旨い純米酒と素晴らしい居酒屋のご紹介
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2011/01/28(金)
中津川駅から車で30分、裏木曽は付知峡(つけちきょう)の山あいに、蔵はある。
三千櫻酒造 門
三千櫻酒造株式会社」。

水と米、山仕事・田仕事からの酒造りをモットーとするお蔵さん。
三千櫻 自社田 蔵の前に広がる自社田。
極力農薬を使わない減農薬栽培で五百万石を自家栽培

自社の裏山の湧水を仕込み水とし、
その水を守るために、植林をせず、総天然林として水源の山を維持している。
DSC_0216.jpg 蔵と裏山。ノミ太蔵さん撮影。)
蔵元は、「稲刈りの鎌とチェーンソーの扱いは、どこの蔵元にも負けません。」と胸を張る。

こちらの蔵は古い。蔵の歴史だけでなく、建造物も古い。
当代(山田耕司 蔵元兼杜氏)で5代目だそうだが、蔵の建物はゆうに築100年以上
蔵入り口と裏山 古い蔵
蔵の入り口と外観の一部。
杜氏から「親爺さん、あんまり変なところブログUPしないでよ。」と釘をさされているのだが(笑)、とてもイイ感じに思う。

中に入れば、おびただしい数の松尾様のお守りが浮かび出る。
松尾様 神賦
梁には梅宮大社のご神符も。建物の古さがかえって荘厳な雰囲気を醸しだす。

その古さゆえ、老朽化も進んでいる。 麹室の中での作業を見学させていただくと、
杜氏の向こうに、何本もの真新しい木が柱のつっかえ棒になっている。
つっかえ棒 室内温度は32℃。杜氏は裸での作業。
しばし緊張して見ていると、
「僕が中で作業をしている時にだけは、倒れないでほしいですよね。」と、杜氏の笑顔。
外側からもつっかえ棒で建物を支えているが、いつまでもつかは分からないそうだ。

三千櫻さんは、普通酒でも床麹(とここうじ)は用いずに、全て手間のかかるである。つっかえ棒と手作り道具 自前の道具(名称??)で
「うちには技術がないですから。道具も工夫しないと。」と謙遜しながら、麹を整える杜氏。
この道具をひっくり返すと、麹に筋(直線)が入れられる。

こんな感じである。
DSC_0288.jpg ノミ太蔵さん撮影。)
この上に布団をかけるようにカバーをする。空気の層を作り、湿度と温度変化を和らげる。
写真にはないが、作業台と箱の間に楔(くさび)を差し込んで、そこにも空間を作る。
この楔(くさび)の高さを変えて、風通しを変えることで麹の温度管理をするそうだ。

でも、あら不思議。翌朝には、丸い輪の筋になってる??
輪筋 誰が、いつの間に?
ちなみに三千櫻酒造で使用する酵母は、全て14号酵母
破精(はぜ)は、突破精(つきはぜ)ではなく総破精(そうはぜ)。
総破精の方が、14号酵母との相性が良いのだとか。親爺たち素人はうなずくのみ。。

こちらが酒母室。まだ、お酒の味はしなかったですね(たしか)。
酒母室 酒母室2
このステンレス(?)のタンクというか、大きな寸胴(ずんどう)。台湾製です。
台湾だと、輸送費込みで5万円くらいの激安で買えるそうです。

建物のメンテはもちろん、酒造りの道具まで工夫して自作して、そのうえコストまで意識して海外調達。大変だ。だから、道具のメンテ所(作業場)のような一画も。
作業場 DSC_0209_20110127131134.jpg
麹室から酒母室へ行く途中に、仕込み水。(↑これもノミ太蔵さん撮影。)
かなり水流があったので、湧水が小川となったところを引き込んでいるようです。

仕込み蔵です。三千櫻さんで一番大きなタンクが900kg(だったかな?)。
DSC_0077.jpg (←これもノミ太蔵さん撮影。)
言ってみれば、すべて吟醸用の少量仕込みみたいなもんだ。

夜中に仕込み蔵に来る時は、普通酒も含めてすべてのタンクをチェックするという。
「子供だってそうでしょう?兄弟のうち誰かだけの面倒を見てたら、他の子がすねちゃうでしょ?お酒もおんなじです。みんな平等にお世話する。そうすると良いお酒になります。」

三千櫻と言えば袋吊り。搾り機は藪田(暗くて見えなかった)と小さながありました。
小さな槽は、トーヨー吟生特機シリーズ のキャスター付き手廻し式三段タイプかな。
搾るのにとても時間がかかる。(詳しい時間まで教えていただいたが失念。そろそろ試飲が気になる。)

火入れは全て瓶燗火入れ
ステンレスの水槽(プール)で60℃?65℃?(やはり試飲が気になる)で湯煎します。
冷却は、塩ビパイプに沢山の穴をあけた手作りシャワー。そのシャワー水で冷やします。
(搾り・火入れ・冷却のところ、誰も写真がない? 皆も試飲が気になってたな!?(笑 )

こうして、ようやく本日のメイン(?)の試飲にありつくわけだ。
・・・が、そこは、こちら様をご参照。→ 地酒好きの晩酌日記中津川ツアー。(やったね。

2つだけ、スペシャルなのをご紹介。
ゴールドラベル
「三千櫻ゴールドラベル 純米大吟醸 限定品 袋吊り 山田錦」。ありがたみが違うわな。
(↓この写真もノミ太蔵さん撮影のを借用。)
DSC_0102.jpg
6月に製品として市販される(かもしれない)、「三千櫻おためし 五百万石 おりがらみ」。
ガス圧は高くなかったですが、のど越し最高。乾杯酒にバッチリ。

という事で、とりあえず1日目の蔵見学は無事(?)終了。
が、親爺たちの珍道中は、2日目の酒造り体験が本番なのである。

こんなに長いのに、まだ、つづく(のかよ!?)。


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コメント
この記事へのコメント
あ。一着だw
親爺さん、いろんなとこよく見てますねぇ。袋吊もぜひ体験を。泣くぐらい手が冷たいですけどw
2011/01/28(金) 08:24 | URL | やまだ #nGe1iQs.[ 編集]
かなり分かりやすいです!
さすが親爺さん!!

でも、実際見るのと違うんでしょうね。。。見たい。
2011/01/28(金) 08:48 | URL | 日本酒ランナー #tHX44QXM[ 編集]
酒呑親父さんのブログはいつ見てもいいですね。僕の見ていなかったところがいくつもあります。神棚とか仕込み水口などですね。
僕らのときは試飲で愛山の袋絞りはなかったです。できたばかりのものかな。うらやましい。
酒造りの体験までしたのですね。どこに泊まったのですか。体験談も書いてくださいね。
2011/01/28(金) 09:59 | URL | Qchanpapa #-[ 編集]
面白い!
流れるように読んでしまう。
続きください!
2011/01/28(金) 12:12 | URL | riki #-[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011/01/28(金) 14:17 | | #[ 編集]
さすがです。 あの作業しながらの情報をここまでまとめ上げる。
 親爺さんの頭の中の小人達がうらやましい。 
うちの小人達は・・・忘れたぁ~っていうてはります。
そうそう台湾製・・いくらだっけ?って感じです。
さぁ涙がちょちょぎれるくらい冷たい袋吊へletsGo! w
2011/01/28(金) 14:30 | URL | OIRAn #-[ 編集]
日本酒の事何も知らない未熟者ですが、親父さんのブログで知らない知識をいつも教えてもらってます。
松尾様の事気になりました。機会があれば行ってみたいなぁ。
続々編も楽しみにしてます。
2011/01/28(金) 16:56 | URL | としまっちゃん #-[ 編集]
うわ~、なんと充実した内容。
復習にピッタリではありませんか。
読んでいると山田杜氏の言葉が蘇ってきますよ。スゴイな~。


スミマセン。写真は肝心なところ全然撮ってないですね。見るべきポイントが甘過ぎでした(^^;)
ヤブタは暗過ぎて写ってなかったです。
瓶燗プールのところなど完全に心ここにあらずで撮る気無しでした。
(写真のお断り、わざわざ入れていただかなくてもいいですよ)




2011/01/28(金) 20:13 | URL | ノミ太蔵 #bBmFigmc[ 編集]
う~ん、こちらのUPもまたスゴイですねぇ♪
今回のツア-(大人の体験教室?)に行かれたおじさま達の、
熱い日本酒愛を感じます!
松尾様や、杜氏の裸の作業風景。
迫力ある素敵なお写真ですね。
また続きを楽しみに待っています。
2011/01/28(金) 20:30 | URL | 粋豚(すいとん) #DF426uYg[ 編集]
脱帽です・・・!
さすが親爺さん。
改めて親爺さんの凄さを思い知らされました。
「詳細は・・・」編集させて頂きます!
2011/01/28(金) 20:40 | URL | dians #lwtwWvdg[ 編集]
酒造りですね!!。
私も参加したかった・・・、ちょっと遠すぎですね。
出来上がったお酒での飲み会、是非参加したいな。
出張を作らないと。(笑
ぽち~ん。
2011/01/28(金) 22:07 | URL | RYO #YrGnQh/o[ 編集]
もはや見事しか言いようがありません。
素晴らしい記事です。
こんな楽しい会に参加できなかったことが,本当に残念です。
そろそろ呑みたいですね。
なかなか東京に行く機会がありません。
仕事もプライベートも。
2011/01/28(金) 22:09 | URL | 星矢馬鹿酒 #Y17400wE[ 編集]
親爺様、こんなに詳しく記録していたとは、脱帽です。
瓶燗器、中はバリバリ凍っていましたね。
呑めないので良く見てきました。
カメラがなく写真がありませんが。
2011/01/28(金) 23:06 | URL | 年三 #-[ 編集]
一番乗り、ありがとうございます。
ちまた(ブロガーさん仲間)では、袋吊り体験、、マジに話が進みそうな気配プンプンです。
2011/01/29(土) 08:52 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
見るのと聞くのは、大違い。百聞は一見に如かず。です。
袋吊り、頑張って下さい。(笑
2011/01/29(土) 08:53 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
団体の観光客相手の蔵見学以外、まともな蔵見学は初めてでしたので、どの辺を見ればよいのか?ポイントも分からず、、めったやたらのシャッターと記事でございます。

でも、Qchanpapaさんにお褒めいただけるとは。。うれしいです。
これで、親爺のブログにも“ハク”がつきました。ありがとございます。
2011/01/29(土) 08:56 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
続き、、頑張ってます。
袋吊りは、rikiさんの出番です。(笑
2011/01/29(土) 08:57 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
sakezukibitoさん

親爺も、サントス君には今週は一度も会ってません。
来週、連絡取れたら確認しておきますね。
2011/01/29(土) 08:58 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
袋吊りは、OIRAnさんはすでにメンバーに入っております。
じろにゃんさんもご夫婦で参戦表明のようです。
親爺は、時期によります。(日本にいられるか??心配です。
2011/01/29(土) 08:59 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
同じ埼玉じゃないですか!
いつでも一緒に呑めそうです。(笑
浦和の「さなぶり」さんなんてどうですか?
2011/01/29(土) 09:08 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
ブログ師匠に、過分のお褒めをいただき、誠にありがとうございます。

自分の写真だけでやろうと思ったのですが、仕込み蔵とか、仕込み水のところとか、ブレブレで使い物にならず、、無断で使用させていただきました。
続編は、極力、自分の写真だけで頑張ってみます。。(笑
2011/01/29(土) 09:10 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
袋吊りは、力仕事のようです。
粋豚さんのパワーが必要かと。。(笑
2011/01/29(土) 09:11 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
> 「詳細は・・・」編集させて頂きます!
・・・なんだか、ちょっと怖い。。
2011/01/29(土) 09:12 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
RYOさん

この日の造りとは別に、「三千櫻 花あかり」というお酒が、お花見の頃に出るようです。
年三さん企画、親爺ネーミング、sakezukibitoさんラベルデザインです。
お楽しみにー です。
2011/01/29(土) 09:14 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
先生は、褒めるのが上手だからな。褒めて伸ばす・・・みたいな。
馬鹿酒さんがいなかったから、遭難事件では、お酒の弱い親爺まで駆り出されましたよ。(笑
2011/01/29(土) 09:15 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
年三さんがカメラ忘れなければ、搾り機と瓶燗プールの写真があったのになー。
これでは、画竜点睛を欠く ですよ。(自分で言ったらダメか。
2011/01/29(土) 09:17 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
凄い!流石です。
メモなんて何もとってみえなかったのに、これほどの・・・、これはもはや「ルポ」ですよ。
参りました。
次回が楽しみだぁ!
2011/01/29(土) 23:15 | URL | 青の50号 #-[ 編集]
青の50号さん

メモ取ってなかったですねぇ。誰もメモ取ってなかった。ちょっと失礼だったか??
デジカメの写真の順番と時刻が、良い手掛かりになりました。

2011/01/30(日) 08:01 | URL | 酒呑親爺 #-[ 編集]
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