆酒場なら「千住の永見」とか、立飲みなら「吉祥寺 いせや総本店」とか、大人の居酒屋「八重洲 ふくべ」などなど、皆さんもご存知の有名どころ満載。

そんな中で、穴場の名店で「三軒茶屋 阿川」と「市ヶ谷 あて」というのは、親爺は初めて聞きました。文字通り隠れた名店=穴場なのでしょうねぇ。
それと、「四つ木 ゑびす」は穴場の名店というよりは大衆酒場の講義にふさわしい。

ま、それはおいといて、
各講義の合間には、教授の「居酒屋豆知識」なるモノがちりばめれらている。
居酒屋ゼミナール2
その①「ビールの分類」、②「日本酒の分類」、③「酎ハイの発祥」、④「部位の名称」。
蘊蓄というほどのものでもない。呑み助なら普通知ってるよね?くらいのお話し。
ここは、ぜひとも本物の太田教授の蘊蓄を載せて欲しかった。。

講義内容は、見開きで2枚(4ページ)でごくごく手短かです。
皆が気持ちよく呑むためのマナ―的な内容が多いですかね。
居酒屋ゼミナール3
自分に当てはめるといろいろと思い当たる事や反省すべき事もある。

「店の人に名前を呼んでもらえるのが理想」とあるけど、親爺は、これは得意ですよ。(笑
でも、「肴の注文は早く、注文上手になれ」というのは苦手でして。。適当にお任せとか、連れに頼んでもらうとかになっちゃいます。
「食べ物を残すな」・・・耳が痛いです。いつも、呑みに走っちゃいますから。
「自分たちだけで騒ぐな」・・・猛省するのみだな。でも、あまり反省は感じられない?(爆

講義のあとの自習・実践で訪れるお店は、すべてカラーで紹介されてます。
居酒屋ゼミナール5
目次から分かるように、ビールを飲むならここ、日本酒ならここ、彼女と行くならこのお店etc. という風に、それぞれのシチュエーションでおススメの店が45軒紹介されてます。

太田さんの文章を期待して買ってはだめですよ。
あくまでもガイドブック。
シチュエーションごとに数軒ずつ紹介されてて便利。カラーで見やすい。
反面、結構知ってる(有名な)お店ばかりなので目新しさはないです。
居酒屋ゼミナール2

監修=太田和彦 『オータ教授の居酒屋ゼミナール』(ぴあ株式会社)
                 2010年10月10日発行 1,300円(税別)


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2010/11/09(火)
親爺は、現在2つの頒布会に参加しております。
 ・長岡の情熱の酒屋さんの頒布会
 ・岐阜の独り言をつぶやく酒屋さんの頒布会
(1月~6月には、八王子の丸顔の酒屋さんの頒布会にも参加させてもらってます。)

頒布会商品がかぶる事はあまりないのですが、時にはかぶる事もございます。

<10月頒布会商品>
(独り言の酒屋)房島屋純吟山田ひやおろし、三千櫻純米雄町ひやおろし
(情熱の酒販店)房島屋純吟山田ひやおろし而今特別純米MK1火入れ
(念のため抽選申し込んでいた丸顔の酒販店)而今特別純米MK1火入れ…見事当選。

房島屋純吟山田ひやおろし而今特別純米MK1火入れが2本ずつ揃ってしまいました。
こういう時に役に立つのが、酒とも(?)ブロとも(?)です。
バーター(物々交換)してもらいました。

物々交換前 この2本のお酒が、
          ↓↓        ↓↓
          ↓↓        ↓↓
物々交換後 こんなお酒になりました。

喜楽里も写楽も、親爺は初家呑みとなりますので良かったです。 \(^o^)/ バンザーイ
お! おまけに、写楽は早くも新酒の初しぼりですね。

粋豚(すいとん)さん、ありがとうございました。 <(_ _)>アリガトウ..
呑んだら、ブログアップしておきますね。そのうち。。たぶん。。(笑

OIRAnさん、黒飛露喜、何かと交換しようか! 忘年会の時に持ち寄って交換する??


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2010/11/06(土)
「このラベルをご覧いただきまして、どのような表情を連想されますか?」 と、裏ラベルに
鼎 限定ひやおろし(胴ラベル) 書いてある。
・・・親爺には、お猿さん?いや、モミアゲのおっちゃんが “ Why? (分からなぁ~~い)” ポーズをしているところに見えます。

「鼎(かなえ)」と読みます。もとは、古代中国の三本足の鍋・釜・祭器のことです。
なので、鼎というと「3」を意味する言葉に使われます。
 二人で話すのが対談。 三人で話すのは「鼎談(ていだん)」。
 二人が反対しあうと対立。 三人がそれぞれ対立すると「鼎立(ていりつ)」。

このお酒の「鼎(かなえ)」とは何か? 裏ラベルにこう記されてます。
「世代のかわる三人(東京農大卒)を中心に、蔵元が力をあわせ酒の頂点をめざします。」
信州銘醸 「信州銘醸」は上田にある3000石の大手。
小谷(おたり)杜氏の第一人者/西沢勝さんが50年にわたり杜氏を務め、喜久盛、梁山泊、瀧澤などの銘柄を有しますが、製造部長の工藤さん・工場長の吉池さん・営業部長の滝澤恭次さんの三人が力を合わせ、信州銘醸に新しい息吹を起こそうと立ち上げたのが、「鼎(かなえ)」です。

鼎 限定ひやおろし1 今回は、「鼎 純米吟醸 限定ひやおろし」。

上立ち香は、素晴らしい。フルーツではなくて、久々のスイーツです。

冷たいクリームのような甘味が、ま~るく転がって来ます。
甘味を楽しんでいると、クリームがシュワ~~ と溶けて、中から別の旨みが出てきます。
まるで、隠し味のように、クリームの中に小粒のスパイスがあるようです。

クリームが溶ける時のシュワ~~は、やたらに弾けるシュワッシュワではなくて、
ひやおろしならではの、落着いた少し柔らかいシュワ~~ です。

しかも、スイーツの甘味は最後のスパイスとも調和して、やはりスイーツの含み香と共に
静かに余韻を引きながら消え行きます。

これまた、おどろきの旨さです。親爺、びっくり。

鼎 純米吟醸 限定ひやおろし 21BY 鼎 純米吟醸 限定ひやおろし 21BY(裏ラベル)
酒販店のトマリ君が「めっちゃいいですよ!」と言うのも、納得。 トマリ君に脱帽。


【鼎(かなえ) 純米吟醸 限定ひやおろし 21BY】
・原材米:美山錦、精米歩合:55%、酵母:不明
・アルコール分:16.0~17.0%、日本酒度:+-5~-8、酸度:1.7~1.8、アミノ酸度:不明
・上槽日:平成22年9月
・価格:2,625円(税込)/1.8L

信州銘醸株式会社】 創業昭和33年(1958年)、生産石数:約3000石
・所在地:〒386-0407 長野県上田市長瀬2999-1、TEL:0268-35-0046
・最寄駅:しなの鉄道 大屋駅(下車約1.4km) ⇒ 信州名醸の地図
・代表者:瀧澤 光次、杜氏西沢 勝(長野小谷(おたり)杜氏、ただし、鼎では監修のみ)
・蔵見学:あり。ただし、10人以内、要予約。

【購入したお店】 ⇒ 小山商店


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2010/11/04(木)
親爺、昨日(11/3)、1週間の断(日本)酒の旅より戻りました。

今回、主に台南の安平というところにいました。台南といえば、鄭成功(てい せいこう)。
1661年、当時台湾を支配していたオランダ人を打ち破った英雄です。安平古堡 安平古堡
(ちなみに鄭成功の母は日本人。平戸の田川マツさん。最期は悲劇的な人です。)
ゼーランディア城という名でしたが、オランダ駆逐後は鄭成功の司令部になりました。

なので、城内には大砲のレプリカなんかが置かれてる。
安平古堡大砲台湾城壁
台湾城跡として当時の城壁も残されてます。
これらのレンガは、オランダ人によってインドネシアから運ばれてきたものだとか。

こちらは、1874年の日本の台湾出兵に対抗するために造られた要塞。
億載金城 億載金城
中には、やはり大砲や兵舎跡があるらしいが、少し心苦しいので入らない。

1937年の中日戦争(日本では、日華事変)で日本軍が上海に侵攻した時に、日本はこの台南・安平で軍夫を徴用し、台湾人を日本軍として従軍させた過去もあります。
安平軍● 安平軍伕という廟(お墓)
その時に亡くなられた12柱も奉られてます。歴史にはつらいものがある。。

気を取り直して、日本人から見た台湾的なイメージのもの。
寺2寺3
観光バスで大勢の人が来ます。日本で言えば、浅草寺のような感じかな。
でも、膝をついて深い祈りを捧げてる方も大勢いました。信仰は篤いです。

親爺のお気に入りはここ。
赤嵌樓 赤嵌樓
台南で一番古い史蹟。オランダが建てたプロビデンシャル城(紅毛城)。
オランダをやっつけた後は、政府(政治の中心地)となりました。

でも、一番のお気に入りはこれかな。
路地
路地。

台南・安平は、運河と港と歴史の街です。
街並み遠景 オランダ時代や日本統治時代の建物を壊すのではなく、それを有効活用したり歴史の遺産として次代に残している。
台湾の懐の深さというものを感じます。

この町には、自転車で運河に落っこちる人がいるらしい?? 
注意
親爺も、すべて自転車で回りました。結構なサイクリングになりました。
あ、旅行じゃないです、出張です。仕事してきましたよ。(笑
  
  このネタを、いつもお世話になってるOIRAnさんに捧げます。。なんてね。


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2010/11/01(月)
ずっとブログ更新さぼってましたので、「酔って候」は千鳥足でランク外の遠く彼方へ・・・
行くはずなのに、あつかましくも分不相応な位置に。。

見に来てくれる方がいる。コメントくれる方がいます。ぽちっと応援してくれる方がいます。
ありがたい事です。皆さん、本当にありがとうございます。

本日より、ブログ再開します。(熱帯の台南より投稿)
また、これからもよろしくお願いいたします。 <(_ _)>ヨロシクオネガイシマス..



伊賀忍者の里や松尾芭蕉の生誕地として有名な三重県伊賀市にある「森喜酒造」。
この蔵を語る時、米よりも水よりも杜氏よりも、まずこの人を語らなければいけない。
rumikorabel.jpg← ラベル写真は蔵元HPからの転載です。
森喜るみ子さん。
1960年、森喜酒造の長女として生まれ、大阪大学薬学部を卒業し製薬会社に勤務。
当時の森喜酒造は造ったお酒の2/3を大手メーカーに桶売り、残りを地元に卸す弱小蔵。
ある日父が病に倒れ、会社を辞めて戻らざるを得なくなり、看病とお酒の配達の日々に。

滋賀県の酒蔵の三男の英樹氏を婿に迎え、'89年から夫婦で蔵に入りました。
女性が蔵に入ると“穢(けが)れる”という風潮が残っていた時代の、必死の覚悟です。
しかし、幼子を抱えながら頑張っていた'91年に大手メーカーから桶買い打ち切りの宣告。
廃業の危機に立たされます。

この時に出会ったのが、尾瀬あきら『夏子の酒』。
夏子 ← これは、全6巻の新装版。
全12巻のうち9巻を手に入れたるみ子さんは、夜中に一気に読了。
「涙がボロボロ出て止まらなかった。いいお酒を造りたい。そうすればきっと分かってくれる人がいる。」と思った彼女は、自分の想いを便箋に認め作者に手紙を送ったのです。

すると一週間後に、作者本人から、欠けていた三冊のコミックと手紙が届きます。
そこには「全国の酒屋さんが集まる場があるので出てらっしゃい。」との文面。

藁にもすがる思いの彼女は、三番目の子をお腹に宿しながら二歳と一歳の幼子を連れて上京、蔵元交流会に出席。
彼女のその姿は多くの蔵元の胸を打ち、その場で神亀の小川原良征氏と出会うのです。

神亀の純米酒に触発され、'92年からタンク二本分だけ純米を仕込み、
'93年には杜氏も蔵人もいなくなり、文字通り夫婦二人だけの二人三脚での酒造り。

知識と経験が乏しいため、朝晩、神亀/小川原氏に電話を入れ指導を仰ぐ。
放冷機が壊れた時は、見かねた小川原氏が蔵まで飛んできて麹造りなどを直接教える。

こうして造り上げた「るみ子の酒」は、尾瀬あきら氏がラベルを描いたことも話題になり、そして何よりも本格派の純米酒として人気を博し、廃業の危機を切りぬけたのです。
すっぴんるみ子の酒ラベル
(↑ちなみに、無濾過生の「すっぴん るみ子の酒」ラベルは、白黒です。すっぴん だからお化粧してないのね。)
その後、自分たちで無農薬の山田錦も栽培し、'98年(平成10BY)から全量純米蔵に。
全量蓋麹瓶燗(瓶火入れ)がメインという、素晴らしいお蔵さんなのです。

この時の恩返しにと、「蔵女性(くらびと)サミット」を立ち上げ、女性の蔵人や杜氏のネットワークを組織し、酒蔵で働く女性の精神的・実務的支援を目的とした活動を行ってます。
 (以上は、上野敏彦 『闘う純米酒 - 神亀ひこ孫物語』(平凡社)からの抜粋要約です。)

・・・などと長々と書きながら、呑んだのは「るみ子の酒」ではない。
妙の華」。創業者がある住職に井戸を掘りあててもらい、以来信仰する法蓮経からとった銘だとか。
妙の華お燗
正確には、「妙の華 Challenge90番外編 山廃純米山田錦90% 無濾過火入れ原酒」。
sakezukibitoさんが、蔵元の田んぼに草むしりに行って、強引にGETしてきたレアもの。
(sakezukibitoさんの活躍はこちら。→ 森喜酒造さんに行ってきました♪ るみ子さんとのツーショットもあります。)

香りはかなり控えめ。
“にゅるり”とした感じの口当たり。
と思っていると、口中でいっきに濃厚な味わい。
山廃特有の乳酸ぽさは少なめですが、酸味自体はかなりあり。
力強いお酒だけど、呑むのにもパワーがいるようです。

森喜といえば、やはりお燗。

お燗にすると、控えめながらほんのりエステル香が鼻をくすぐるよう。
“にゅるり” → “ツィー” と良い方向に変化します。
口中では、濃厚さに変わりはないですが、じゅわ~っと来るような膨らみに変わります。
ボリューム感あふれるボディーを酸がまとめるようで、冷やよりはパワーを必要とせず。

90%から想像するよりは、雑味はなくストレート。
妙の華 challenge90 番外編 21BY 妙の華 challenge90 番外編 21BY(裏ラベル)
この酸、このボリューム、このボディー。真向ストレート勝負の、このパワー。
燗にしても、親爺の非力ではちときつい。またしてもsakezukibitoさんに笑われる。。

【妙の華 Challenge90番外編 山廃純米山田錦90% 無濾過火入れ原酒 21BY】
・原材米:無農薬山田錦100%、精米歩合:90%、酵母:協会7号
・アルコール分:17.0%、日本酒度:+6、酸度:2.4、アミノ酸度:1.7
・上槽日:平成22年2月14日
・価格:2,520円(税込)/1.8L

合名会社 森喜酒造場】 創業明治28年(1895年)、生産石数:約200石
・所在地:〒518-0002 三重県伊賀市千歳41-2、TEL:0595-23-3040
・最寄駅:JR関西本線 佐那具駅(駅から1km弱。) ⇒ 森喜酒造の地図
(名古屋駅/名鉄バスセンター(三重交通バス)から上野産業会館前まで約90分。そこからタクシーで20分。)
・代表者兼蔵元:森喜 英樹、麹造り:森喜 るみ子(3代目の長女)
・蔵見学:あり。1週間前までに要予約。他に、蔵開き・蔵コンサートのイベントあり。

【購入したお店】 ⇒ ルナ◇テーブル島本屋ネット店


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