旨い純米酒と素晴らしい居酒屋のご紹介
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2010/04/09(金)
これが最終章となるのか?
親爺が敬愛してやまない太田和彦氏の居酒屋紀行文。
居酒屋百名山2 またしても「太田本」である。(笑
しかし、これはガイドブックではない。立派な文学です。(← ここ、力入ってます。
文中には、写真はおろか挿絵もない。僅かにカバーと帯に、著者自らの装画があるのみ。

まさに文章だけで勝負している。
そこで紹介されるのは、太田教信者ならお馴染み、全国各地の「太田の店」。
居酒屋百名山3
北は北海道から、南は鹿児島/奄美、沖縄/宮古・石垣の島まで全国フルカバー。
居酒屋百名山4
著者は言う。「居酒屋の魅力は酒や肴のみでは語れない。それは、主人、おかみ、常連たちの人柄が醸し出す居心地の魅力だろう。古い居酒屋には長年かけて店と客の作り上げてきた独特の空気、流儀、個性があり、町の人の居場所として必要な存在になる。レストランは腹を満たす所だが、居酒屋は心を満たす所だ。」と。

そして、「やがて見えてきたのは居酒屋と風土の関連だ。食材や料理はもちろんだが、気候風土のみならず、日本におけるその町の歴史的位置、歴史が生み出した人の気質も居酒屋に反映していた。」
かくして、その地の歴史やその店の成り立ち、主人や女将の人生が語られ、旨い酒・肴だけでなくその店の空気までもが描写されるのである。

  (表/京都「神馬」の外観と横須賀「銀二」の徳利に猪口。  裏/根岸「鍵屋」と焼津「寿屋」の外観)
居酒屋百名山1
その空気と著者者自身の生い立ちや歴史がオーバーラップすることもある。(一部要約)
 「生後三週間の私は混乱の引揚げ船で命が持つか危ぶまれ、父は私が死んで水葬に付すとき私を包むために新しい日の丸の旗を用意した。産み落としたばかりの子の葬式支度を母はどんな気持ちで見ていただろうか。しかし私は生きのび、長崎ではお向かいの家の方の乳をもらい命ながらえた。・・・。私が小学生の時、母の父の葬儀ではじめて長崎帰りとなった。葬儀ではあったが、母の実家親戚は遠くからの私たちを温かく迎え、子供心に人の気持ちの温かさとはこういうものかと感じたのを覚えている。」

親爺にとっては、“いい人いい酒いい肴&いい話”。
良い本です。
   太田和彦 『居酒屋百名山』(新潮社 定価:1,500円【税別】)

気になることひとつ。
あとがきに曰く、「一枚の会報から始まった「居酒屋研究」も、『ニッポン居酒屋放浪記』『太田和彦の居酒屋味酒覧』『居酒屋百名山』で、およそを終えた気持ちがある。これからは書く目的なしにのんびり、カウンターに座れると思うと心はずむ。」

・・・そんなことおっしゃらずに、これからも書いて下さい。 <(_ _)><(_ _)><(_ _)>オネガイシマス..


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コメント
この記事へのコメント
応援ぽちぽちです♪
2010/04/09(金) 10:16 | URL | BiBi #-[ 編集]
TVKだったか…イッツコムだったか…
太田さんの居酒屋番組の再放送を観てました!
本当に美味しそうにお酒を呑む人だなぁとヨダレたらしながら観てたなぁ(笑
後半になるにつれて太田さんの顔が赤くなって、TV無視の本気呑みに突入するのが可笑しかった!
2010/04/09(金) 18:41 | URL | 夜中の202号室 #-[ 編集]
>レストランは腹を満たす所だが、居酒屋は心を満たす所だ。
よい言葉ですね。
だから・・・満たされない我々は居酒屋へ行きたがる・・・。
太田さんも、自分のために居酒屋に行きたくなったのでしょう、ね。
2010/04/09(金) 21:04 | URL | 青の50号 #-[ 編集]
ご声援ありがとうございます。
でも、BiBiさんは、毎日更新されてて凄いなぁ。
2010/04/10(土) 07:49 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
BS12 Twellv でしょう。
ちょっと前まで、居酒屋百名店を放送してました。
親爺は、ほとんどすべて(90店以上)録画してありますよ。(笑
今は、BS12 Twellv では、なぎら健壱の、「ぶらり 下町の旅」とか「ちびり 立ち呑みの旅」とか夜中に放映してるようです。
2010/04/10(土) 07:54 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
青さん

> >レストランは腹を満たす所だが、居酒屋は心を満たす所だ。
・・・ここのところ、あえて色文字にしなかったのです。
誰かに気付いて欲しくてね。
早速、青様が食いついてくれて、親爺は嬉しいです。(笑
2010/04/10(土) 07:56 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
ご近所の徒歩圏内にそこそこお気に入りの地酒が頂けて、美味しい肴のある居酒屋は数軒あるのですが、おそらくこの本で紹介されているタイプの居酒屋じゃありません。

わたしも暖簾をくぐって、たわいのない会話も肴になるような居酒屋憧れます。
何も言わなくても、お酒や肴が出てくるような。
あ~~!男に生まれていたらこんなロマンも追い求めたでしょう。
ポチ☆
2010/04/11(日) 05:30 | URL | あみりん #-[ 編集]
あみりんさん
> ご近所の徒歩圏内にそこそこお気に入りの地酒が頂けて、美味しい肴のある居酒屋は数軒ある
・・・これこそが親爺の憧れ、垂涎の的です。
ご主人さまと二人で何回か顔を出せば、すぐに「あみりんの店」になると思いますよ~。
羨ましいです。
いつも、ポチ☆(←この星が、輝かしい!)ありがとうございます。
2010/04/11(日) 07:25 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]

本屋さんに行ったら探してみます~♪
手に取ってみてみたい(^_^)v


☆☆^^
2010/04/11(日) 10:24 | URL | ヨシ #JalddpaA[ 編集]
太田教の若輩者、ばるべにーです。
この百名山のうち、私が登頂したのはわずか四山ですね。

まだまだです。
じっくり全登頂を目指しますかね。
2010/04/11(日) 16:03 | URL | ばるべにー #t50BOgd.[ 編集]
ヨシさんも本が好きですか!
この本は、読書好きの方なら(たとえお酒とか居酒屋に興味がなくても)、十分に楽しめると思います。
2010/04/11(日) 18:14 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
親爺も似たようなものです。
年はとっていても若輩者です。これから頑張って巡りたいと思います。
2010/04/11(日) 18:24 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
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