旨い純米酒と素晴らしい居酒屋のご紹介
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2009/08/01(土)
昔は、山間の集落(”やまあい”のしゅうらく。。 やんま ではありません。ヾ(・・ ) )は、
「里」-「里山」-「奥山(もしくは深山)」の3つから成り立っていました。

①里は、「人の暮らすところ」ですね。

里山は、里(家や田畑)に隣接する「人が立ち入っても良い領域」
ここで燃料(薪や炭の原料)や肥料(腐葉土)を調達したり、山菜やきのこ類、木の実などの栄養資源も手に入れました。建物の新増築の際には木材の供給源にもなりました。

奥山(深山)は、「人が立ち入ってはいけない領域」
幕府や藩が管理して普段は立ち入り禁止にしていたところもあるようですが、基本的には、村人が立ち入ることを自制していたと思われます。
奥深い山は、立ち入ることに危険も伴いますので戒めの気持ちもあったでしょう。あるいは信仰の対象=神の領域でもあったでしょう。
いずれにせよ、普段は立ち入りを禁じることで森を乱伐や乱獲から守り、豊かな資源を永続的に保護してきたのです。

奥山の入り口あたりは、村の生活弱者(たとえば村の母子家庭など)が優先的に食物や燃料を採取してよい地域が設けられていたころもあったようです。
そして万一の時には村全体の「御救山」となったのです。
普段は立ち入りが禁じられていても、凶作や飢饉の際には立ち入って木材を伐採したり山菜やきのこを採取することが許される山だったのです。こういう時は、幕府や藩もちゃんと許可していたようです。
奥山(深山)は、普段の生活とは表だった関係はないのですが、村の生活の一種の安全装置、今でいえば社会保障の役割もになっていたのです。

このように、山間の集落の生活や生産活動は、村に隣接する里山との結びつきだけで成り立っていたわけではなく、「奥山(深山)」というもう一つ大事なエリア・概念に支えられていたわけです。

里山が、環境保全の観点から見直されつつあり、萩乃露のような企業や都市住民も参加してその保全活動に取り組む地域が増えてきました。

そして、奥山(深山)にもほんの少しスポットがあたり始めました。
近年見つかった国有林資料が公開されたのです。林野庁が10年前に行った機構改革に伴って全国の森林管理局で見つかった江戸時代以来の資料です。
最も古いものは元禄にさかのぼり、全体で1万7500余冊とか。6月から国立公文書館で公開されています。

以上は、主に、
・6月20日(土)の日本経済新聞(夕刊)の『芸文余話』欄 と
・宮本常一の著作(本棚ひっくり返したけどタイトルを特定できず)・・・の親爺の記憶
によります。間違いがあればご指摘下さい。

里山があって深山桜という銘柄もある。奥山というお酒はないのか??


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コメント
この記事へのコメント
こんにちは~。

昔は自然の保全に繋がる決まりがあったんですね~。
山を削って切り開き、都市開発を行っている今では考えられないことです。

ちなみに「山間」という文字を見ると「やんま」としか読めなくなっていることに気づきました(笑
2009/08/01(土) 15:03 | URL | 知志 #raY.kV/U[ 編集]
知志さん
こんにちは。
親爺も、「やまあい」を漢字変換したら「山間(やんま)」が出てきてびっくりしました。
もともと、山間(やまあい)の里で醸すから山間(やんま)だったんですよね。
今では主客転倒、山間と書けば「やんま」としか読めません。。(情けない
2009/08/01(土) 17:52 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
親爺さん里山呑まれたんですね。
私はでもこのあっさりした里山よりも槽場直汲み中汲みシリーズを是非呑んでもらいたいなー。
瓶内で微発泡してる旨いやつらです。
2009/08/01(土) 20:06 | URL | 南無 #-[ 編集]
南無さま
ご無沙汰しております。ひさびさで嬉しいです。
そうですか。里山よりももっと良さげな、シリーズがあるのですか。
親爺は、萩乃露の家呑みは初めてなので。。こういう情報は嬉しいです。
瓶内で微発泡ですか。この時期、ぴったりじゃないですか!
2009/08/01(土) 21:35 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
どうしても「やんま」と読んでしまいます(笑)

ただ単に環境保全を訴えられるより、
こういう理由付け(?)されるとすぐ理解できますよね。
2009/08/01(土) 22:33 | URL | cordis #-[ 編集]
おもしろい情報ありがとうございました。
「社会の秩序」って昔と今では深さが違いますねえ。
山の神様、田の神様、火の神様、みんなどこに行ってしまったんだ~い!
2009/08/02(日) 00:16 | URL | のんべえ #-[ 編集]
cordisさん
やまあい です。
こういう理由付けされると、親爺も堂々とお酒が呑める。
なんたって、お酒を呑むことで里山の保全に協力しているのですから!
2009/08/02(日) 06:33 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
のんべえさん
このネタ、のんべえさんからしかコメントが来ないかも?(のんべえさんからは必ずコメが来るだろう!)と思っておりました。
八百萬の神々は、「千と千尋の神隠し」で一瞬世の中にお出ましになりましたが、その後どこに御隠れなってしまったのでしょうか??
2009/08/02(日) 06:38 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
おはようございます

山間=やんま×
やんまの変換はやまあいで行ってます。
山間の蔵は山と平野の境にあります。
また、紹介できたらと思ってます。

長野でも里山の荒廃が著しく、今まで無かった植物の侵入(長野の北はホップが多い)で生態系が・・・
奥山と里山の明確な境が無くなり、山菜やきのこシーズンに遭難者出たり、有害生物(熊やキイロスズメバチ)が市街地に出没したりする事態となってます。

里山手入れしないので、個人的にはマツタケ取れなくなってさみしいです。
2009/08/02(日) 06:57 | URL | 年三 #-[ 編集]
おはようございます。
年三さんのように、里山の荒廃を実際に肌感覚で感じられている方のコメントは重みがあります。
(親爺のように、文字の上だけの感覚ではない。)
日本人は所有者意識が強くなり過ぎたようです。自分のものは大事にするけど、人のものや皆のものは知ったこっちゃない。取れりゃ何でも沢山とっちゃえ。みたいな。
入り会い山や里山という共有財産を大事にする気持ちを思いださねば。
2009/08/02(日) 07:36 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
醸音-kamone-のオーナーです。
宜しくお願いします。

素晴らしい記事をありがとうございます。
滋賀は現在とても良い酒を造る土地ですよね。しかも高島の方は特に自然が沢山あり、大切にしないといけませんね。
って、1年前まで滋賀の大津で働いてましたから分かってるので。。。(^^;)

これからも旨い酒を造って頂きましょう!!
2009/08/03(月) 19:42 | URL | オーナー #.fml/kd.[ 編集]
醸音-kamone-のオーナー様
コメント頂戴しましてありがとうございます。感謝申し上げます。
滋賀の大津でお仕事されてたって、もしや酒蔵???ですか。
親爺もそちらのブログを拝見しに行かせてもらいます。
ぜひ、時々遊びに来て下さい。
2009/08/04(火) 20:17 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
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