旨い純米酒と素晴らしい居酒屋のご紹介
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2010/03/02(火)
東京スカイツリー(新東京タワー)のお膝元、曳舟の老舗居酒屋「三祐酒場」。
昭和2年(1927年)開業というから、すでに80年以上。
三祐酒場
近くの明治通りには暖簾分けした三祐酒場八広店もあり、こちらが本店といったところ。

ご覧のように、お隣の酒屋:三祐酒店が経営する酒場である。
三祐酒場1 木彫り扁額が素晴らしい。
土曜の夕方5時半、すでに1階はカウンター・テーブルとも満席で、相席をお願いしてなんとか2階のテーブル席にありついた。凄い人気だ。

1階カウンターはこんな感じ。↓ 残念ながら座れなかったけど。
三祐酒場11 (← 『東京 大人の居酒屋』 P.89 から転写。)

三祐酒場を有名にしているもの二つあり。
女性三姉妹だけで切り盛りしている酒場なのである。
三祐酒場2 (← 『散歩の達人 ザ・居酒屋グルメ』 P.24 から転写。)
板さんもいない。料理もすべておばちゃん達の丁寧な手料理だ。
相席させて頂いたご常連さんによると、左二人が血の繋がった姉妹で一階を担当し、
右の方が義理の姉妹で二階の担当だそう。ちなみに苗字は奥野木さんと言うらしい。

そして三祐酒場は、
焼酎ハイボール(酎ハイ)の発祥の店なのである。
三祐酒場6 (← 『古典酒場 昭和下町和み編』 P.23 より転写。)
奥野木姉妹の実兄(故人)が、進駐軍兵士の飲むハイボールをヒントにオリジナルの焼酎カクテルを試作したのが昭和25~27年。
そこに、三祐酒店に奉公していた天羽商店の社員が現れ、焼酎の炭酸割りを知る。
当時の焼酎は臭いもきつくクセもり、炭酸で割っただけでは旨い飲み物にならなかった。
そこで、昭和27年 天羽商店で焼酎炭酸割り用のエキスを商品化。このエキスをブレンドすることで焼酎は魔法の力を得、庶民を魅了するカクテル:焼酎ハイボールが誕生した。

こうしてできた「魔法のエキス」は、天羽商店が台東区にあったことから浅草・向島、千住界隈の大衆酒場で大ヒット。次第に荒川・葛飾・江東の下町エリア全域に広がったのだ。

今も、北千住「大橋」、立石「宇ち田゛」、四つ木「ゑびす」など、酎ハイを頼むと炭酸の他に梅割り液?ぶどう割り液?のような「謎のエキス」を加えるお店は多い。
それが「天羽のエキス」。天羽商店は天羽飲料製造と名を変え、今も台東区竜泉にある。

これが元祖 焼酎ハイボール。
三祐酒場8 (← 『古典酒場 昭和下町和み編』 P.23 より転写。)
2階で元祖 酎ハイをオーダーすると、おばちゃんがしっかり「謎のエキス」を入れていた。
謎のエキスは琥珀に色を変え、繊細な小さな泡を次々つくり、スッキリしていて旨かった。

酒屋さんがやってる飲み屋さんだから、もちろん日本酒もある。
お店のオススメは「天鷹 心」。栃木県大田原のお酒。オーガニック清酒を造る蔵だ。
三祐酒場9三祐酒場10
正一合の大きな利き猪口に注がれる。屋号だけでなく銘柄まで入った猪口が格好いい。
こんなに良いお酒が630円。良心的な値段でvery good!

満席&相席のため、これ以上写真を撮るのを遠慮した。(ホントは、呑むのが忙しくなっただけだ。)
でも、そこは下町酒場。
いつしか相席のご常連さん(親爺よりも先輩の女性3人)と楽しい身の上話に花が咲き、
肩を組んで呑み交わし、帰る頃にはファーストネームを“ちゃん”付けで呼んでいた。。

【この日の呑み食い】 義兄と二人で突入
・元祖酎ハイ×2、日本酒(天鷹心)×5、日本酒(菊正宗樽酒)×1
・煮込み、つぶ貝刺身、たこぶつ、たらこの煮付け
お通し100円。人生の大先輩と肩組んで、2人あわせて6,500円くらい?

【酒呑親爺、独断のおすすめ度】
★★★★★
刺身も美味く、煮付けも丁寧。◯◯酒場と付く飲み屋にハズレなし。
すぐ目と鼻の先に駅前再開発で大型商業施設建設中。いつまでも残って欲しい。

【お店の場所と情報】
京成曳舟駅 押上方面出口を出て、左前方にすぐ見える。
・住所:墨田区京島1-7-2、電話:03-3611-9801
・営業時間:17時~23時、定休日:日曜・祝日、第二・第三土曜

【三祐酒場が紹介されている本】
・『散歩の達人 ザ・居酒屋グルメ』 (交通新聞社)
・『古典酒場 昭和下町和み編』 (サンエイムック)
・『東京 銘酒肴酒場 古典酒場探訪ガイド』 (サンエイムック)
・吉田類 『酒場歳時記』 (生活人新書)
・太田和彦 『東京 大人の居酒屋』 (毎日新聞社)

戦災を免れたこの地域は下町情緒をたっぷり残す。昭和7年開業、結構有名?「曳舟湯」
銭湯

今や絶滅寸前?? 模型屋さん。昭和17年開業、これまた結構有名?「原模型店」。
模型店2

そしてこの日、東京スカイツリーは地上300mを超えていて、
新東京タワー2月27日 303mになりました。

長文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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コメント
この記事へのコメント
酒呑親爺さんから‘ラベルのキレイなはがし方’を伝授してもらえるって
neeneさんからの聞いて、是非伝授してもらえたらと思いますっ゚+.(めmめ)。+.゚+・

ハイボール・・・CMしてますよねぇっ!
まだ一度も呑んだ事なおいいですけどっr(^^;)
どんな感じなんでしょっ(((o(^。^")o)))ワクワク

2010/03/02(火) 09:15 | URL | you #-[ 編集]
おっ!youさんが上にいる~♪
ホント可愛いらしい文章ですね~☆

親爺殿~琥珀色の謎のエキスの正体は何ですか~?
 ↑
直球な質問(笑)
全く想像も出来ないです~(・∀・)?
2010/03/02(火) 10:08 | URL | neene #-[ 編集]
you さん、こんにちは。
ラベルの剥がし方は、入浴or熱湯です。(笑
詳しくはこちらをどうぞ。→ http://yoshiyukita.blog32.fc2.com/blog-entry-226.html

単に「ハイボール」というとウィスキーの炭酸割りを指すことが多いようです。
「下町ハイボール」とか「焼酎ハイボール」というと、焼酎の炭酸割りです。いわゆる酎ハイです。これなら、youさんも呑んだことあると思います。
昔、ウィスキーが庶民の高値の花だったころ、高価なウィスキーの代わりに安価な焼酎をベースにしたハイボールができたわけです。
2010/03/02(火) 18:35 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
天羽と書いて「あもう」と読みます。(誰からも質問がなかったので自分で書く。
エキスの正体(原料)までは存じませんが、
天羽のエキスには、「焼酎用の赤ラベル」と「ウィスキー用の黄色ラベル」があるそうです。
焼酎用の赤ラベルは梅の味:梅割りエキスです。
焼酎を炭酸で割り、そこにこの梅割りエキスを数滴たらすと下町ハイボールの出来上がりです。
この梅割りエキス、一升瓶で1,000円程度らしいですから、一般家庭で購入すると(酎ハイ一杯に数滴しか使いませんから)数年はもちそうです。(笑
2010/03/02(火) 18:39 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
1合猪口が格好よすぎる…
2010/03/02(火) 21:00 | URL | RS #UwJ9cKX2[ 編集]
東京スカイツリー完成したら、一回行って見ますかね!!
東京なんて、、修学旅行で行っただけですからね。。
2010/03/02(火) 21:04 | URL | 呑太 #-[ 編集]
かっくいーっす!名前入りがまた粋ですね。
630円、良心的~。あぁ銀座は高かった。。

ハイボール好きなんですよ。それ呑んでみたい!
2010/03/02(火) 22:15 | URL | ともにゃん #-[ 編集]
はじめまして!
過去、曳舟に住んでいたことがあり懐かしいお店だと思って拝見しました。
まぁ実際は1回しか入らなかったのですが、通勤途中にある店だったのでよく覚えます。
ブログをみてまた往きたくなりました~。
2010/03/03(水) 03:09 | URL | 亮輔 #-[ 編集]
おばちゃんの家庭料理で飲めるお店っていいですね~!
酒より米が欲しくなりそうな。

謎の液体って、スーパーとかで売ってる、大きめビンに入ってる「焼酎用梅」とか、あれに近いのでしょうか??

2010/03/03(水) 19:33 | URL | 夜中の202号室 #-[ 編集]
こんばんは~。

ご無沙汰しております。

今回の記事を見て、何となく親父殿のイメージ映像がなぎらさんみたくなってきました(笑

1合入る猪口、銘柄入りでいいですね~!
自分もこういう酒器が欲しいです・・・といってもどこに売ってたりするのか皆目検討がつきません^^;

ぽち~ん♪
2010/03/03(水) 22:23 | URL | 知志 #raY.kV/U[ 編集]
今日は残念でしたね。久しぶりにと思ったのですが。

銭湯が写ってますね、お風呂大好きの私としては、行ってみたい。
2010/03/03(水) 22:58 | URL | かわせみ #-[ 編集]
毎日、親爺殿のブログにきて
ポチポチしていくのが日課になってりる私♪うふ

それにしても親爺殿のブログは人気ですね~
2010/03/04(木) 11:02 | URL | neene #-[ 編集]
カッチョいいでしょ?
親爺もすぐに欲しくなったのですが、流石に一見さんでしたので、おねだりできませんでした。(すぐ貰いたがる大馬鹿者の親爺。。
2010/03/04(木) 17:53 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
まぁ、たぶん浅草とセットの観光コースになるのでしょうね。
親爺のようなコアな人間は少ないので、曳舟・押上あたりの下町巡りをする人はいないでしょうし、いわゆる観光向けの気の利いた店などありませんし。
東京スカイツリー来るときは、夜の部に時間があるようでしたら、居酒屋へご案内申し上げますよ。(笑
2010/03/04(木) 17:56 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
かっくいーっ でしょ?
外呑みのお酒の一合の価格は、原価(一升瓶の価格)の3/10が目安だと思ってます。
(一升:3,000円の酒なら、お店では一合:900円くらいが目安かな?と)
それ以上であれば高いと思います。
ちなみに、三祐酒場は2/10の値段で呑ませてくれるので、非常にお得です。
2010/03/04(木) 18:00 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
はじめまして。コメントをいただき、ありがとうございます。
亮輔さんのブログにもちょっとだけお邪魔させて頂きました。
(土日でもう少し、ゆっくり伺いますね。)

> 過去、曳舟に住んでいたことがあり
・・・それはいつ頃でしょう?親爺も向島3丁目に住んでおりました。
2010/03/04(木) 18:02 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
三祐の料理は、家庭料理と言っても、修行したプロの板さんが作るような本格的な味です。
お造りなんかも素晴らしかったです。
謎の液体は、
> 大きめビンに入ってる「焼酎用梅」
まさにその通りです。そいつの元祖と言うことです。
2010/03/04(木) 18:06 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
実は、なぎらさんには、呑み屋で(別のお店で)2回遭遇(見かけました)。
そんなことより、無事卒論が仕上がったようで、おめでとうございます。
また、楽しいレポをよろしくお願いします。
2010/03/04(木) 18:09 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
かわせみさん
この「曳舟湯」は、銭湯ファンには結構有名なようです。
昔の下町の銭湯らしい、小さな中庭があるお風呂屋さんです。
2010/03/04(木) 18:10 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
そうですか、毎日ホントにありがとうございます。
親爺のこの分不相応な順位は、皆様のおかげでございます。

  <(_ _)><(_ _)><(_ _)>アリガトウゴザイマス..

neeneさんのブログも、人気急上昇中ですよ~ん。
2010/03/04(木) 18:15 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
 私もこの間 作りかけツリー見てきました(別のものいったのですが) 外呑みめったにしないので早くいいお店みつけて常連さんっていわれたい そしてカネセ而今の戦い2連敗・・・あれは無理だ勝てる気がしないです ガーン _| ̄|● il||l  そしてカネセALLスターの購入にはしるのでした。
2010/03/04(木) 19:34 | URL | OIRAn #-[ 編集]
コメ<(_ _*)> アリガトォございますっ❤
バトン見ていただけたんですねっ(。・・。)ポッ

ラベルのはがし方しっかり受け継ぎましたっ♪
ドウモ*.゜。(*-ω人).゜。*アリガトゥございましたっ!

あっ!私・・・10年位前に‘純米吟醸の上善如水’のフルーティな感じの
さらさらしたお酒見付けて好きになたんですけど、邪道ですね~っr(^^;)

ランキング応援(*^^)σポチ ♪♪ 
2010/03/04(木) 20:33 | URL | you #-[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/03/04(木) 21:52 | | #[ 編集]
たしか以前の居酒屋レポの時も義兄様とご一緒だったですね。
仲の良いことで、うん、羨ましいです。
2010/03/05(金) 00:18 | URL | 青の50号 #-[ 編集]
> カネセ而今の戦い
・・・確かにあれは戦いの感がありますね。
而今を楽に入手するには、カネセさんと加桝屋さんの頒布会に参加されることです。
特に加桝屋さんはお勧めです。頒布会の商品でない而今も、メンバー優先で案内してくれますので。
2010/03/05(金) 07:04 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
10年前に「純米吟醸の上善如水のフルーティなお酒」の良さがわかっていたとは。
親爺よりもはるかに先達ですね。素晴らしいです。
マーケティングの本で読んだと思いますが、このお酒、元は違う銘柄(ぱっとしない名前のお酒)でしたが、上善如水に名前を変えた途端、売上急増したそうです。
2010/03/05(金) 07:07 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
◯◯◯7様
リンクありがとうございます!
親爺も、そちら様にもお邪魔させていただきますね。
2010/03/05(金) 07:08 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
> たしか以前の居酒屋レポの時も義兄様とご一緒だったですね。
・・・うっ!確かにその通りでございます。
仲が良いというか、、命令でございます。義兄からの出動命令。
2010/03/05(金) 07:15 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
「曳舟湯」すばらしいですね! 戦災を免れたとは! じっくり見てみたいです。もちろん日本酒も楽しんでみたい!
2010/03/06(土) 17:01 | URL | min #-[ 編集]
こんにちは。
この曳舟湯には、昔の銭湯に良くあった小さな中庭があって、(たぶん)鯉なんかも泳い出ると思います。
風呂から上がって、コーヒー牛乳買って貰って、小さな中庭の風にあたりながら牛乳飲むのが、子供の楽しみでした。
2010/03/07(日) 08:09 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
タイトルどおり曳舟在住50年弱のものでございます。楽しいレポートありがとうございます。ただ,原模型店さんって,駅前開発のあおりでなくなっちゃいんです。三祐酒場さんも一時期はどうなるか分からない,っておっしゃってましたが,さて?
ところで,吾妻橋のニシザワにはお出でになりましたか? 墨田区の酒飲み一同,試飲をしながら(気前よく試飲させてもらえるお店なんです)お待ちしております。
2010/03/17(水) 15:23 | URL | 曳舟人 #-[ 編集]
曳舟人さま
コメントありがとうございます。
ところで、お名前は、「ひきふねじん」様でしょうか?or「ひきふねびと」様でしょうか?
親爺は、曳舟(というか住所でいうと向島3丁目)に住んでおりました。
義兄の家は、もう押上に90年も住んでおります。どこかで必ずニアミスしてますね。
ニシザワさんは存じ上げておりますが、まだ親爺はお邪魔した事がありません。
ぜひ、曳舟人さまの先導でお邪魔したいものです。
2010/03/17(水) 22:17 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
酒呑親爺さま、
ふつうに「ひきふねじん」でございます。曳舟近くに私は50年ほど住んでますからええ、お義兄さまとはきっとどこかでお会いしてるでしょう。(おやじの代から寺島町住まいで、家系としてはまだ60年くらいの新参モノです。)ニシザワはどなたが行ってもご主人、奥さん、日本酒担当の息子さんがたっぷりとよい酒を試飲させてくれますよ。さて三佑さんの近くはイトーヨーカドーの鉄骨が立ち上がり、スカイツリーをおおいかくさんばかりです。
2010/03/27(土) 13:16 | URL | 曳舟人 #-[ 編集]
寺島というと東向島でしょうか。
ちなみに義兄は、押上三丁目、旧都民銀行があったところの向かい。
山口ガーデン通りのお米屋さんでした。(←凄いローカルな話で・・・
2010/03/28(日) 08:18 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
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